[ 海外特集① ]

今年こそ出かけたかったあの場所へ

海外で過ごす上質な年末年始

企画=安部川帆南/沼本雅彦/南家知文/刈米奈緒美/菅谷恵里子/木村聡/松原陽介 文=大友園子
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最大9連休となる2024〜2025年の年末年始。余裕ある日程を利用して海外で過ごしてみませんか。

カウントダウンの催しやコンサートなど、この時期ならではの華やかなイベントを楽しむ機会です。夜空を舞う壮大なオーロラを楽しむ旅や、ゆったり過ごす船旅などもおすすめです。この時期にこそ楽しみたい海外の旅をご紹介します。

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華やかな新年を迎えるアジア 香港や台湾で年末年始を満喫

まずご紹介するのは、華やかに新年を迎えるアジアの旅。「東洋の貴婦人」として96年にわたり世界中の旅行者をもてなしてきた格式あるクラシカルホテル「ザ・ペニンシュラ香港」にゆったり3連泊して、特別な年末年始を過ごすのはいかがでしょう。大晦日の夜、ひと際賑わうのがカウントダウン・セレブレーション。午前零時になると、音楽とともに打ち上げられる花火がビクトリア湾を彩ります。この音と光の圧巻のイベントを、ホテルのデラックスハーバービュースイートで寛ぎながらご覧ください。

翌朝は、ホテル特製のおせち料理をゆっくりお召しあがりいただき、通常は非公開のホテル内をめぐるヒストリアツアーや、名物でもあるアフタヌーンティーなどを楽しみながらお過ごしください。夕刻からは香港ディズニーランドのナイトショーを特別エリアから鑑賞します。ほかにもホテルが誇るロールスロイスの乗車など特別プログラムをご用意。思い出に残る少し贅沢なお正月となることでしょう。

  • イメージ イメージ 正面手前に昔からの建物、後方に高層タワーがそびえる「ザ・ペニンシュラ香港」。ホテルの特別プログラムの1つとしてホテルが誇るロールスロイスでお出迎えも
  • イメージ デラックスハーバービュースイート(約107㎡)
  • イメージ 2022年にオープンした、中国陶磁器コレクションなどで知られる香港故宮文化博物館

もう1つ、おすすめなのが「リージェント台北」に3連泊して年末年始を楽しむ台湾・台北の旅です。新年を祝う台北のランドマーク「台北101」から打ち上げられる花火を、ホテルの屋上から眺めます。そのほか台北故宮博物院で翠玉白菜や象牙多層球など、必見の展示物をガイドの解説付きで鑑賞するほか、保安宮での初詣やオークラ台北でおせち料理など、お正月ならではの楽しみも満喫します。

  • イメージ イメージ 「台北101」から上がる花火をリージェント台北の屋上から眺める(イメージ)
  • イメージ 台北の街並みを見渡せるリージェント台北の客室(一例)
  • イメージ 通常は非公開の、日本統治時代の台湾総督官邸 「台北賓館」の観光も
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楽友協会大ホールやコンツェルトハウス 一等席で楽しむ音楽の都ウィーン

年末年始の雰囲気に包まれるヨーロッパ。ご紹介するのは、音楽の都ウィーンで世界最高峰のオーケストラ演奏を鑑賞する旅です。まずは12月30日午前に楽友協会大ホールで催されるリッカルド・ムーティ指揮のウィーン・フィル・プレ・ニューイヤーイブコンサートを1等席でお楽しみいただきます。「黄金の間」と称される絢爛たる空間に響き渡る音をご堪能ください。

そして大晦日には、コンツェルトハウスで、ウィーン交響楽団による年末大晦日の風物詩ベートーヴェン『交響曲第九番(第九)』コンサートを1等席で鑑賞します。上質な音色に満たされた華やかな1夜を存分にお楽しみいただけます。

  • イメージ イメージ リッカルド・ムーティ(左)指揮、ウィーン・フィル・プレ・ニューイヤーイブコンサートを堪能  楽友協会大ホール(右)黄金に輝くウィーン・フィルの本拠地

