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岩瀬 いわせ 絵里 えり 記事編集を担当し、添乗員としても世界各地へ。旅先での感動体験を、お客さまと共有できることが楽しみ。将来の夢は、バーニーズ・マウンテンドッグと旅すること。
今回から2回シリーズで、
「逆光の時はどうしたら
いいの?」にお答えします

私:「すばらしい景色!お天気も良いし最高ですね!」 お客さま:「ホントね! でも逆光だから写真は無理ね……」

記念撮影のお手伝いをしようとしたとき、よくこんな会話になります。逆光では被写体が暗く写ってしまうことが多いため、写真を撮るのを諦めてしまう方もいらっしゃるほど。それほど「逆光=失敗写真」というイメージがついてしまっています。しかし、逆光撮影はコツさえ掴んでしまえば、難しいものではありません。露出調整機能やフラッシュ機能などを活用したり、撮影する際の立ち位置やアングルを工夫したりするだけでも失敗は防げます。

それに加え、逆光を上手に利用できるようになると、雰囲気のある素敵な写真が撮れるようになります。「光を制する者は写真を制す」といっても過言ではありません!

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Lesson!!
逆光でもきれいに撮影する方法

  • イメージ イメージ ©️Eri Iwase
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  • イメージ イメージ ©️Eri Iwase
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HDR機能を使う

HDRというのは、露出(明るさ)を変えて撮影した複数枚の画像を合成し、より肉眼で見た状態に近い写真にしてくれる便利機能です。

使い方はとても簡単で、撮影画面に表示されるHDRをオンにするだけ。撮影画面にHDRの表示が見つからない場合はオート設定になっていることが考えられます。カメラの設定から「スマートHDR」や「自動HDR」をオフにすると撮影画面上でオンオフを切り替えられます。これはオート設定にしたままでもOKです。

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立ち位置やアングルを変えてみる

被写体と背景の位置を確認しながら、少しずつ上下左右、前後に動いてみてください。ほんの少し位置を変えるだけでも、露出はかなり変化します。少しでも被写体が明るく見える位置があれば、そこがシャッターチャンス!

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POINT

●左右に移動しながら、被写体が明るく見えるところを探す。

●腕を上げ下げしてアングルを変えてみる。

●レンズの角度を上向きや下向きに少しずつ傾けてみる。

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CASE STUDY!! みくりが池

  • イメージ イメージ 早朝のみくりが池。池の後方にそびえる立山連峰の背後から太陽が顔を出した瞬間です。濃い山のシルエットと、太陽に照らされて輝く草紅葉のコントラストが美しい1枚に。©️Eri Iwase