[ こだわりの旅① ]

ゆくほどに胸躍る快適な旅 <乗り物紀行>

東西航路でめぐる
“4泊6日の旅”
「ガンツウ」貸切りクルーズ

企画=江頭啓太郎 文=吉田千尋
  • イメージ イメージ オープンデッキから島影を望み、海との一体感を満喫する
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より長く滞在できる 特別航路のツアーが誕生

優しく煌めく、せとうちの海。その風景に身をゆだねて、ゆったりと漂えば、誰もが「いつまでもこうしていたい」という想いを抱かずにはいられないでしょう。

瀬戸内海をめぐるちいさな客船「ガンツウ」。切妻屋根の宿が、非日常の旅へと誘います。2度、3度と乗船されるリピーターの方も多く、下船してすぐに延泊を申し込んだお客さまもいらっしゃるほど、多くの方を魅了してやまない船旅がここにあります。

そんな皆さまの声にお応えし、2022年早春、さらにガンツウでの滞在を満喫していただける、待望のクルーズをお届けできることになりました。これまで別々の航路としてお楽しみいただいていた、瀬戸内海の東回りと西回り。それぞれに異なる魅力を放つ2つの航路を連続して体験できる、三越伊勢丹ニッコウトラベルの貸切りだからこそ実現した4泊の船旅です。西はしまなみ海道周辺、東は瀬戸大橋を越えて小豆島まで、通常のガンツウの運行スケジュールにはない、特別なクルーズへとご案内いたします。

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しまなみ海道をめぐり 歴史文化にふれる西回り

空気が澄み切った早春。風景の美しさが際立つ時期に、ガンツウの旅がはじまります。尾道から出航し、島々が密集する西側の航路へ。本州と向島の間、わずか数100メートルの尾道水道を縫うように進めば、そこに広がるのは瀬戸内海屈指の多島美と謳われる、三原瀬戸の景色です。

眼前に迫りくる島々の間を抜けて、しまなみ海道へ。地形が複雑なため、潮流が渦巻く難所の警護を担ったという村上海賊ゆかりの海域をめぐっていきます。

2日目は、「神の島」と呼ばれる大三島の大山祇神社を参拝、そして小さな港町、竹原で江戸情緒が残る景色を散策するひと時も。せとうちの歴史にふれた後、船は大三島と生口島を結ぶ多々羅大橋の下をくぐり抜けていきます。

西回りの変化に富んだ景色を堪能し、3日目は尾道で下船して「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」へご宿泊。翌日は、広い航路を進む東回りへと出発です。

  • イメージ 本州と向島の間の尾道水道を抜けて、しまなみ海道へ
  • イメージ 眼前に迫りくる瀬戸大橋は、ぜひオープンデッキから
  • イメージ イメージ 「安芸の小京都」と呼ばれる竹原で下船し、情緒あふれる町を散策
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7回目のチャーターにして 初上陸の小豆島

島々の景観が楽しめる西側に対して、どこまでも大らかな海が広がる東側。後半は、その穏やかな景色を味わいましょう。

夕方に出航し、船は尾道水道、因島大橋の下を通って東へ大きく舵を切り、岡山県沖へ。やがて夕闇のもとで浮かび上がるのは、倉敷の水島コンビナートです。水面に映りながら揺れる彩りが、幻想的な世界へと誘います。

さらに進むと、壮大な瀬戸大橋が。通り抜ける時はぜひオープンデッキから、目の前に橋脚が近づく迫力を楽しみましょう。玉野沖で停泊し、次の日はガンツウの航路で東端となる小豆島へ。三越伊勢丹ニッコウトラベルのガンツウチャーター企画としては、はじめての上陸です。通常非公開のオリーブ農家など、ガンツウのスタッフが自らつないだからこそ訪問できる場所へご案内します。

翌日でクルーズが終わるこの日は、船外体験も楽しみつつ、船内でゆったり半日お過ごしいただけるスケジュールとしています。

最終日は、大小の島々が迎える笠岡諸島を抜け、断崖絶壁に鎮座する阿伏兎観音など自然と生きるせとうちの暮らしに思いを馳せながら尾道へ。船内で4泊、6日間にわたって満喫するガンツウの旅が幕を下ろします。

  • イメージ 宝石のように煌めく水島コンビナートの夜景を堪能する
  • イメージ 航路の最東端、オリーブ畑が広がる小豆島へ
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絶景のリゾートホテルで 特別イベントを開催

今回は、東西を連続してめぐる旅だけでなく、東回り、西回り、それぞれを単独でお楽しみいただけるツアーもご用意しました。いずれのコースも、航行中は港にとどまることはなく、海上で錨を下ろして停泊します。染まりゆく夕闇、星がまたたく夜空、朝日に煌めく波間……。移ろいゆく彩りをデッキから堪能できるのも、漂泊の旅ならではの醍醐味です。

ガンツウが誇る美食も、この時期の旬をたっぷりとご用意しています。航行中に地元の漁船から仕入れる水揚げされたばかりのタコなどの魚介を、お好みの調理法でお召しあがりください。

全コース、尾道でのご宿泊は、ガンツウの旅の物語にふさわしいホテルを選びました。「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」は、全室から瀬戸内海を望むことのできる、絶景のリゾートホテルです。さらにホテルのボールルームでは、ドラマの撮影やロケで日本各地を訪れている中村雅俊さんをお招きしてのトークショーをお楽しみいただきます。

2017年の就航以来、今も世界中から熱い視線が注がれているガンツウ。海外からの旅行客が増える頃には、予約がますます取りにくくなることが予想されます。またとない貴重なこの機会に、三越伊勢丹ニッコウトラベルのお客さま限定のクルーズをぜひご堪能ください。

  • イメージ イメージ ご宿泊は、全室から瀬戸内海を望む「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」
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俳優・歌手 中村雅俊さん
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プロフィール:1951年、宮城県牡鹿郡女川町生まれ。1973年、慶應義塾大学在学中、文学座附属演劇研究所に入所。1974年、NTV「われら青春!」の主役に抜擢されデビュー。挿入歌「ふれあい」で歌手デビューし、売り上げが100万枚突破。現在までに連続ドラマ34本を含め、主演作品は100本以上。歌手としてもコンスタントに曲を発表し、現在シングル55枚、アルバム41枚をリリース。デビューから毎年行う全国コンサートも1,500回を超える。