[ 海外特集⑤ ]

仏教の聖地キャンディの
「ペラヘラ祭り」を
特別観覧席でゆったりと

企画担当・木島将也がご紹介する
「輝きの島 スリランカ」

企画=木島将也 文=清野協子
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かつてセイロンと呼ばれ、インド洋にこぼれ落ちた一粒の涙のような形の島国スリランカ。温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、穏やかな人々が民族や宗教の違いを越えて共生する多民族国家です。昨年大好評だった「ペラヘラ祭り」を観賞するツアーを、現地で撮影した写真も交えてご案内します。

  • イメージ イメージ 特別観覧席から眺める「ペラヘラ祭り」。輝く電飾を身に纏う象と、火の玉を操るファイヤーダンス
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象の行進と炎の踊り「ペラヘラ祭り」を観賞し
天才建築家の傑作ホテルに3連泊する

今回私が添乗したのは昨年7月31日出発、スリランカ航空の直行便を利用する7泊8日の旅でした。「ペラヘラ祭り」の「ペラヘラ」とは「行列」を意味するシンハラ語。五穀豊穣と雨乞いの祭りとしてスリランカ各地で行われていますが、古都キャンディで行われるものは、2,000年以上の歴史があるスリランカ最大の祭りです。象使いに連れられ、国中から集まった100頭以上の象が、煌びやかな衣装と電飾で飾られ、地域ごとのグループの先頭に立ち、何百人もの伝統舞踊のダンサーや太鼓隊、笛吹き、旗手たちを引き連れて市内を練り歩きます。そのなかでも主役は、仏教徒の方々にとっての聖遺物となる仏陀の歯を納める舎利容器を背に乗せた、一際大きく、長く美しい牙を持つ象です。仏陀の歯は4世紀に王族がインドから持ち帰り、王権の象徴となったもので、現在はシンハラ王朝の最後の都であるキャンディの仏歯寺に祀られています。

行列のルートはその日の風水で決められるので、直前までわかりません。ツアーではパレードのスタート地点である仏歯寺の向かいに建つ、クイーンズホテルの3階角部屋を貸切り、バルコニーに当社のお客さまのみで利用する特別観覧席をご用意しました。この絶好の観覧席は屋根もあり、ホテル内の化粧室を使えるので安心です。

  • イメージ ペラヘラ祭りで象に乗せられる祭儀用の舎利容器(仏歯寺)
  • イメージ クイーンズホテルの3階バルコニーを特別な観覧席としてご用意

夜の闇に浮かぶ無数の提灯と電飾、松明を振り回す炎の舞、響き渡る太鼓のリズム、そしてキラキラと輝きながら悠然と進む象の姿は神秘的。夜7時頃にはじまったパレードは、11時頃ようやく終わりを迎えます。

このツアーのもう1つのハイライトは、スリランカを代表する天才建築家ジェフリー・バワの最高傑作といわれるホテル「ヘリタンス・カンダラマ」に3連泊することです。

カンダラマ湖を見下ろす立地に、背景の岩山に沿って弧を描くように建てられているこのホテルは、緑に覆われ、まるでジャングルに溶け込んでいるかのような佇まい。ロビーや廊下には、もともとあった巨大な岩がそのまま残され、洗練された調度品と調和しています。木を基調とした広々とした客室はバスタブ付きで、バルコニーには野生の猿やリスが遊びに来ることも。ここでしか味わえない特別な時間を存分にお楽しみいただくため、半日はホテルで休憩する、ゆとりある行程の日も設けていました。カンダラマ湖に続いていくように見える印象的なインフィニティプールは、バワの代名詞。バワが世界ではじめてホテルに取り入れたことから世界中のホテルに広まりました。スパでは本場スリランカのアーユルヴェーダを体験したり、広いホテル内の散策を楽しんだりするなど、スリランカの文化と自然との一体感を目指したバワがつくった空間で、贅沢な滞在をご堪能いただきました。

  • イメージ イメージ 天才建築家ジェフリー・バワの傑作ホテル「ヘリタンス・カンダラマ」。自然と調和し、自然との一体化を目指した空間美。ジャングルに建物が包み込まれるように建てられている
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世界遺産の仏教遺跡を頂上まで
野生の象のサファリ、紅茶畑にもご案内

この旅ではスリランカを代表する訪問地を厳選して訪れました。まずはスリランカを代表する世界遺産シギリヤ・ロック。密林のなかにそびえる高さ約200mの岩山に築かれた天空の王宮遺跡は圧巻です。よく整備されている約1,000段を超える階段を登りきり、頂上に到着すると360度ぐるりと見渡す大パノラマが広がります。巨岩の壁面に描かれたフレスコ画「シギリヤ・レディー」はスリランカ古代美術の至宝。妖艶な美しさを放つその姿は必見です。

  • イメージ イメージ 世界遺産シギリヤ・ロックは約1,000段の階段を上ると、頂上から360度ジャングルの大パノラマ広がる

そして野生の象を見ることができるミンネリア国立公園へ。乾季のこの時期は象が水を求めて人造湖に集まってくるので見つけやすい、とのことでした。サファリドライブを開始すると、ほどなくして人造湖に集まる象の群れを発見。人を恐れずサファリカーの近くまで寄ってきます。水牛や孔雀、水鳥たちも見られ大満足のサファリでした。

さらに、スリランカ名産のセイロンティーの体験観光も。キャンディ郊外にある紅茶の生産工場へとつづら折りの道を上がって行くと、車窓から一面に広がる茶畑が見えてきました。工場では紅茶の製造工程を見学し、茶葉のサイズで味や色合いが変わるセイロンティーを試し飲み。アフタヌーンティーもお楽しみいただきました。

大迫力の象の行進、バワの熱帯建築、驚きの世界遺産など魅力いっぱいのスリランカ。そして何よりも心に響いたのは、この国の人々の穏やかで優しくのんびりした雰囲気に癒されたことでした。1年で最も輝く季節に“インド洋の真珠”スリランカに行ってみませんか。

  • イメージ サファリカーのすぐ近くまでやってきて草を食べる野生の象たち。かわいい子象も(ミンネリア国立公園)
  • イメージ キャンディ近郊の高地にある見渡す限りの茶畑
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