[ クローズアップ ]

各地の個性あふれる美景を誌上決戦!

ヨーロッパ大自然選手権

企画=南家知文/大泉千晶/我満弘充/森脇潤 文=小野瀬宏子
  • イメージ イメージ

「ヨーロッパの大自然」というと、皆さまはどんな風景が浮かぶでしょう。多様な地形や気候が織り成す壮大な景観は、訪れる人々を魅了する人気の見どころばかりです。そこで今回は、各国や地域が代表選手となり、それぞれの大自然の魅力を思う存分にアピール!出場するのはスイス、イタリア、フランス、オーストリア、ノルウェー、グリーンランド。さあ、どこが栄冠に輝くのでしょうか?

  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

スイスアルプスこそ、欧州のネイチャートリップ代表格

トップバッターのスイスが、自信を持ってここに宣言します。ヨーロッパを代表する大自然、それはスイスアルプスである! まだ訪れたことがない方も「スイス」と聞けば、空に向かってそびえる山々の姿が真っ先に思い浮かぶでしょう。それもそのはず、なんと国土の約7割がアルプス山脈におおわれています。そして“アルプスの女王”とも呼ばれるのがマッターホルン。その美しい姿を存分に楽しむなら、ぜひ「3100クルムホテル・ゴルナーグラート」にご宿泊を。標高約3,100メートルに立地し、標高約4,478メートルのマッターホルンを自分の目線とほぼ同じ位置で眺めることができます。運が良ければ、夜明け前に山の先端が真っ赤に染まるモルゲンロートを目にすることも。静けさのなかの大パノラマは宿泊者だけの特権です。

  • イメージ イメージ マッターホルンを存分に満喫できる山上ホテル「3100クルムホテル・ゴルナーグラート」

さらにアイガー、メンヒ、ユングフラウのユングフラウ三山もスイス自慢の必見ポイント。人気のユングフラウ鉄道は、アイガーとメンヒの山中に掘られたトンネルを抜け、ヨーロッパで1番高い地点の鉄道駅ユングフラウヨッホ駅へ。スフィンクス展望台から望むアレッチ氷河はアルプス山脈最大規模です。また、シルトホルン展望台からも360度のパノラマで望むことができます。

  • イメージ イメージ アイガー、メンヒ、ユングフラウのユングフラウ三山を一望
  • イメージ シルトホルン展望台はスパイ映画の舞台に使われたことも
  • イメージ ピッツ・ベルニナをはじめ、雄大な山々が連なるベルニナ山群

山の風景を満喫するには「上」からだけではありません。サンモリッツからツェルマットを走る氷河特急は、パノラマ展望車両が好評です。車窓に広がる壮大な景色をゆったりと寛ぎながらお楽しみいただけます。

スイスでは、年々新しいロープウェーや展望台などがオープン。行くたびに新たな目線で眺望を満喫できます。アイガー・エクスプレスは、グリンデルワルト・ターミナル駅からアイガー・グレッチャー駅までわずか15分ほど。ワクワクの新体験をぜひ!

  • イメージ 氷河特急では、車窓に広がる景色を楽しみながらのお食事も。写真は「ゆったり度3」のスイスの旅で利用のエクセレントクラス
  • イメージ 2020年にオープンしたアイガー・エクスプレス。列車よりも北壁をより間近で望めるようになった
  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

知られざる魅力を秘めた自然豊かなエンガディン地方

エンガディン地方には、まだあまり知られていない美景エリアが南東部に広がります。森と湖、山々が絵画のように広がるサンモリッツ、自然に魅せられた画家セガンティーニが“天国の入口”と讃えたソーリオ村、馬車でゆったりとめぐるシルスマリアの谷。大自然のおおらかさが優しく心を包んでくれるよう。王道のスイス、知られざるスイス、どちらも魅力が山盛りです!

  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

モンテ・チェルビーノの風格ある表情と対面

チャオ! イタリアのすばらしい大自然をご紹介します。まず、アルプス山脈はスイスだけのものではありません!「マッターホルン」は、イタリアでは「モンテ・チェルビーノ」と呼ばれています。イタリア語で「チェルビーノ」は「鹿の角」を連想させる言葉で、尖った山頂の形が由来といわれます。イタリア側から望むモンテ・チェルビーノは、まるで大きなピラミッド!スイス側から見るのとはまったく違う印象で、堂々とした風格を感じます。1850年代に初登頂を目指した登山家の多くがイタリア側から挑戦しましたが、険しい登山路が行く手を阻んだといわれています。南側から見える力強い姿こそが、名峰の“真の表情”といえるのではないでしょうか。

  • イメージ イメージ イタリア側から望むモンテ・チェルビーノは、多くのイタリア人が愛する風景の1つ

また、アオスタ渓谷最奥の村チェルビニアは、観光客が比較的少ないため、ゆったりとお過ごしいただけます。ブルー湖では逆さに映るモンテ・チェルビーノを見るチャンスも。人混みを避け、大自然に癒される時間を存分に味わえます。

  • イメージ イメージ スイス側へ向かうロープウェーからはモンテ・チェルビーノの形が少しずつ変わって見えるのもご注目を
  • イメージ イメージ

空に向かってそびえる岩峰が見る者を圧倒するドロミテ山塊

イタリアを訪れるなら、ぜひ北東部に位置するドロミテ山塊にも足を運んでいただきたいもの。巨大な岩の塔のように、標高約3,000メートルを超える山が18峰も連なっています。神々による天地創造を思わせるような大迫力。この特異な地形は、太古の地殻変動によって隆起した珊瑚礁が氷河に削られ、さらなる浸食作用で形成されたといわれています。

荒々しい岩肌がむき出しの景観は、1度見たら忘れられないインパクト。思わず「ブラーヴォ!」と叫びたくなるかもしれません。標高約2,950メートルのポルドイ展望台から望む広大な景色や、美しい翡翠色のカレッツァ湖とのコントラストも必見。 イタリアには、地球が見せてくれる壮大なエンターテインメントが待っています!

  • イメージ イメージ “ドロミテの宝石”とも称されるカレッツア湖。水面は美しいエメラルドグリーンに輝く
  • イメージ ドロミテ西部に位置するシウジ高原は、ヨーロッパ最大級の広さ。7月には花畑が見られるかも
  • イメージ ドロミテではロープウェーで展望台へ。圧巻の風景が広がる