[ 特集② ]

歴史ロマンあふれる「国生み神話」の島

新スポット
「青海波(SEIKAIHA)」を
訪ねて 淡路島 日本遺産の旅

淡路島にて奇跡の遭遇!宇崎竜童VS小倉智昭
本邦初のトーク&ライブ

企画=稲垣太郎 文=浅見浩司
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日本の国のはじまりを描く「国生み神話」によると、神々が最初につくったのは瀬戸内海に浮かぶ淡路島であるといいます。そんな神秘的な歴史ロマンあふれる美しい島に誕生した「青海波」をご存じでしょうか。それは、大人の好奇心を刺激するカルチャーリゾート。

今回ご案内するのは、この新スポットで、宇崎竜童さんと小倉智昭さんによる1日限りのオリジナルトーク&ライブをお楽しみいただく旅。淡路島ならではの見どころも多彩です。

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トーク&ライブに胸躍らせ 御食国の食にときめく

瀬戸内海最大の島である淡路島は、壮大な自然美、多様な伝統文化、そして山海の幸を中心とした旬のグルメが満喫できる、関西屈指のリゾートといっていいでしょう。そんな魅力いっぱいの淡路島に、ここ数年、個性あふれるさまざまな新スポットが誕生しています。なかでもご注目いただきたいのが、昨年8月、播磨灘を前にした西海岸にオープンした「青海波(せいかいは)」です。

  • イメージ 宇崎竜童さん
  • イメージ 小倉智昭さん
  • イメージ イメージ 淡路島西海岸の播磨灘に面した地に誕生した青海 波右から、波乗亭(劇場)、海の舎(洋食レストラン)、古酒の舎(バー&ショップ)、青の舎(和食レストラン)

青海波は、劇場、2つのレストラン、古酒のバー&ショップからなる、日本文化を愛しみ愉しむための複合施設。そのシンボリックな存在の劇場「波乗亭」は、ステージの奥がガラス張りとなっており、向こうに美しい大海原を望めるという、世界でも珍しい設計。開場以来、有名劇団出身の演出家による舞台や日本伝統の和楽、アニメ作品などが月替わりで上演されています。今回ご案内する旅では、このすばらしいステージに、ミュージシャン、作曲家、俳優など幅広い分野で活躍する宇崎竜童さんと、長年“朝の顔”として人気を博してきたフリーアナウンサーの小倉智昭さんをお招きして、当社独自に企画したオリジナルイベントを開催します。タイトルは「淡路島にて奇跡の遭遇! 宇崎竜童VS小倉智昭 本邦初のトーク&ライブ」。日本の歌謡界を知り尽くしたお2人によるはじめてのコラボレーションを、たっぷりとお楽しみいただきます。

  • イメージ イメージ ステージ奥に播磨灘の海が広がる青海波の劇場・波乗亭

青海波のレストランは、地元の食材にこだわったクラシックな洋食レストラン「海の舎(うみのや)」と、淡路島・由良港で捕れた新鮮な魚介を使った握り鮨や天ぷらが自慢の和食レストラン「青の舎(あおのや)」の2つで、ワールドグルメサミット世界ベストシェフの山下春幸さんが総合プロデュース。旅では、播磨灘の海を眺めながら、いずれかお好みの昼食をゆったりとお召しあがりいただきます。また、古酒のバー&ショップには、全国の蔵元でつくられた長期熟成ヴィンテージ酒の試飲や、飲み比べギフトセットも用意されています。

  • イメージ 青海波・青の舎の新鮮な魚介を使った日本料理
  • イメージ 青海波・海の舎では昔ながらの日本の洋食が楽しめる
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「古昔(いにしえ)の美酒」が語る
熟成古酒の多彩な個性
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青海波の「古酒の舎(こしゅのや)」は、伝統的な酒蔵をイメージした熟成古酒専門のバー&ショップ。日本酒の古酒は、各地の蔵元でひっそりと長期熟成されてきたケースが多く、オモテに出てくることが少ないものでした。そこで、古酒の舎の運営会社が全国の1,000以上の蔵にアプローチ。そのうちの100蔵以上へ社長自ら足を運び、多くの熟成古酒の蔵出しを実現。国産ヴィンテージのプレミアムセレクトブランド「古昔の美酒」を誕生させました。ラインアップは、日本酒30種類、梅酒5種類、焼酎7種類の全42銘柄で、それぞれに個性際立つ芳醇な香りと深い味わい。飲み比べがおすすめです。

