[ 名古屋発着の旅 ]

名古屋発着でご紹介する

名旅館でゆっくりと湯に癒され食を堪能

長州と高千穂をめぐる
2つの旅

企画= 文=大友園子
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「別邸 音信」に宿泊 山口の絶景を堪能する旅

 豊かで広大な敷地に佇む静かな宿には、隠れ家の雰囲気が漂います。館内の内装にはウォルナットなど濃い色の木材がふんだんに使われ、通路は畳敷き。現代の「湯治場」をイメージした高級感ある空間に、露天風呂付きの客室は全18室のみです。開放的なテラスや琉球畳を使った10畳の和室、ツインベッドがしつらえられた寝室はゆとりある広さで、自然をそばに感じながら、ゆったりと寛げます。安らぎと快適さを満喫しつつ、プライベートが守られた贅沢な旅時間をお過ごしいただけます。

  • イメージ ゆったりとした部屋付きの露天風呂(「別邸 音信」の客室1例)
  • イメージ 開放感のあるテラス付きの客室(「別邸 音信」の客室1例)

お食事は、その土地の素材を、その土地の料理法で、その土地で食す、「三土料理の哲学」を基本にした会席料理。月替わりのメニューでお楽しみください。

観光は2日間を有効に使って山口の絶景を堪能します。たとえば、123基の朱色の鳥居と周辺の緑が日本海に映える元乃隅神社。写真を撮るなら高台からの構図がおすすめです。本州と角島を結ぶ全長約1,780メートルの角島大橋も屈指の絶景スポット。海の上を駆け抜ける爽快感も格別です。

  • イメージ 撮影スポットとして人気の元乃隅神社へは観光客の少ない午前中に
  • イメージ 角島大橋は空と海と島が織り成す風景のなかに続く1本の道
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「旅館神仙」に2連泊 神話が息づく高千穂を訪ねる

2つ目の旅は、神がはじめて天上界から降り立った「天孫降臨」の地といわれる高千穂を訪れます。飛行機を利用し熊本空港へ。阿蘇の雄大な山々の風景を眺めながら高千穂へと向かいます。

高千穂でのお泊まりは、高千穂峡に車で約10分、高千穂神社も徒歩約5分の純和風旅館「神仙」に2連泊です。それぞれ異なるしつらえの客室は全15室。大浴場はなく、すべての客室に露天風呂か総檜づくりの内湯があり、お好きな時間にお湯をお楽しみいただけます。また、敷地内の手入れされた庭園の散策もおすすめです。

お食事はそれぞれ趣の異なる個室のお食事処でいただきます。高千穂牛や尾崎牛をはじめ、地元の季節の野菜などをふんだんに使った和食をベースにしたお料理をお召しあがりください。

  • イメージ 地元の食材を味わう「旅館神仙」のお食事の1例
  • イメージ 日常を離れて過ごす高千穂の宿「旅館神仙」(客室1例)

2連泊するので、およそ1,900年前に創建された高千穂神社や、伝説を伝える天岩戸神社などの見どころを、ゆっくりめぐることができます。高千穂峡では、迫力ある渓谷美を間近に眺めながら、整備された約1キロの遊歩道を散策。「滝見台」と名付けられた途中の見晴らし台からは、峡谷と滝の織り成す絶景が望めます。

夕食後には、高千穂神社で繰り広げられる夜神楽を楽しんではいかがでしょう。連綿と受け継がれる音とお面を着けた舞が、旅の印象をより深めてくれます。

  • イメージ 遊歩道から眺めたい高千穂峡を象徴する景観「真名井の滝」
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  • イメージ イメージ 高千穂神社の夜神楽。33番ある神楽のなかから代表的な4番を公開