[ クルーズ特集② ]

今、新たに紡がれる洋上物語

ラグジュアリー客船で
麗しきクルーズライフ

企画=内島雄貴/加藤のどか 文=吉田千尋
  • イメージ イメージ

ローマの港で待つ華麗な客船。そのなかに迎え入れられた瞬間、 誰もが胸の高鳴りを抑えられないことでしょう。 ハイクラスな船旅のなかでも、特に贅を極めた2つのブランド 「リージェント・セブンシーズ・クルーズ」と「クリスタル・クルーズ」。 世界が待ち焦がれていたラグジュアリーな客船も続々と運航を再開し、注目を集めるなか、 三越伊勢丹ニッコウトラベルならではの麗しきクルーズ体験をお贈りします。

  • イメージ イメージ 豪華なだけでなく、すべてのスペースにゆったりとした開放感があふれる「セブンシーズ・スプレンダー」
  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

まばゆいほどの煌めきと開放感に包まれて

30年以上にわたり、世界を魅了し続けているクルーズ会社「リージェント ・セブンシーズ・クルーズ」。その歴史のなかで特に傑作との呼び声高い新造船が、2020年にデビューした「セブンシーズ・スプレンダー」です。

一歩足を踏み入れた瞬間、目の前に広がる華やかな世界に目を奪われます。フロアから天井、階段の手すりに至るまで大理石やチーク材などがふんだんに使われ、船そのものがまさに芸術品。“洋上の宮殿”と称される贅沢な空間を歩けば、そこには500を超えるシャンデリアが煌めきます。

  • イメージ イメージ 予約不要で、朝食からディナーまで好きな時間に美味を堪能できるメインダイニング「コンパスローズ」
  • イメージ アトリウムなどすべての空間に、上質感が満ちあふれる
  • イメージ 豪華なショーが繰り広げられる2層吹き抜けの コンスティテューションシアター

どこまでも豊かな気持ちに包まれる船内を、驚くほどの開放感とともに満喫できるのも大きな魅力です。約5.5トンの客船に対して、乗客定員はわずか746名。1人当たりの空間が格段に広いので、船内で混みあうこともほとんどなく、優雅なクルーズライフを心ゆくまで味わうことができます。お食事は、お好きな時間にお好きな席で楽しんでいただけるオープンシーティング制。しかもオールインクルーシブで、メインダイニングやビュッフェレストランのほか、フランス料理やアジア料理などのスペシャリティー・レストランが追加代金不要でご利用いただけます。

ゆとりあるスペース、そして自由で気軽なスタイルで、自慢の美食を堪能しましょう。

  • イメージ イメージ

ディナータイムも正装不要 心から寛げるクルーズを

限りなくラグジュアリーを追い求めた「セブンシーズ・スプレンダー」は、客室の広さも群を抜いています。全室スイートルームでバルコニー付き、今回利用する客室で最もコンパクトな「デラックス・ベランダ・スイート」でも、約28平方メートル。「ペントハウス・スイート」では約52平方メートルと、“洋上の邸宅”と呼ぶにふさわしい、ゆったりとした空間を誇ります。優美なインテリアのなかで寛ぎ、時にはバルコニーで紺碧のエーゲ海を眺めながらグラスを傾けるのも、クルーズならではのお楽しみです。

華やかでありながらリラックスできるのは、客室だけではありません。夜のドレスコードはエレガントカジュアルで、正装は不要です。ダイニングやラウンジ、シアターなどのパブリックスペースでも気楽な装いでお過ごしいただけます。クラシックな正装が必須という豪華客船のイメージを覆す、肩肘張らないクルーズを満喫していただけることでしょう。

  • イメージ ビュッフェレストラン「ラ・ベランダ」の 屋外デッキで楽しむランチも格別
  • イメージ 全室がスイートルーム、プライベートバルコニー付き (客室一例:デラックス・ベランダ・スイート)
  • イメージ イメージ アートのような食事と、心満たすホスピタリティをカジュアルなスタイルで
  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

地中海とエーゲ海を 一度でめぐる希少な航路

今回の旅では、7泊8日という比較的コンパクトな日程にもかかわらず、地中海とエーゲ海の両方をお楽しみいただけます。世界中の客船が集まるこのエリアではどちらかの海域だけをめぐるコースが主流ですが、この旅では地中海からエーゲ海へと移動しながら、人気の高い寄港地を効率良くクルーズできる数少ない片道航路を選びました。

