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岩瀬 いわせ 絵里 えり 記事編集を担当し、添乗員としても世界各地へ。旅先での感動体験を、お客さまと共有できることが楽しみ。将来の夢は、バーニーズ・マウンテンドッグと旅すること。
“構図”をテーマにご紹介する
シリーズの第2回目は、
「シンメトリー構図」

シンメトリーとは「対称」という意味です。対称性のある写真は安定感があり、カッコよく見えるので、シンメトリーを意識して撮影するだけで自然と見る人をひきつける写真になります。

上手に撮るコツは、きちんと水平をとることと、被写体を真正面から捉えること。きっちりとすればするほど美しい写真になりますが、厳密でなくても大丈夫です。

意識して見てみると、旅先にも、普段の生活のなかにも、左右(上下)対称になっているものが少なくないということに気づくと思います。そんな場面に出あったときは、ぜひシンメトリー構図で撮影してみてください。きっとプロが撮影したかのような写真に近づけるはずです。

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Lesson!! シンメトリー構図

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POINT 画面を鏡に映したように、上下または左右がほぼ対称になる構図。きれいに整った印象を与え、静寂感や安定感のある画面になる。大きな建築物や自然の風景などに使うと効果的な構図。

スマートフォンには、縦と横の線(グリッド)を表示できるものもある。グリッドを利用することで、簡単に水平をとり、構図の目安にすることができるので、とても便利!

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CASE STUDY!! スイスのマッターホルン

  • イメージ イメージ マッターホルンと、リッフェル湖に映ったマッターホルンを、上下対称に撮影しました。シンプルながらも、晴れ渡った空と特徴的な山の姿が際立つ1枚に。下に配置することで、背後に広がるのどかな風景と、気持ちよく散歩するカモの動きを表現しました。©️Eri Iwase
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シンメトリー構図で描かれた名画
東山魁夷『緑響く』

  • イメージ イメージ 1982(昭和57)年 長野県信濃美術館 東山魁夷館蔵
    シンメトリー構図は、写真だけでなく美術や建築の分野でも多く登場します。たとえば、現代日本画を代表する画家・東山魁夷の作品にもこの構図が用いられています。代表作の1つである『緑響く』は、蓼科高原にある御射鹿池がモチーフ。東山作品は何気ない風景のなかに日本人の自然観や自身の心情を写し取ることによって、幻想的な世界が表現されています。 魁夷は、四季の変化が美しく自然の地形の変化に富んだ長野県を、創作のインスピレーションを与えてくれる場として愛し、「作品を育ててくれた故郷」と呼びました。