海外の祭りといえばリオやヴェネツィアのカーニバル、スペインの牛追い祭りなどを思い浮かべますが、この広いアジアだからこそ、人々の熱き想いがほとばしる、 多くの祭りが繰り広げられています。ご案内するのは、そのなかから厳選した3つの祭りをお楽しみいただく旅。ゾウの大行列に息を呑むスリランカの祭り、遊牧民の誇りにふれるモンゴルの祭り、そしてヒマラヤ南麓で春を謳歌するかのようなブータンの祭り……。
ゆとりを生む観覧席の確保やホテル連泊、安心の日本語ガイドというように、当社ならではのこだわりを尽くしました。
最初にご案内するのは、“インド洋の真珠”と讃えられる島国スリランカで、紀元前3世紀からはじまったとされる「ペラヘラ祭り」をご観覧いただく旅です。この祭りは、農作物に恵みの雨をもたらすと崇められる仏歯(お釈迦さまの歯)をゾウの背中に乗せて運び、練り歩く行事。心躍る舞台は、古くから仏教の聖地として栄えてきた世界遺産都市、キャンディです。
月が夜空に浮かぶなか、いよいよ「ペラヘラ祭り」のはじまりです。「ペラヘラ」とは「行列」を意味するように、その醍醐味はパレードの華やかさ。鞭打ち隊、太鼓隊を先陣に、松明を回しながらのファイヤーダンスや、美しい衣装を身に付け妖艶に踊るキャンディアンダンスの行列。そして煌びやかな電飾をまとった約100頭ものゾウが、大隊列を成してやってくる光景は圧巻。幻想的な光の波間に迷い込んだかのようです。
国一番の祭りだけに、会場は大混雑。ご案内する旅では、観覧の絶好地に位置する「クイーンズホテル」の角部屋を貸切りに。熱狂渦巻く「ペラヘラ祭り」のパレードを、バルコニーから広角でゆったりご覧いただきます。
もう1つのお楽しみは、ジェフリー・バワ建築の「ヘリタンス・カンダラマ」に3連泊すること。バワはインフィニティプールでも知られる「熱帯建築家」。「自然との一体化」という彼の設計思想を随所に込めたのが、岩山をくり抜いて建てられた「ヘリタンス・カンダラマ」です。
一般的なツアーでは2泊の行程が多いなか、この旅では3連泊に。周囲には絶景を望める「シギリヤ・ロック」や、ダンブッラ石窟寺院やポロンナルワ遺跡群などの世界遺産があり、観光拠点としても絶好の立地ですが、2泊ではホテルで寛ぐ時間が限られます。そこでラグジュアリールーム(バスタブ付き)をご用意。3連泊することで旅の疲れを癒しながら、バワ建築の細部にわたるこだわりをじっくりとご堪能いただけます。
また祭りの翌日には、キャンディ近郊の茶畑へ。名産セイロンティーの茶摘み体験やアフタヌーンティーのひと時もかけがえのない思い出になります。