私は食べ物の写真を撮ることが大好きで、美しい料理やスイーツに出あうと必ずといってよいほど写真に収めています。特にスマホ(スマートフォン)カメラの性能が格段にアップしたここ数年で、上手な写真が簡単に撮影できるようになり、スマホのメモリーはおいしい食べ物たちの思い出でいっぱいになっています。
添乗に出かけると、料理が運ばれて来るたびに写真を撮っているお客さまを目にします。ある時、お話を伺ってみると、何を食べたかの記録として撮影されているとのこと。旅の楽しみはさまざまあると思いますが、観光はもちろん、「食」も大きな楽しみの1つ。どこでどんなものを食べたか記録しておくと、あとで見返した時に旅の記憶がより鮮明になるとお話ししてくださいました。続けて、「でも、なかなか上手に撮れないんだよね…… 実物の方が写真よりずっとおいしそう」ともおっしゃっていました。
そこで今回は、素敵な料理写真を撮るコツをご紹介します!
多くのスマホカメラでは、撮影画面をタップすると、ピントをタップした場所に合わせ、背景をぼかしてくれる機能があります。これは撮影モードを選択する画面で、ポートレートやライブフォーカスなどと表示されています。これらの表示がない場合は、撮影画面で背景ぼかしアイコンをタップするとこの機能が使えることもあります。背景をぼかすことで被写体が強調され、奥行きのある印象的な写真になります。
料理写真はアングルがとても重要。撮影する食べ物によって映える角度は変わってきますが、使いやすいアングルを3つ紹介します。
テーブルについて料理を見た時の角度がだいたい斜め45°なので、いちばん自然に見える角度。食べ物の高さが表現され立体的でおいしそうな写真になる。
高さのある食べ物や料理のボリューム感を表現したい時におすすめのアングル。背景も写るので、お店の雰囲気も一緒に写真に収められる。
真上から撮ると輪郭がはっきりとする。おいしそうな写真にしたい場合は斜め
45°の方が向いているが、真上から撮ることで空間を活かして印象的な写真を撮ることができる。