[ クルーズ特集 ]

クイーン・エリザベスでめぐる
日本の春

企画=原田知美 文=吉田千尋
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格調高い女王船の非日常感と、国内旅行の気軽さ。それぞれの魅力を盛り込んだ、横浜発着の船旅をお届けします。当社国内ツアーを長年企画してきた原田知美が自信を持ってご紹介する、“知る人ぞ知る”見どころが詰まったクルーズを、ぜひお楽しみください。

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  • イメージ 華麗な社交場だった時代を今に受け継ぐ船内
  • イメージ 日替わりのコース料理など、美食も大きなお楽しみ
  • イメージ 3層吹き抜けの大ホールでショータイムを満喫
  • イメージ 心をこめた英国式のおもてなしを受け継ぐクルー
  • イメージ 上質なバスローブやアメニティで寛ぐひと時
  • イメージ ブランドショップが並ぶアーケードでお買い物
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残雪の八甲田も、花咲く長崎も列島の春をダイナミックに体感

今までさまざまな国内ツアーを企画してきましたが、皆さまをご案内したい名所はまだまだあります。今回お届けするのは、旅慣れた方にも「こんなところがあったなんて!」と新鮮な感動を覚えていただける、イチオシ“隠れ名所”を詰め込んだクルーズです。

はじめにご紹介するのは、春の彩りを楽しめる日本周遊の旅。東北から山陰、九州、中部と、南北に長い日本列島ならではの季節の移り変わりをぐるりと辿って体感していただきます。

春まだ浅い青森では、八甲田山へ。ロープウェーで山頂まで登れば、青森市街地や陸奥湾まで見渡すことができて、なんとも清々しい気分です。秋は紅葉、冬は樹氷で知られる八甲田山ですが、残雪のなかで少しずつ大地が姿を現すこの時期だけの景色も、また格別。北国らしい春の訪れを、存分に味わっていただけます。

  • イメージ 八甲田山をロープウェーで登れば山頂付近はまだ雪景色
  • イメージ 島根ではCMにも登場した急勾配の江島大橋、通称「ベタ踏み坂」も走ります
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小舟から見あげる松江城と桜 静岡では富士山との共演も

鳥取の境港からは島根に向かい、桜の花咲く松江城へ。観光の定番である天守にはあえて入城せず、風情たっぷりの遊覧船に乗っていただくのも私のこだわりです。城を囲むお堀を小舟でのんびりとめぐれば、石垣の上から桜が迎えてくれます。船頭さんの楽しいお話にも盛りあがるひと時です。

  • イメージ イメージ 国宝の松江城と桜を遊覧船から観賞します

続いて、韓国に立ち寄ります。釜山港から足を延ばし、鎮海(チネ)へ。小さな街でありながら至る所に桜の木が植えられていて、その数なんと約20万本! 街中がきれいな桜色に染まる様子に圧倒されることでしょう。

私の故郷である静岡では、とっておきの「一本桜」をご覧いただきます。源頼朝が馬をつないだと伝えられる、狩宿の下馬桜(げばざくら)です。樹齢約800年以上とされ、国内最古のヤマザクラといわれています。春爛漫のクルーズの締めくくりに、富士山と桜の見事な共演をお楽しみください。

  • イメージ 街全体が桜色に染まる韓国の鎮海(チネ)
  • イメージ 菜の花の彩りとともに春を告げる、狩宿の下馬桜
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海上を駆け抜ける爽快ドライブ「食べられる至宝」の体験も

2つ目にご紹介するのは、終日航海が合計5日間、劇場でショーを楽しんだり、ダンス教室などに参加したりと船上時間もたっぷりと満喫しながら、沖縄と台湾をめぐるクルーズです。もちろん、観光にも工夫を凝らしています。エメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がる沖縄では、本島だけでなく古宇利島(こうりじま)まで足を延ばすところがポイントです。

古宇利島はもともとアクセスが難しい離島だったのですが、2005年に古宇利大橋ができたことで、気軽に行き来しやすくなりました。全長約1,960メートル、島に向かって海の上を駆け抜けていくようなドライブは、実に気分爽快です。車窓からは、透明度が格段に違う、吸い込まれそうな海の色をご覧いただけます。

