その⑯ 添乗中のハプニングから心温まるエピソードまで
富士を眺め過ごす
「日本平ホテル」と箱根の
名宿「富士屋ホテル」 3日間
2021年11月催行
武智 義寛 たけち よしひろ 添乗員 文=小野瀬宏子
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「日本一」は、 すごかった!

晴天に恵まれて 富士山の絶景三昧

今回ご紹介する大阪発のツアーは大変人気で、販売開始の早い時期にご予約がいっぱいに。出発の1週間ほど前から天気予報を毎日確認していました。なぜなら、関東在住の方々と比べ、関西にお住まいのお客さまは実際に富士山を見る機会がそう多くありませんので、この旅では美しい富士山を存分に楽しんでいただきたい! と熱望したからです。

幸いにも、出発当日から快晴。静岡駅に到着し、まずは旧マッケンジー住宅へ向かいました。海岸沿いに立つ白壁の洋館からは駿河湾を望み、その先には待望の富士山の姿も。この時点でお客さまから「わあ!」と歓声があがりました。次に清水港からの遊覧クルーズでは、三保松原と富士山という名画のような風景を堪能。その後、1日目の宿泊先「日本平ホテル」に到着しました。標高約300メートルの高台に立つこのホテルからの眺めは、まさに圧巻。客室からも富士山を正面に望み、皆さま興奮冷めやらず。「武智さん、お部屋に入って富士山を見て!」とお声を掛けてくださるお客さまもいらっしゃいました。夕焼けや朝焼けに染められた富士の美景を満喫できるのは、ここに宿泊してこそ楽しめる贅沢なひと時。私自身も心から感動したのでした。

  • イメージ イメージ 日本平ホテルから富士山を一望
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目でも脚でも 箱根の歴史を体感?!

翌日は、日本平夢テラスやポーラ美術館を見学し、昼食のうなぎに舌鼓。そして、この日の宿泊は創業140年を超える「富士屋ホテル」です。クラシカルな館内は風格漂う空間。伝統のフランス料理の夕食も大変ご好評いただきました。

その後、お客さまがお休みになってから、駅伝で知られる箱根の山道を少しだけ走ってみることに。坂道の高低差が大きく、上りは心臓のドキドキも上昇、下りは転げ落ちるよう。日本一を目指す駅伝ランナーはすごい! と改めて思った体験でした。今度はぜひ、家族旅行で日本平ホテルからの絶景と箱根の山道ランニングを楽しみたいと思います(笑)。