「そうだったのか!」 知れば「なるほど!」、知っ得情報
その⑫
日本のペット事情のコト 知っ得‼
井上智之

えっ、ペットも?!
人と同じように、
海でお別れできるの!!

  • イメージ イメージ 愛くるしいペットの表情、仕草に癒される日々

一緒に暮らし気持ちを通わせるほどに、ペットはかけがえのない家族の一員になっていきます。爬虫類だって猛獣だって、飼い主の皆さまにとっては目に入れても痛くない我が子。そこで今回の「知っ得」は、ペットに寄り添った愛情の注ぎ方です。

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海外に学ぶ、ペットへの思いやりのカタチ

犬や猫の販売規制が強化されたり、マイクロチップ装着などの義務化が決まったとはいえ、海外に目を向ければ、まだまだ日本は遅れているのかも知れません。たとえばイギリスでは、リードを付けてさえいれば犬は無料で電車やバスに同乗可能。アメリカでは、犬をシートベルトやリードで座席に固定し安全性を確保する動きが活発化しています。また、ドイツでは犬小屋につながれた状態で飼育するなど、犬をリードにつなぎっぱなしにするのはご法度。イタリアのトリノでは、1日3回以上の散歩が条例化されています。

猫への思いやりも相当なもの。スイスでは、1匹で飼われている場合、毎日、人と接したりほかの猫が目に入ったりするような機会を設けることが必要で、自由に出入りできるように特製の梯子を外壁に設置したアパートも見受けられます。またモルモットやウサギなど仲間と暮らすのが自然な動物については、複数で飼わなければいけないそうです。ペットの気持ちに寄り添った対応に、思わず考えさせられますね。

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「いつも一緒に」という想いを叶えるために

猫はちょっとクールですが、犬は寂しがり屋。あなたの帰宅を待ちわびていたように、一目散に飛びついてきたり頬をなめまわしたり。そんな気持ちを思いやってか、ドイツでは犬を8時間以上、家のなかに放置してはいけないと法制化されています。

ひと時も離れたくないという想いは、飼い主も同じ。その解決策として、近年では日本でもペット同伴可のカフェやレストラン、旅館・ホテルなどが増えているのでぜひご利用を。ドッグランなどを併設した宿泊施設もあるので、ペットとともに旅の思い出を紡ぐことができるでしょう。

では、長期の海外赴任時にはどうすればいいのでしょう。連れて行ける動物の種類に条件があることに加えて事前手続きや検疫などが必要ですので、訪れる国の大使館のホームページで確認しましょう。

  • イメージ イメージ ペットは暮らしのパートナー。だからこそ、いつも一緒に
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「ありがとう!」の想いを海で伝えたい

ペットフード協会が発表した調査(令和2年)によると、平均寿命は犬で約14.5歳、猫で約15.5歳だそうです。ペットの方が飼い主よりも寿命が短いという事実は、残念ながら覆すことはできません。

そして考えたくもないことですが、いつか来るであろうお別れの時も感謝の想いとともに弔ってあげたいもの。ある調査では、70%以上の飼い主がペットの散骨を検討しているそうです。樹木葬となると、場所の制限などで諦めている方も。そんななか、注目されているのが海での供養です。

  • イメージ イメージ 「ありがとう」の想いとともに、海洋セレモニー

三越伊勢丹ニッコウトラベルでは、ペット好きなお客さまの想いにお応えして、ペットの「シー・セレモニー」を承っています。東京や横浜、葉山などの桟橋を船で出発し、愛するペットの遺骨とともに東京湾や相模湾の沖合へ。散骨が可能な海域に到着したら、花びら、献酒とともに最後のお別れとなります。愛するペットは、母なる海へと安らかに旅立っていきます。

供養後は、しっとりと回想に浸りながらのクルージングのひと時も。たとえば、東京ではお台場・レインボーブリッジ周辺を、横浜では赤レンガ・大桟橋・みなとみらいエリア、葉山からは三浦半島や江の島などを周遊。船客保険などを含む手厚い保険、散骨コンシェルジュのサービスに加え、お別れ後もペットと一緒にいたいというお気持ちの方も多いことから、ご要望に応じて「メモリーペンダント」などもご用意しています。どうぞ、お気軽にお問合せください。

  • イメージ 楽しかった日々を回想しながらクルージングのひと時を
  • イメージ オプションの「メモリーペンダント」があれば、いつも一緒にいるような気持ちに
ロシアのニャンちゃん事情、知っ得!!
エルミタージュ美術館に猫?

愛猫家が多い国の1つがロシア。グレーの毛並みと宝石のような瞳が麗しい、ロシアンブルーの原産国といわれています。それを象徴するかのようなエピソードが、エルミタージュ美術館の地下に住む猫たち。発端は、ロシア帝国の女帝エリザベータが絵画コレクションをネズミから守るために、猫を宮殿に置くよう命じたからだとか。