色とりどりに染まった河畔の山々やぶどう畑。中世の趣きあふれる街は、この季節ならではの落ち着いた雰囲気に。セレナーデ号ではゆったりとしたリバークルーズと 充実の寄港地観光を存分にお楽しみいただけます。
今秋は昨年よりも多くのご出発日を設け、さらにすべてのコースで 芸術の秋にふさわしい音楽の魅力を体感できる 名門ウィーン・フィルメンバーによる船内コンサートや 教会でのパイプオルガンコンサートといった新たなお楽しみも企画しています。
観光や時期、スペシャルな音楽体験、あなたにぴったりな秋のセレナーデ時間をどうぞお選びください。
秋のセレナーデ時間の幕開けはドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリーをめぐるドナウ河の船旅。見どころ多彩な人気のコースを、この秋はさらにお好みの時期でお選びいただけるよう、10月初旬から末までの間に合計4つのご出発日をご用意しました。
“母なる大河”のハイライトの1つ、バッハウ渓谷クルーズでは美しく染まった木々と、古城や昔ながらの街並みとが調和した、この季節ならではの風景を船上からゆったりとお楽しみいただけます。渓谷沿いの小さな街、デュルンシュタインでは旧市街を散策。ロマンティックな雰囲気が漂う石畳の街を歩いているだけで、タイムスリップしたような気分を味わえるでしょう。
ドナウを代表する美都、ウィーンでも観光を満喫。「シュテッフル」という愛称で市民から親しまれているシュテファン大聖堂は、モザイク画のような屋根瓦の装飾が見事です。また、ハプスブルク家が600年以上にわたり居住してきた王宮やシェーンブルン宮殿など、歴史的建造物も見応えがあります。こうした街の魅力をご堪能いただけるよう、セレナーデ号の寄港地観光は、豊富な見どころをじっくりとめぐる「しっかり観光」、ミニトレインなども利用しながら、お体に負担をかけることなく楽しめる「ゆったり観光」をご用意。観光内容やお客さまのご体調に合わせてお選びいただけます。
スロバキアの首都、ブラチスラバもまた、中世の面影が今も残る街。丘の上に建つブラチスラバ城は四隅の塔が特徴的です。さらに船旅は“ドナウの曲がり角”があるエステルゴムやヴィシェグラードでの観光に続いて、ブダペストへ。マーチャーシュ教会や英雄広場など見どころも満載です。
なかでもこの地でのお楽しみは夜景クルーズ。黄金色の灯りに橋や建物が照らされ、闇に浮かびあがるよう。幻想的な光景は街並みの美しさを一段と際立たせます。船から眺める壮麗な夜景は、見ている者も光に包まれるようで迫力たっぷり。はじめてご覧になるお客さまはもちろん、「何度見ても、また見たくなる!」というお声も大変多く、忘れられない体験になるはずです。
芸術の秋にふさわしく、各コースで音楽企画を特別にご用意。1つ目はリンツ旧大聖堂でのパイプオルガンコンサートです。オーストリア出身の音楽家・ブルックナーはこの大聖堂のオルガニストを長年務めたことでも知られ、今年は生誕200周年を迎えます。これを記念して世界で唯一現存する、ブルックナーが演奏していたというパイプオルガンを使って、ご乗船の皆さまだけの貸切りコンサートをお楽しみいただきます。時代が移り変わっても、人々の心に届く感動は変わらない。そんな思いもこみ上げてくるような歴史ある音色をご堪能ください。
そして2つ目の特別企画は、「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」のメンバーによる四重奏の船内コンサート。小さな空間で、約1時間をかけて世界トップレベルの音楽家たちがセレナーデ号のお客さまのためだけに演奏する、とても贅沢な体験です。音楽の都らしい2つのコンサートで、魅力あふれる音色に酔いしれてみませんか。