スマホ(スマートフォン)には、パノラマ写真を撮影する機能が備わっているものがあることをご存じでしょうか?
私はパノラマ写真が大好きで、どこへ行っても必ずといっていいほど、このパノラマモードを使って写真を撮っています。
旅先で、「すごい風景!ぜひ写真にとっておきたい!」と思ってシャッターボタンを押してみても、撮れた写真はなんだか迫力や臨場感に欠けるということがあると思います。そんな時に本領を発揮するのが、広い範囲を1枚の写真に収められるパノラマ。特に雄大な自然風景の撮影にぴったりの方法です。目の前に広がるすばらしい風景をそのまま写真に残したい、そんな時はぜひパノラマで撮ってみてください。
でも、パノラマ撮影って難しそう……。と思う方も多いのではないでしょうか?確かに普通の静止画とは撮影方法が異なるため、慣れるまで少し時間がかかりますが、簡単なコツさえ掴んでしまえば大丈夫!
仕上がった写真はもちろん、撮影することも楽しいパノラマの世界をご紹介します。
イタリア領の最南端にあるランペドゥーザ島にて、クルーズ船から撮影した1枚。コバルトブルーの海でバカンスを楽しむ人々の風景です。そびえ立つ岸壁を中心においてパノラマ撮影すると、海の広がりと岸壁の奥行きが強調されたダイナミックな写真になりました。
北イタリアの山岳地帯、ドロミテのガルデナ峠で撮影した1枚。雨が上がり、雲の切れ間から太陽の光が差し込み、渓谷を照らし出した場面です。パノラマのワイドな画角を生かし、連なる山塊と視界いっぱいに広がる草原を余すことなく写真に収めました。
パリの近代美術館ポンピドゥー・センターで撮影した1枚。通常撮影モードでは入りきらない窓一面のアートを、パノラマ写真1枚に収めました。建物や室内でパノラマ撮影をしてみると、目で見た風景とは違った印象になり、それもまた楽しいものです。