[ セレナーデ時間 ]

待望の再出航!
2022年秋のセレナーデ号の船旅

添乗員座談会

そこには以前と変わらない
リバークルーズの
楽しさが待っていた!

企画=南家知文 文=小野瀬宏子
  • イメージ イメージ ドナウ河を航行するセレナーデ号とデュルンシュタインの秋景色
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昨秋、3年ぶりにセレナーデ号の船旅がついに再開。リバークルーズならではのゆったりとした贅沢な時間、今まで待ってくださっていたたくさんのお客さまを再びご案内させていただけた喜び……

添乗員・駐在員がそれぞれの船旅の思い出を自身が撮りためた写真やドローン撮影の写真とともにご紹介します。

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お客さま、船長、船のスタッフや
現地ガイドの方々、添乗員、駐在員……
みんながこの時を待ち望んでいました

まず、今回のクルーズで
特に印象に残ったことは?

南家  出航できなかった間に船員の大半が変わったため、以前と同じようなレベルのお食事をご提供できるか気がかりでした。でも、以前よりさらにおいしくなっていて、お客さまからも好評! 出航前の準備期間中、奥村さんたちが調整を重ねたのですよね。

奥村  とにかく、調理スタッフの皆さんのおかげでした。以前から勤務していた方が日本食のレシピなど細かく記録してくれていて、見事に調理してくれました。出汁の味見をした時は「すごい!」と鳥肌がたちましたね。

阿部  乗船前に訪れたチェコでは、食事の量が多めで慣れない味付けだったせいか、セレナーデ号に乗る前から「船でうどんが食べられると聞いて、すごく楽しみ!」と仰るお客さまもいらっしゃいました。また、ご飯やおかゆを添乗員がよそってお渡しするのですが、「ほっとするね」というお言葉をいただきました。日本食が船旅の合間にちょっとでも出てくると、お客さまは気持ちが落ち着かれるのかなと感じました。

  • イメージ イメージ フレンドリーな調理スタッフが食事の時間をおいしく楽しく! 和食弁当はお客さまにご好評いただきました ※撮影のため一時的にマスクを外しています

奥村 食事以外にも船員の皆さんの熱意を実感したことがありました。出航準備中は、じっくり時間をかけて掃除担当の船員が髪の毛1本すら残さない! というほど、本当に丁寧に精一杯やってくれましたね。クルーズがはじまり、ほとんどの船員が日本のお客さまをはじめてお迎えしたのですが、ニコニコと穏やかで礼儀正しく、すばらしいお客さまだというのをいつも話していたんですよね。そういうお客さまへの敬意が、期待にお応えしたいという気持ちに繋がってくれたのかなと。また、ウェルカムパーティーでは船長が「この時を待っていました。やっとお客さまを乗せて本来のセレナーデ号の姿に戻ったことがすごくうれしいです」と思いを込めてごあいさつされたのが印象的でした。お客さまをようやくお迎えできた喜びにあふれていました。

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皆さんがセレナーデ号の再開を
待っていたんですね。

加藤 現地ガイドの方々も「待っていたよ」と。久しぶりに日本のお客さまとお話できてうれしいと言ってくれるガイドさんが多くて。お世辞ではなくて本心だろうなと感じました。少しでも時間が空くと「予定外だけれど、こっちにも行ってみよう!」と限られた時間で楽しませようとしてくれているのが伝わってきました。

  • イメージ イメージ ハロウィンの飾りで船内も秋の雰囲気に
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彩り美しい黄葉、のどかな街でのそぞろ歩き、
船旅のお仲間との和やかなひと時。
ずっと会いたかったシーンが、再び目の前に

クルーズ中の見どころやお客さまのご様子はいかがでしたか?

