その⑳ 添乗中のハプニングから心温まるエピソードまで
夏の風物詩 宝徳寺風鈴まつりと
中禅寺湖を望む ザ・リッツ・
カールトン日光で寛ぐ 2日間
2022年7月催行
田辺 舞花 たなべ まいか 添乗員 文=小野瀬宏子
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私の夏の風物詩。
風鈴、豪雨、花火、快晴!

色とりどりの風鈴が揺れる 風情豊かなおまつりへ

今回のバス旅にご参加いただいたお客さまは、リピーターの方も多く和気あいあいと出発。まず訪れた宝徳寺の風鈴まつりは、境内の各所に飾られた約3,000個の風鈴が清々しい音色で出迎えてくれます。願い事を書いた短冊を好きな風鈴に付けられるので、私は「このツアーが無事に進み、皆さまにお楽しみいただけますように」と書いて願いました。バスガイドさんはてるてる坊主の形をした風鈴を購入されていました。この日は天気予報では雨でしたが、朝から晴れて気温が上昇。風鈴の音だけでは涼み足りず、かき氷を召しあがるお客さまもいらっしゃいました。

昼食を終え、バスは群馬県から栃木県へ。山を越えると一気に天候が変わり、どしゃ降りに。中禅寺湖で遊覧船に乗る頃はバケツをひっくり返したような雨でしたが、乗船中は霧がかっていたものの、男体山など湖畔の風景をご覧いただけて、安堵しながらホテルへ向かいました。

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予期せぬ花火が ディナータイムを華やかに

ザ・リッツ・カールトン日光は外資系ホテルながら“日本らしさ”にこだわっており「日光ならではの内装だね」と仰るお客さまも。到着後にホテルの方から、この日に地元のお祭りが開催されることを教えていただきました。そして、ご夕食の時間になると、なんと花火が打ちあげられて、まさにサプライズ。翌朝、お客さまが「レストランから花火が見えたの!」と喜んでお話してくださって、私もうれしくなりました。

2日目は快晴に恵まれ、丸沼高原では展望台からの美しい眺めを満喫。続いて訪れた湯滝では水しぶきが気持ち良く、リフレッシュしていただけました。前日の雨が嘘のように天候が回復したのはもしかして、てるてる坊主の風鈴のおかげ? 私が短冊に書いた願い事も叶い、思い出が盛りだくさんの旅となりました。

  • イメージ イメージ 夏らしい景色が広がる丸沼高原