コンサート以外の時間は、馬車でのウィーン歴史地区めぐりや、ホーフブルク宮殿内の古楽器博物館、クリムトの連作『ベートーヴェン・フリース』などを収蔵するゼセッシオンなどを見学。1度は経験したい芸術の都・ウィーンならではの年末を堪能する充実の「音楽鑑賞の旅」です。

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ヴェネツィアで華やかな年越し 北イタリアで迎える新年

年末をヴェネツィアの名門ホテル「ダニエリ」に滞在するイタリアの旅もおすすめです。ダニエリの入り口の回転扉を通ると、そこは重厚で煌びやかな空間が広がる別世界。かつては総督の館だったという華やかな内装にヴェネツィア共和国の繁栄ぶりがしのばれます。大運河沿いの立地も良く、サンマルコ広場には徒歩2分ほど。そして日付が変わる頃、対岸の島で打ち上げられる花火はホテルからもご覧いただけます。

  • イメージ イメージ イタリア・ヴェネツィア本島、大運河沿いに建つホテル「ダニエリ」 ヴェネツィア共和国時代の総督邸を改装した街を象徴するホテル

翌日はミラノへ。レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』で知られるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のほか、ブレラ美術館やスカラ座博物館など、ミラノならではの珠玉の美術館めぐりを満喫します。新年を迎えたミラノ・スカラ座では、オペラ「運命の力」と「くるみ割り人形」を鑑賞します。

ヨーロッパの新年の旅には、このほかにもマドリードで「マンダリン オリエンタル リッツ」に2連泊するスペインの旅もおすすめです。

  • イメージ レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『最後の晩餐』
  • イメージ ミラノ・スカラ座ではオペラとバレエを鑑賞
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オーロラを楽しむカナダや カリブ海の優雅なクルーズも

少し長めの休暇を利用して、街を離れ自然のなかへ出かけるのもおすすめです。冬の北の空に音もなく現われる巨大な光のカーテン、オーロラを見に出かけませんか。今年は太陽の活動が活発となり、オーロラ遭遇のチャンスも高まる当たり年。オーロラの聖地・カナダのイエローナイフで天空を舞うオーロラを眺める体験ができるでしょう。

極地を取り巻くように現われるオーロラは、緯度60~70度の帯状の地域が1番良く見えるため、一帯は「オーロラベルト」と呼ばれています。イエローナイフはその位置にあり、街から少し離れたオーロラビレッジはオーロラ観測に最適として知られています。周囲に人工的な光がほとんどない快適な施設でオーロラの出現を待ち、現れたら言葉を忘れるほどの壮大な天空ショーをご堪能ください。

  • イメージ イメージ オーロラ観測で知られるカナダ・イエローナイフ。「ティーピー」と呼ばれる暖房完備のテントでオーロラを待つ

 一方、暖かい場所で移動なくのんびり過ごしたい方におすすめなのがクルーズです。たとえば陽射したっぷりのカリブ海で優雅なクルーズはいかがでしょう。今回は「ザ・リッツ・カールトン」が手がける新造船、小型豪華客船スーパーヨット「ILMA(イルマ)」に乗船して、カリブ海の島々をめぐります。日中寄港地の観光に出かけるのももちろん良いですが、あえて出かけず船でのんびり過ごすのもおすすめ。全室スイート、プライベートテラス付き客室のみならず、洗練されたパブリックスペースなどどこにいても快適な船内で、ザ・リッツ・カールトンならではの、さりげないサービスを受けつつ優雅な休暇を過ごせます。

そのほかにも「海の桂林」と呼ばれるベトナムハロン湾クルーズなど、気軽に出かけられるクルーズツアーもおすすめです。

  • イメージ イメージ 全室スイートで、プライベートテラス付き。優雅な年末年始を存分に
  • イメージ いつどこにいても、上質でさりげないサービスを感じる
  • イメージ 「ザ・リッツ・カールトン」ならではの寄港地の料理や食材を取り入れた創作料理も楽しみ
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