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波乱の歴史を今に伝える イタリア・トリエステ

南ヨーロッパ:イタリア

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 イタリア北東端の港町トリエステは、アドリア海に突き出したイストラ半島の付け根にあります。といっても、クロアチアとスロベニアがほぼ全域を占めるこの半島にあって、イタリアの領土は、舌の先を伸ばすように食い込んだ一部のみ。そしてその舌の先端付近に位置するのがトリエステです。

 「イタリアにありながら異国を生きつづけるこの町」。須賀敦子がその珠玉のエッセイ『トリエステの坂道』でこう綴ったように、この街はイタリアのなかでも異色の空気を漂わせています。それは、前述した地理的特異性により、古くからさまざまな民族が交錯した歴史と無関係ではありません。古代ローマ時代に誕生、商業都市として発展したこの街は、中世ではオーストリア・ハプスブルク家の支配下に置かれます。イタリア併合、ユーゴスラビア支配を経て再びイタリアに正式に復帰したのは1975年のことでした。

 この波乱の歴史を今に伝える街において、最も色濃く残るのがオーストリア統治時代の面影です。海に面した美しい広場を中心に、気品ある建物が並ぶ街並みは「小ウィーン」と例えられる美しさ。トリエステを重要な港町として整備することに注力したオーストリア大公妃マリア・ テレジアの功績が今に生きています。

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