下園 佳愛 しもぞの かなる 添乗員のはなし
Vol.23
日本
文=吉田千尋
紅茶ソムリエに学ぶティータイム。夏の神戸の

知るほどにおいしい 紅茶の世界をたっぷりと

同じお店で、お客さまが2回、お土産選びを満喫。そんなツアーがありました。今年の夏、神戸の紅茶専門店「ラクシュミー」を訪ねた時のことです。参加されたのは、やはり紅茶好きの皆さま。世界中の茶葉が集まるお店に到着すると表情が輝き、早速お買い物を楽しまれていました。

その後は、特別プログラムの紅茶教室。併設のサロンで、紅茶ソムリエの方が茶葉の違いやおいしい淹れ方などを教えてくれます。紅茶とグレープフルーツジュースの二層に分かれたアイスティーなどをつくって味わい、スコーンをいただきながらのティータイム。質問も多く、お客さま同士の距離もグンと縮まりました。実は私も紅茶好きなので、皆さまと同じように、その世界の奥深さにすっかり魅了されました。

特別プログラム終了後、「お話を聞いたら、買いたいものが増えちゃった」という皆さまと再びお店へ。珍しい茶葉や砂糖などを熱心に選ばれている姿に、私も思わずうれしくなったひと時でした。

  • イメージ イメージ 90分間たっぷり学んで味わった紅茶教室
  • イメージ イメージ

やっぱり忘れられない 先生の華麗な姿

教室では、茶葉を使った本格的な淹れ方として、高い位置からポットにお湯を注ぐということを教わりました。ドラマなどで見たことのある仕草ですが、単なるパフォーマンスではないとのこと。お湯に空気が含まれることで茶葉が躍るように開き、よりおいしくなるそうです。先生がこの方法で淹れた紅茶と、普通に淹れたものを比べると、驚くほど違いがありました。

そうはいっても、自宅でやるとなるとなかなか難しいもの。私はお土産に買ったティーバッグの「極上はちみつ紅茶」で、気軽においしいティータイムを味わっています。甘い香りに癒され、幸せな気分……。でも実は、先生が上からサーッとお湯を注いだ華麗な姿が忘れられず、紅茶好きとしてはいつかチャレンジしてみたい! と密かに思い続けています。

  • イメージ イメージ パッケージもかわいらしい「極上はちみつ紅茶」に癒されています