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岩瀬 いわせ 絵里 えり 記事編集を担当し、添乗員としても世界各地へ。旅先での感動体験を、お客さまと共有できることが楽しみ。将来の夢は、バーニーズ・マウンテンドッグと旅すること。
今回のテーマは、撮影時の“スマホの持ち⽅”について

皆さんは旅行先で写真を撮る時にスマホ(スマートフォン)のカメラ機能を使っていますか? スマホで撮影しても、なんだかイマイチ……。思ったような写真にならないという方は、持ち方が原因かもしれません。

キレイに撮影するにはブレないようしっかりと固定する必要があり、不安定な持ち方では良い写真を撮るのは難しいと思います。そこで、今回は「おすすめのスマホの持ち方」をご紹介します。

撮りたいものはさまざまあると思いますが、どんなものを撮影する時でも、スマホはしっかりと両手で持ちます。そして大切なのは、シャッターを押す瞬間に動かないようにすること。不安定な持ち方だと、この一番重要な瞬間にスマホが動いてしまうことが多く、その結果ブレた1枚になります。まずはスマホが安定する持ち方で構え、画面を動かさないように注意してみてください。そうするだけで、きっとお気に入りの写真が増えるはずです。

  • イメージ イメージ 城壁から眺めるドブロヴニクの旧市街地 ©️Eri Iwase

Lesson!! 基本の持ち方

  • イメージ イメージ <POINT> レンズに指がかからないように注意しながら、両手でしっかりと持つ。腕は曲げて体に引き付け、脇は締めてスマホが動かないようにする。
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基本の持ち方を
マスターしたらNext TRY!!

Next TRY!!① 夜景を撮ろう!

  • イメージ イメージ 幻想的な夜のコッヘム ©️Eri Iwase
  • イメージ <POINT> レンズに指がかからないように注意しながら、両手でしっかりと持つ。手すり、ベンチなどがある場合は、直接置いて固定する。掲載の写真は、橋の欄干に置いて撮影。
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Next TRY!!② セルフィーを撮ろう!

ほとんどのスマホは、液晶側にもカメラが付いています。液晶側のカメラ(インカメラ)に切り替えることで、自分で自分を撮影するセルフィー(自撮り写真)を撮ってみるのも楽しいものです。慣れるまで難しいかもしれませんが、1人の時はもちろん、家族や友人と一緒に、さらに風景まで入れて撮影することもできます。

  • イメージ イメージ スキー仲間との楽しい思い出  ©️Eri Iwase
  • イメージ <POINT> 人差し指と小指で画面を挟み、中指と薬指で背面を支える。片手持ちになるため、指でしっかりと挟み込むように固定するのがポイント。
  • イメージ <POINT> 肘を伸ばしてスマホに角度をつけると、背景に風景を入れやすくなる。
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知れば知るほど安心!意外と知らない⁉
海外旅行のスマホ術
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海外で添乗をしている際に不思議に思っていたことがあります。最新のスマホを持っているのに、年代物のコンパクトデジカメを使っているお客さまがいらっしゃることです。

ある時、スマホの方がキレイに撮れますよと声をかけたところ、「スマホは通信料が高いでしょ? うっかりインターネットを使って、高額請求がくると怖いから」とおっしゃっていました。せっかくの海外旅行なのに、よりキレイに撮影できるスマホのカメラ機能を使わないのはもったいない。

スマホの機種により設定方法が異なるため、携帯電話会社に問合せるのが確実ですが、通常はモバイルデータ通信やデータローミング設定をオフにしておけば、高額な請求が来ることはありません。通話もしない、時計やカメラ機能だけ使えればいいという場合は、機内モードにしておけば安心です。

また、スマホで写真や動画を撮っていると、バッテリーの消耗は思いのほか速いもの。

特に旅行中は撮りたいものがたくさんあって、気づいたら電池切れという事態がよく起こるため、私はいつもモバイルバッテリー(携帯型充電器)を持ち歩いています。

モバイルバッテリーは、ケーブルでつなぐだけでスマホの充電ができ、観光中や移動中にも使えてとても便利です。バッテリー容量により大きさはさまざまですが、スマホを1、2回フル充電できる程度のものであれば、小型で軽量、バッグに入れて持ち歩くにもかさばりません。思い出の瞬間を撮り逃がさないためにも、旅のお供にモバイルバッテリーを持っていくことをおすすめします。