世界各国では、2021年以降、運航を再開するクルーズ会社が増加。もちろんワクチン接種証明書の提示や乗船前のPCR検査をはじめ、安全対策を徹底しながらクルーズを運航しています。昨今クルーズの予約は世界的に需要が盛り返しており、2022年の予約数は2019年を超えたという話もあります。専用車での寄港地観光、乗船前後のホテル宿泊などにこだわった三越伊勢丹ニッコウトラベルならではの、海外クルーズをお楽しみください。
青く輝く海原をクルーズしながら、素敵な街並みや景色に出あえるヨーロッパの海の船旅。今回ご用意した3コースは船旅の定番といえる内容となっており、久しぶりの船旅にもおすすめです。
最初にご紹介するのは客船MSCシービューによる地中海4カ国をめぐる人気のコース。マルタ島、シチリア島、ナポリなど、独自の文化や歴史を持つ珠玉の寄港地を1度に訪れます。船内では専用施設やサービスを提供する上級クラス、ヨットクラブの客室を利用するので、大型客船のなかで静かにゆったりと過ごせるのも魅力です。利用者限定の眺望の良いラウンジがあり、ここでお好きな飲み物などを楽しみながら入出港風景や海をご覧になるのも、優雅な時間となることでしょう。
2つ目は、エーゲ海の宝石のような島々を客船ノルウェージャンジェイドで訪れるコース。クレタ島、ロードス島、ミコノス島とエーゲ海を代表する島々をめぐり、イスタンブールまで足を延ばします。ボロスからは陸路では移動しづらい世界遺産メテオラ修道院にも訪問。サントリーニ島では、イアとフィラの2つの街へご案内。多種類のレストランや施設が充実した船内では、ドレスコードがない気楽な旅をお楽しみいただけます。
3つ目は、2021年夏に就航したばかりの最新客船ロッテルダムで、北欧の代表的なフィヨルドを訪れるコースです。ガイランゲルフィヨルド、ハダンゲルフィヨルドでは船からの眺望だけでなく、専用バスでフィヨルド最奥部の見どころにもご案内。ベルゲンでは世界遺産のブリッゲン地区を訪れ、アムステルダムでは、10年に1度の世界各国の花々が集まる祭典「フロリアード」を見学します。夜でも明るい夏至の季節は、船上からの景色を長く楽しめるうれしいシーズンです。
壮大な自然や、秋の紅葉を味わう海の船旅を、ベストシーズンに楽しみませんか。アメリカ大陸ならではのダイナミックな自然や美しい紅葉を訪ねる秋の船旅を2コースご案内します。
1つ目は、世界遺産グレーシャー・ベイなどの氷河を船上から眺めるアラスカクルーズと、下船後にアラスカ鉄道の旅を組み合わせた盛りだくさんなコース。8月下旬からの2週間ほどがアラスカの大地や山々が黄色や赤に染まる秋のシーズンで、氷河と紅葉の両方を楽しめる貴重な時期になります。乗船するグランド・プリンセスは、イタリアの広場を模したアトリウム(玄関)や自慢の屋外シアター、大劇場など船内施設が充実した客船。下船後は、北米最高峰デナリ山麓のタルキートナに宿泊します。デナリ国立公園に向かうアラスカ鉄道の展望車両の車窓からは、秋色に染まる大自然を堪能できます。国立公園ではムースやグリズリーなど、野生動物と遭遇することも。
2つ目はシュガーメープルが色づく秋のカナダをめぐるクルーズと、紅葉の名所ローレンシャン高原を訪れるコースです。客船は、歴史ある船会社が運航するニュースタテンダム。コンサートなどの音楽プログラム、船内施設や食事、サービスも好評です。
『赤毛のアン』の舞台でもある人気のプリンスエドワード島、世界遺産のケベック旧市街の歴史地区、屈指の名画コレクションを誇る美術館のあるボストンなどの寄港地のほか、見渡す限りの紅葉の風景を眺めながらのセントローレンス河クルーズも船上のハイライトです。
下船後はメープル街道をドライブし、最後は紅葉で名高いローレンシャン高原に宿泊。北米の大自然が彩られる、美しい秋を見つけに出かけましょう。
ヨーロッパの河の旅では、フランスの印象派の画家たちが愛した風景をめぐるセーヌ河とローヌ河の二コースをご紹介。利用するのは40年以上の歴史を誇る老舗のクロワジヨーロッパが運航する客船で、フランス料理界の巨匠アラン・ボーン氏が監修した旬の新鮮な食材を活かした料理が好評です。ドレスコードがなく、肩肘張らないアットホームなリバークルーズを楽しめます。
1つ目は、セーヌ河を走る「ルノワールⅡ号」で、ノルマンディー海岸沿いの景勝地オンフルールや大聖堂のあるルーアンなど、珠玉の地をめるコース。モネが『印象・日の出』を描いたル・アーブルをはじめ、心に残る風景に出あえるでしょう。ハイライトの1つは、ジベルニーで訪れるモネの家と庭園で、連作『睡蓮』の池には太鼓橋が架かり、モネの絵画の世界が広がっています。
船旅のフィナーレはパリ。ルノワールⅡ号はパリ市内に停泊できる数少ない客船で、そのままパリへとクルーズします。徐々に近づくパリの街並みは、船ならではの旅情を誘います。パリでは船中泊に加え、ホテルにも1泊し、じっくりと名所を観光できます。
2つ目は、ローヌ河を「カマルグⅡ号」に乗船して、ブルゴーニュ地方から名画家が愛した南仏を訪れるコース。ゴッホをはじめ多くの画家たちが南仏の太陽や色彩に魅了されたといわれています。ボジョレー地方や、中世の街並みが残るリヨン、童謡『アヴィニヨンの橋の上で』で歌われたサン・ベネゼ橋、ローマ時代の水道橋ポン・デュ・ガール、ゴッホゆかりのアルルのカフェなど、数多くの見どころを訪れます。「カマルグの塩」で有名な、一面ピンク色に染まる塩田のあるカマルグ湿地帯へのドライブもおすすめ。
フランスを流れる穏やかな河をクルーズする2つのコースを、お好みに合わせてご堪能ください。
※ツアー催行の可否は外務省発出の感染症危険情報ならびに、訪問国および帰国時の自主隔離期間の有無等を総合的に鑑みて判断します。