その⑱ 添乗中のハプニングから心温まるエピソードまで
長崎の食と美しい多島美を満喫し
オリーブベイホテルで寛ぐ
年末年始 3日間
2021年12月催行
小坂 けいと こさか    添乗員 文=小野瀬宏子
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初!初日の出のおすそわけ

異国情緒あふれる街で 和洋折衷の年越し旅行

今回の年末年始ツアーは、この時期にしかご旅行へ行けないというお客さまが多くいらっしゃいました。旅への期待がいっぱいの皆さまとともに、初日は有田ポーセリンパークへ。敷地内に立つツヴィンガー宮殿のモデルは、アウグスト王により現在のドレスデンに建造された宮殿。王は当時、ヨーロッパ最大規模の東洋陶磁のコレクションを保有していたそうです。お客さまから「海外に来たみたい!」という声もあがりました。

宿泊先のオリーブベイホテルは目の前に海が広がります。まるで島に浮かんでいるよう。除夜の鐘の代わりに波音に耳を傾け、ゆったりと過ごす大晦日の夜。そんなひと時をお楽しみいただけたのではないでしょうか。

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新年を祝うような美しい初日の出に感激!

翌朝、ご希望のお客さまを初日の出と初詣へご案内しました。百合ヶ岳公園展望台は地元で有名な初日の出スポットで、テントを用意して待つ人たちもいたほど。丘の上に立つ塔の階段に私たちも並び、日の出を待ちます。お客さまが今までに行かれた旅の思い出などを伺いながら、約30分。いよいよ、多島美を映し出すように太陽が上ってきました! 神々しさを感じるような瞬間を私もスマートフォンで撮影。実は、私自身、初日の出を見るのがはじめてだったのです。美しい光景にお客さまはとてもお喜びでした。続いて、船の門出をお祈りする神社として知られる祐徳稲荷神社へ。私は「このツアーが皆さまにご満足いただけますように」とお祈りしました。ホテルに戻り、朝食会場でほかのお客さまに初日の出の画像を早速ご覧いただくと「きれいね!」「これを見られて満足!」と皆さまも笑顔に。旅先での初日の出体験をお客さまと共有でき、私もうれしくなりました。

この日は黒崎教会や九十九島クルーズ、翌日は大浦天主堂、グラバー園など。皆さまに長崎の魅力をご満喫いただけたのは、初詣のおかげかもしれません(笑)。

  • イメージ イメージ お客さまと一緒に見た「初・初日の出」は、忘れられない体験です