瀧石 博史 たきいし ひろふみ 添乗員のはなし
Vol.17
日本
文=吉田千尋
まるで南仏リゾート!?優雅な三浦半島沖クルーズの

物語の主人公になれる 「憧の旅」で特別な体験

これは、地中海クルーズ? あの海岸は、コートダジュール? 決して大げさではなく、そんなふうに感じてしまうほどのまぶしい風景が広がります。リビエラ逗子マリーナから大型のヨットに乗り、5月の爽やかな風を感じながらのクルージング。「日本じゃないみたい」というお客さまのお声も聞こえてくる、とても優雅なひと時です。

三越伊勢丹ニッコウトラベルの旅ブランドの1つ「憧(しょう)の旅」としてお届けした、今回のツアー。まるで物語の主人公のような気分を味わっていただける、とびきりの感動体験が詰まった2日間の旅です。

ご宿泊は、リビエラ逗子マリーナの一角に佇む、全11室オールスイートの「マリブホテル」。1日目のディナーはマリーナに停泊した船上でお召しあがりいただく予定でしたが、あいにく波が高く、翌日のランチクルーズへ変更。この日はレストランで夕日が見えるお席をご用意し、移り変わる空の彩りを堪能していただきました。

  • イメージ イメージ マリブホテルから夕日を望むひと時

船上でランチタイム ヨットの操縦にも挑戦

そして、青空が広がった翌日。いよいよクルージングへと出発です。そこには、神奈川育ちの私でも新鮮な感動を覚える景色が待っていました。幼少の頃から釣りなどで何度も訪れていた三浦半島が、船上から見るとまったく違う場所に見えます。「南仏リゾートに似ている」と聞いていたのですが、さまざまな海外ツアーに添乗してきた私も、そのとおりだと驚きました。

お客さまには、ヨットの舵を握っていただく特別なひと時も。「船の操縦に憧れていたけれど、今日、それが叶うなんて!」と、大いに感動してくださいました。静かな小網代湾で停泊し、シェフが船上でふるまったランチも大好評でした。

お天気で予定を変更はしましたが、「憧の旅」らしさあふれる時間をお届けできたと思います。喜んでくださった皆さまの笑顔に、お土産もいらないほど心満たされた「みやげばなし」でした。

  • イメージ イメージ 広々とした「カタマランヨット」で快適なクルージング