加藤 ドナウ河の船旅では、ハイライトのバッハウ渓谷クルーズが本当にきれいでした。ぶどう畑の黄葉も見頃で、天候もすごく良く思ったより温暖でした。

南家 これまでライン古城渓谷クルーズの際は、ある程度、見どころを過ぎると客室に戻られるお客さまも多かったのですが、今回は最後までしっかり見る! という感じでデッキに残るお客さまもいらっしゃいました。

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  • イメージ イメージ 好天に恵まれたバッハウ渓谷クルーズ。どこまでも続く黄葉は必見
  • イメージ 神秘的に輝くブダペストの夜景。その美しさは忘れられません!
  • イメージ 河の流れとともに変化していく風景は船旅ならではの魅力です

坂口 ゆったり度3の旅にご参加のお客さまも観光への意欲が強かったように感じました。車椅子を使いながらも、見られるものを全部見たい! というお客さまが多かったです。

奥村 船が立ち寄った港で周辺を散歩できる時間がたびたびあるのですが、そういう時にほとんどのお客さまが自由散策を楽しまれていましたね。

  • イメージ ゆったり度3の旅にご参加のお客さま。観光もご満喫いただけました
  • イメージ デュルンシュタインでの街歩き。添乗員の黄色いジャンパーは見つけやすい!
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今回、初乗船のお客さまが
多かったそうですが、
お客さま同士の交流はいかがでしたか?

奥村 船内で同じテーブルになったのを機に意気投合された方々、お一人でご参加のお客さまもほかの方々と自然に親しくなるなど、皆さま和気あいあいとお過ごしでした。こういった和やかな雰囲気や旅仲間との出あいこそ、セレナーデ号ならではの魅力ですね。

南家 お客さま同士はもちろん、添乗員にもお声をかけてくださったり、スケッチ画をくださる方も。とてもうれしかったです。

  • イメージ イメージ 船内のラウンジで思い思いにくつろぐお客さま
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「参加するか迷ったけれど、今までどおりに観光も楽しめるね」
というお声もたくさんいただきました

お客さまの多くが
久しぶりの海外旅行だったかと。
どのようなご感想でしたか?

阿部「3年間、待ちに待って来てみたら、観光もできるし、大変なこともないし、意外と普通だね」とお話されていたことが印象的でした。実際私も添乗してみて、何も面倒なことなく、十分に観光を楽しめると実感。セレナーデ号のツアーに行くか当初は迷っていたとか、少し自信がなかったと仰るお客さまもいらっしゃいましたが、旅の終盤には「これくらい普通に旅行できるなら、次はどこへ行きましょう?」など、皆さまで楽しそうに盛り上がっていましたよ。海外旅行のワクワク感を改めて体験していただけたと思います。

坂口 今回の旅をずっと楽しみにしていたと、出発前から何度も仰ってくださったお客さまもいらっしゃいました。ウェルカムパーティーの際、船長が登場した途端に「この時を待ってたの!」と涙を流されて…… これほど喜んでいただけるなんて、私も本当に感激しました。

  • イメージ ドナウ河沿いの街では黄葉が美しいぶどう畑のそばを散策
  • イメージ ストラスブール大聖堂は世界最大級の天文時計も見どころです

奥村 そのお客さまから、ご帰国後にお手紙をいただいたんですよ。すごく良い旅だったと。「旅行会社の大変さは十分わかっているつもりですが、そんななか頑張っていらっしゃる三越伊勢丹ニッコウトラベルの皆さまにエールを送りたい。これからも多くの旅人に夢とたくさんの思い出を与えてください」という心のこもったお言葉をいただきました。このようなお手紙をいただけて、本当にうれしかったです。

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旅の夢と思い出…… セレナーデ号が
これまでお届けしてきたものを
これからも変わらずに、
というお気持ちが伝わってきますね。

南家  まさにそのために、私たちも船長はじめ船員や、現地ガイドの方々などと力を合わせてお客さまの想いにしっかりとお応えしていきます。春のセレナーデ号の船旅にもぜひ期待していただきたいですね。多くのお客さまのご乗船を一同、心よりお待ちしております!