お食事、船内イベント、そして観光……と楽しみは尽きない「にっぽん丸」ですが、実は「船内を探索するのが好き」とおっしゃるお客さまも少なくありません。今回は、企画担当・南家知文が「にっぽん丸」ならではのおすすめの場所や過ごし方など、独自の視点でご紹介します。
「この先に、何があるのだろう?」そう思って扉を開けたら、素敵な場所があった!ということが客船には多々あります。そこで私が「にっぽん丸」で、まずおすすめしたい場所が、7階ホライズンラウンジの併設デッキです。ここは船首にあたる位置にあるので、カクテル片手に進行方向を眺めれば、気分も高まります。ゆっくり寛ぐなら、ドルフィンホール2階部分のドルフィンラウンジもおすすめ。寛げるソファやテーブルが利用できるボックス席、そして外を眺めるのにうってつけな大きな窓。海図なども置いてあり、船が描く航跡を眺めながら読書もおすすめです。
そして、これぞ船旅という景色を眺めるなら、最上階8階にあるサンデッキ。にっぽん丸で最も高い場所に位置しているだけあって眺めは抜群。ここへ行くには7階でエレベーターを降りて、さらに階段を上ることになりますが、大海原を航く客船ならではの眺めは一見の価値あり!です。
「にっぽん丸」には絵画などの芸術作品が展示されています。画家・柳原良平さんをご存じでしょうか。柳原さんはトリスハイボールのキャラクターなどで知られる著名なイラストレーターでもあります。若い頃からの船好きで、商船三井さんとのご縁も深く、なんと、商船三井名誉船長でもあるそうです。5、6階を中心に各階の廊下やミッドシップバーで、どこか懐さを感じる独特な作品を鑑賞できます。
4階廊下では、洋画家・石川滋彦さんの水辺の風景を描いた作品をご覧いただけます。石川さんは昭和27年日本の貨物船に乗って世界一周し、海や船を愛した画家。オランダのフォーレンダムやエンクハイゼン、フランスのオンフルールなど小さな港町の趣深い穏やかな風景に、思わず足が止まります。
2階の天井部分のステンドグラスと、6階ラウンジ「海」にあるゴブラン織りの2つの作品も見逃せません。作品のタイトルはいずれも『海の稲穂たち』。同じテーマでありながら、それぞれの作品の素材や構図の違いの対比も楽しめます。
一方で、主に5階には、にっぽん丸がこれまで寄港した港から送られた記念のレリーフが壁一面に。レリーフで埋め尽くされている壁面は圧巻。港町出身の方なら、故郷のレリーフを探してみてはいかがでしょう。
そして、忘れてならないのが、レストランの入り口やラウンジの中央などに飾られた豪華な生け花やラウンジテーブルなどに置かれたかわいらしい花々。船内に飾られた花々はすべて生花です! 生花ならではのみずみずしいフォルムと香りが、いつ何時も乗客を優しくもてなしてくれます。
客船から港の風景や停泊する船の姿を眺めるのもクルーズならでのひと時。横浜・大桟橋には、にっぽん丸を沖合まで曳航するタグボート「あさひ丸」や、船齢約60歳の今もレストラン船として活躍している「ロイヤル・ウィング」の姿も見られます。以前はホテルシップとして瀬戸内海を航行しており、当時は“瀬戸内海の女王”とも呼ばれ、新婚旅行で人気だったとか……。
さて、最後にご紹介するのは、私のお気に入りのひと時。ラウンジ「海」で、時折催される「レコードアワー」です。ジャズやポップス、クラシックなどの今となっては懐かしい名盤から好きな1枚を選んで楽しめます。レコードならではの味わい深い音に包まれて、洋上でゆったり過ごす贅沢な時間。お好きな方は、ぜひ覗いてみてください。
今回は、私のお気に入りをご紹介してきましたが、皆さまも「にっぽん丸」チャータークルーズにご参加されて、「こんなところが好き」と思える場所や過ごし方を見つけてみませんか。きっと、船旅の楽しみが想像以上に広がります。
対象:新規に、この記事を見て期間中にWEB予約してくださった方
受付期間:2021年12月15日~2022年1月15日
特典:船上で使えるオンボードクレジット5000円分のクーポン券を差しあげます。※クーポン券は乗船当日にお渡しします。
方法:WEB予約の際、お客様情報入力ページの「弊社への連絡事項」欄に必ず、「新規WEB予約特典オンボードクレジット希望」 と記入してください。
この記入がない場合は、特典の対象外となりますので、お気をつけください。