  • イメージ イメージ 沖縄本島から古宇利島へ、海上にまっすぐ伸びる橋を渡って約2キロの清々しいドライブ

沖縄本島では、広大な自然公園「ビオスの丘」へ。亜熱帯の森を湖水観賞舟でめぐり、特有の植物や小動物について船頭さんがガイドしてくれるジャングルクルーズを満喫しましょう。

台湾では故宮博物院だけでなく、敷地内のレストラン「故宮晶華」にご案内します。このお店の特長は、故宮博物院の至宝を再現した料理が味わえること。あの「肉形石」や「翠玉白菜」が、本当に食べられるひと品として目の前に現れる……。そんな貴重な体験をお楽しみいただきたいと思います。

  • イメージ 曲がりくねった湖を進みながら間近で動植物を遊覧できる、「ビオスの丘」のジャングルクルーズ
  • イメージ 圧倒的なコレクションを誇る故宮博物院を楽しんだあとは、隣接のレストランでランチタイム
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天然記念物の野生馬に出あい“仁淀ブルー”を屋形船で満喫

最後にご紹介するのは、天然記念物の野生馬を観察したり、神秘の清流を体感したりと、四国・九州で厳選した観光地をめぐるクルーズです。

宮崎の油津港からは、通常の観光コースではあまり行くことのない県の最南端、都井岬を訪れます。真っ青な日向灘と緑の草原のコントラストが鮮やかで、日本であることを忘れそうな雄大さです。ここで会えるのは、サラブレッドより小型で、ずんぐりとした姿が愛らしい「御崎馬(みさきうま)」。自然のなかで生きる、数少ない日本固有の馬の一種です。このあとは城下町の飫肥(おび)での散策もあり、1日で宮崎の自然と歴史を満喫できます。

  • イメージ イメージ 日本では数少ない野生の馬に出あえる都井岬

高知では、抜群の透明度を誇る仁淀川へ。屋形船に乗ってのんびりと、春の新緑と青い水面を楽しみます。高知といえば“最後の清流”と名高い四万十川がありますが、“仁淀ブルー”と呼ばれる仁淀川の美しさと雄大な景観も負けてはいません。心地良い春風に吹かれながら、ゆったりと流れる時間を感じてください。

高知市内では、朝のドラマで有名になった植物学者の牧野富太郎にゆかりのある牧野植物園も見学します。初夏の花々はもちろん、植物愛あふれる博士の生涯にもふれることができ、見応えたっぷりです。

  • イメージ イメージ 目の覚めるような“仁淀ブルー”と雄大な景観のなかを、風情ある屋形船でゆったりと
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迫力の5連アーチ「錦帯橋」 韓国では人気ドラマのロケ地も

広島港からは、県境を越えて岩国の錦帯橋へ。世界的にも珍しい、5つのアーチが連なる木造橋です。江戸時代のはじめ、錦川の橋がたびたび流出したため、「流されない橋を」という悲願のもとで当時の技を駆使して創設されました。その時代に思いを馳せながら橋を渡り、周辺の自然と織り成される景色を楽しみます。さらにロープウェーで、標高約200メートルにある岩国城へ。山頂駅から眺めると、5連アーチ構造の美しさをさらに実感できます。旧城下町や瀬戸内海まで広がる眺望も満喫しましょう。

終日航海を経て向かう韓国の済州島では、ドラマ『チャングムの誓い』のロケ地である城邑民俗村を訪ねるのも大きなお楽しみです。

広島や長崎など交通の便が良い街では、自由時間も設けています。行きたいところへ移動しやすいのも、国内をめぐる旅ならではの魅力。英国の優雅さと国内の気軽さ、どちらも満喫しながら、こだわりを詰め込んだ春のクルーズをご堪能ください。

  • イメージ イメージ 韓国の城邑民俗村ではドラマの世界を体感できます
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英国式お茶菓子も楽しむ
旅行説明会のお知らせ〈予約制〉
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英国製の紅茶や季節のデザートプレートをお楽しみいただきながら、船内や寄港地の様子をご覧いただける旅行説明会を開催。本年4~5月に催行されたクルーズの様子など、最新の情報をお届けします。お電話でご予約のうえご来場ください。

日 時:2024年7月31日(水) 午前10:00~

会 場:東京ステーションホテル 陽光の間

会 費:お1人さま500円(税込)

定 員:30名さま(先着順)

予約先:三越伊勢丹ニッコウトラベル

〈クルーズ旅行窓口〉03-3274-6493

会場までの交通手段、地図はこちらから!