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岩瀬 いわせ 絵里 えり 記事編集を担当し、添乗員としても世界各地へ。旅先での感動体験を、お客さまと共有できることが楽しみ。将来の夢は、バーニーズ・マウンテンドッグと旅すること。
もっと印象的な1枚に。
逆光だからこそ撮影できる
素敵な写真

逆光でもきれいに撮影する方法をご紹介するシリーズの2回目となる今回の内容は、スマートフォン(スマホ)の撮影画面上で露出(明るさ)を調整する方法やフラッシュ撮影時のポイントについてです。

露出を調整して被写体を明るく撮影することは大切ですが、明るくクリアな写真だけがよい写真というわけではありません。場面や撮りたいもの(テーマ)に合わせて明るさなどをコントロールし、同じ被写体であってもさまざまな雰囲気に写し出すことができるというところが、写真のおもしろさの1つだと思います。

作例には逆光を利用したり、露出を下げ、画面をあえて暗く調整して撮影したりするなど、逆光がつくり出す表情をテーマにした写真を掲載しました。

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Lesson!! 光の使い方

❶露出調整機能を使う

多くのスマホカメラでは、撮影画面をタップすると、ピントと明るさをタップした場所に合わせてくれます。また、タップした際に画面に表示される(太陽マーク)や【+ −】の表示を指で上下や左右に動かすと、露出を調整することができます。

この方法で露出調整ができない場合は、撮影設定から操作してみてください。【露出】【明るさ】【EV】などと表記されている項目が明るさの設定です。

露出の調整方法はどの場合も同じです。+側にすると明るく、−側にすると暗くなります。オート設定にしたままでもOKです。

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❷フラッシュを使う

フラッシュを使ってみるのも良いかもしれません。ただし、スマホのフラッシュは光量が少ないので、明るく撮影するためには注意が必要です。

POINT

●フラッシュは2〜3メートルの距離しか届かないため、被写体から離れすぎない。

●設定はAUTO(オート)ではなくON(強制発光)にする。

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CASE STUDY!!① 雨のパリ

  • イメージ イメージ 突然の通り雨に煙るパリの街。車のヘッドライトを逆光として利用し、光に照らされた雨粒を強調しました。©️Eri Iwase
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CASE STUDY!!② ケルン大聖堂

  • イメージ イメージ ほの暗い大聖堂内に鮮やかなステンドグラスの光が注ぎます。画面全体を暗く撮影することで、静寂で神聖な空気感を表現した1枚。©️Eri Iwase