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神話ゆかりの見どころと 大迫力のうずしおを満喫

淡路島の伝統文化の原点ともいえるのが、「国生み神話」です。これは、日本最古の歴史書『古事記』の冒頭を飾る天地創造の物語。そのストーリーは、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二柱の神が、混沌とした大地を「天の沼矛(あめのぬぼこ)」でかき回すと、矛先から滴り落ちた雫が固まって「おのころ島」が誕生。そこで夫婦となった二柱の神が、日本の島々を次々に生んでいくのですが、その最初に生まれたのが淡路島だというものです。

淡路島には、この神話ゆかりの場所が数多く存在しています。なかでもまず訪れたいのが、神話に登場する二柱の神を祀った、日本最古の神社といわれる「伊弉諾神宮」です。すべてのご神功を果たした伊弉諾尊が余生を過ごした住居跡に御陵が営まれた地である境内は、神々しい雰囲気。明治時代に本殿が移築される前は、禁足の聖地だったといわれています。

また、二柱の神の子である「蛭子神(ひるこしん)」の心を慰めるために、西宮神社で奉納された人形操りがはじまりといわれる「淡路人形浄瑠璃」も見逃せません。およそ500年前に淡路島で広まり、最盛期の江戸時代中期には40以上の人形座が競い合い、約1,000人もの人形役者がいたといわれています。しかし、娯楽が多様化してきた昭和30年代になり急速に衰退。現在活動しているのは、財団法人淡路人形協会が運営する「淡路人形座」だけとなっています。今回の旅のほとんどのコースで、その公演の貸切鑑賞へご案内。江戸時代に文化の華ともてはやされた、情感あふれる舞台芸術をじっくりとお楽しみいただけます。

  • イメージ 江戸時代に“文化の華”ともてはやされた淡路人形浄瑠璃
  • イメージ 日本で最も古い神社といわれる伊弉諾神宮

ぜひとも船から間近で目にしていただきたい大自然のドラマが、世界3大潮流の1つと呼ばれる鳴門海峡の「うずしお」です。海峡を挟む紀伊水道と播磨灘の海面落差が、潮の満ち引きにより最大約1.5メートルになり、その海峡部に潮流が滝のように流れ込むことで起こるうずしおは、世界最大級との呼び声が高い圧倒的な迫力。福良港から出航する大型の揺れが少ないクルーズ船で、すぐ目の前まで接近してご覧いただけます。

  • イメージ イメージ 鳴門海峡の大渦を間近で見られるうずしおクルーズ
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リゾート気分に浸れる 話題のホテルを厳選

人気の観光スポットが目白押しの淡路島には、一度は泊まってみたい話題のホテルも数多くあります。その代表格の1つが、兵庫県立淡路島公園内の小高い丘に広がるグランピング施設「GRAND CHARIOT 北斗七星135°」です。日本標準時子午線上につくられたコクーン(繭)と呼ばれる23の客室は、すべてが独立したヴィラタイプ。木をふんだんにあしらい、ヒノキ風呂を備えた室内は、心癒される温もりを感じさせてくれるもの。また、高さ5メートルを超える天窓から、まばゆく差し込む朝日と煌めく星空を眺めることもできます。

そこからほど近い、大阪湾に面した「グランドニッコー淡路」もリゾート気分を感じさせてくれるホテルです。ホテルを含む一帯は、“再生された自然と交流できる夢のステージ”として、安藤忠雄さんがグランドデザインした「淡路夢舞台」。山の斜面に階段状に並ぶ花壇や、珍しい花々が展示されている西日本最大級の温室などをのんびりめぐってみてはいかがでしょう。

  • イメージ 日本標準時子午線上にあるGRAND CHARIOT 北斗七星135°
  • イメージ 海と緑に抱かれるグランドニッコー淡路の客室(1例)

一方、淡路島の南西端に位置し、鳴門海峡と全長1,629メートルの大鳴門橋を一望できる「ホテルアナガ」は、当社のお客さまに人気のリゾートホテル。シックで高級感あふれるバルコニー付きの客室は、全室南向きのオーシャンビューで、海を見ながらゆったりと寛げます。さらに、東海岸の洲本温泉にある「渚の荘 花季(はなごよみ)」は、すべての客室と大浴場から紀淡海峡を眺められる、浴衣が似あう宿。エントランスを抜けると目の前に広がるウッドデッキテラスからの大パノラマは圧巻です。