映画の舞台として知られるシチリア、白い街並みが輝くサントリーニ、ミコノス。世界が憧れる客船で魅惑の3島を訪れる、映画のワンシーンのように優雅な旅をぜひご堪能ください。

  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

大規模なリニューアルで 全客室が海側、より快適に

世界屈指の豪華客船ブランドとして知られ、特に日本では多くのファンを持つ「クリスタル・クルーズ」。1980年代に設立されてから、数々の上質な旅を世に送り出してきました。長く愛され続ける名船の1つが、1995年に就航した「クリスタル・シンフォニー」です。その優美な佇まいのなかで過ごした思い出を胸に刻む方も、少なくないことでしょう。

華やかな歴史を重ねてきたその姿が約5年にわたる大規模な改装を経て、2023年9月に運航を再開。さらに洗練され、世界中のファンを沸かせています。客室は数が絞られ、より広々とした空間となり、全室が海側にアップグレード。ゆったりと寛げる室内で、光あふれるオーシャンビューを楽しむ時間は格別です。

豪華さだけでなく、折り目正しい和やかなおもてなしでも人気を博すクリスタルブランドですが、この船ではさらに磨き抜かれたホスピタリティが話題となっています。以前は848人だった乗客定員数が606人に抑えられ、乗組員数との比率がほぼ一対一に。しかも全室バトラー付きという1人ひとりに寄り添うきめ細かなサービスが、期待をはるかに超える船上体験をもたらしてくれます。

  • イメージ 高級感がありながら、優しい彩りに心やすらぐアトリウム
  • イメージ 全室が海側、バトラー付きでより快適に (客室一例:アクアマリン・ベランダ・スイート)
  • イメージ イメージ

大人気「ウミウマ」の復活 心満たす多彩なダイニング

贅沢な美味を堪能できるダイニングも、さらに充実しています。

リニューアル前は2回の入れ替え制だったメインダイニングでのディナーが、予約不要でいつでも利用できる完全オープンシーティングに。お好きな時間にゆったりと、モダンなひと皿に仕上げた各国の伝統料理を堪能できます。屋外席もある開放的なビュッフェレストランで、心地良い海風に吹かれながら遅めの朝食やランチを味わうのもおすすめです。

  • イメージ イメージ 松久信幸さん監修のダイニング「ウミウマ」では、日本とペルーの美味が融合した一皿を堪能できる。

旧来の魅力も受け継がれ、最も人気のあるレストランの1つ「ウミウマ」が復活。日本料理とペルー料理が出あうことで生まれた革新的な味わいは、世界的なシェフ松久信幸さん監修によるもので、今も多くの人の心をつかんで離しません。旅のひと時をより一層鮮やかに彩るこだわりの美味を、ぜひお楽しみください。

  • イメージ イメージ 時間を選ばずいつでも利用できる メインダイニング「ウォーターサイド」
  • イメージ 各国の料理がカジュアルに楽しめる、 モダンな「テイスト キッチン&バー」
  • イメージ シックで落ち着いた空間が広がる カフェ「ビストロ」で、優雅なひと時を
  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

壮大な歴史ドラマの舞台へ 下船後は名門ホテルに滞在

航行ルートは、イタリア半島を挟んだ地中海からアドリア海。このエリアは、幾多の勢力が覇権を争った歴史の舞台でもあります。ギリシア・ローマ時代の栄華にふれるナポリ、城壁に囲まれた要塞都市コトル、「アドリア海の真珠」と称される美しい古都ドブロヴニクなど、壮大な時を紡いできたこの海域のドラマをたっぷりと満喫できる8泊9日のクルーズです。

下船後は、ヴェネツィア中心部の名門ホテル「ダニエリ」にご宿泊いただきます。14世紀に建てられた貴族の邸宅を改修している館内は、中世の時代に迷い込んだかのよう。優雅な旅の締めくくりにふさわしいホテルステイも、まばゆい海のように煌めく思い出として心に刻まれることでしょう。

  • イメージ イメージ ゲーテやワーグナーなどの著名人も滞在した ヴェネツィアの老舗ホテル「ダニエリ」
ラグジュアリー客船の船旅の詳細を見る