今回は私、セレナーデ号の船旅の企画担当・坂口智一が2025年秋コースの第1弾クルーズに添乗。お客さまがどのように船旅を楽しまれていたか、セレナーデ号スタッフの奮闘ぶりなど、添乗中に撮影した写真とともにご紹介します。
今回、私が添乗したのは10月2日出発の船旅。クルーズディレクターは事前に現地入りし、客室をはじめ、備品や日本語案内の点検、スタッフの日本語能力、スケジュール、メニューなどを入念に確認。そして、いよいよ船旅のはじまりです。お客さまはオランダのティールで乗船し、観光初日はゴッホの森へ。クレラー・ミュラー美術館では、ゴッホの名作をゆったりとご鑑賞いただき、「森の散歩が気持ち良かった!」というお声も。翌日はケルンやボンでの散策をお楽しみいただきました。
ライン河とモーゼル河の合流点コブレンツは、ドイツの歴史が凝縮したような街。古くから水上交通の要衝として栄え、権力者にとっても重要な地でした。こちらでは、フランク王国の3分割統治に関わる調停の場となった聖カストーア教会や、ドイチェス・エックなどへご案内。セレナーデ号はコブレンツを後に、モーゼル河へと進みます。モーゼル河はフランス・ボージュ山地を源流にルクセンブルクやドイツの国境を流れ、ライン河に合流。古くからワインの名産地で、多くの船がワイン樽を積んで航行してきました。現在も南向きの斜面にはぶどう畑が広がります。今回は、珍しいドクトルワインをベルンカステル・クースのワイン店に用意してもらいました。お土産にされた方も多かったようです。
8日目のしっかり観光では展望台から、ゆったり観光ではラインフェルス城からと、ライン河を「上」から一望できる見どころにもご案内。皆さまお待ちかねのライン古城渓谷クルーズでは天気も良く、船上デッキからの眺めをご満喫いただけました。翌日はリューデスハイムへ。ゴンドラでぶどう畑の上にある展望台へ行かれたお客さまも。最終日のフランクフルトは好天に恵まれ、旅の良い締めくくりになりました。
今回は、船のスタッフとともに、セレナーデ号らしい新たなおもてなしを充実させることができました。これからも、さらにお楽しみいただけるよう試行錯誤を続けて参ります。
春のセレナーデ号の船旅にも、どうぞご期待ください!