[ 海外特集① ]
WELCOME TO SERENADE 2
10年に1度の国際園芸博覧会
「フロリアード」が開幕
春のセレナーデ号の船旅
全14コース発表!!
企画=南家知文/寺澤欣吾/阿部遥奈
文=小野瀬宏子
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モーゼル河を航行するセレナーデ号
彩り豊かなセレナーデ号の船旅へ。基本の4コース(A~D)に加え、乗船前後に人気の観光地を訪れるコースもご用意し、全14コースが決定しました。今回は10年に1度だけ開催される国際園芸博覧会「フロリアード」へご案内するコース(A~C)も。また、さまざまな魅力に富んだ寄港地では「しっかり観光」「ゆったり観光」を自由にお選びいただけます。麗らかな季節、河面にみずみずしい緑と船旅を楽しむ人々の輝く笑顔が映し出されることでしょう。
花と緑が彩る春色の旅時間
オランダ・ベルギー運河の船旅(Aコース)
自然の色彩豊かなキューケンホフ公園やフロリアードへ
春を満喫できるこのコースの見どころは、何といっても花の公園として世界最大級の規模を誇る「キューケンホフ公園」です。800種以上のチューリップをはじめ、多種多彩な花々がいたるところに咲き誇ります。配色を考えて、緻密に植えられた花景色は、ずっと眺めていたくなるほどの美しさ。風車や木々とも調和し、色鮮やかな絵画のなかに飛び込んだようです。どんな時にも春は訪れ、1輪1輪が花開く。自然からのメッセージを伝えるようなその姿は、心に残る風景となるでしょう。
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オランダ・アルメーレで開催されるフロリアード(イメージ図)
さらに、今回のコース(A~C)では、オランダで10年に1度開催される国際園芸博覧会「フロリアード」にご案内します。「Growing Green Cities(成長する緑の都市)」をテーマに、日本を含む約60カ国が出展予定。自然との共生を体感できる特別な博覧会となっています。
ほかにもキンデルダイクの風車やブルージュでの運河クルーズなど、自然と暮らしのつながりを感じられる見どころへ。また、「マウリッツハイス美術館」や「ゴッホの森」にある「クレラー・ミュラー美術館」見学など、芸術を堪能していただける寄港地観光へもご案内します。
セレナーデ号に戻ったら、ぜひサンデッキや客室から、ゆったりと流れる風景をお楽しみください。緑あふれる牧草地と青い空、光輝く河面。これもまた、春の自然が描く名画の1つです。
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キューケンホフ公園は、一面が色鮮やかな花々に彩られます
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美しい絵画のような春のオランダの風景
古城渓谷やのどかな風景が
忘れられない思い出に
ライン河・モーゼル河の船旅(Bコース)
河の流れとともに移り変わる 一期一会の景色
“父なる大河”ライン、“母なる河”モーゼルの2つの対照的な河を航行する人気のコースです。今回はアムステルダムから出発し、花の祭典フロリアード観光へまずご案内します。
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中世の雰囲気が漂うライン古城渓谷
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モーゼル河ではぶどう畑や家並みをのんびりと眺めて
セレナーデ号がライン河からモーゼル河へ入ると、一気に河幅が狭くなり、すぐ近くに岸辺の景色が広がります。渓谷の間を蛇行しながら流れる河を進むと、のどかな田舎町に到着。コッヘムは、ナポレオンが遠征の際に立ち寄った地で、丘の上に立つコッヘム城は重厚感のある雰囲気です。かつては関所としての役割も果たしていたと伝えられています。翌日に訪れるベルンカステル・クースでは、木組みの家並みにご注目ください。白い壁に赤い木組みの組み合わせがかわいらしく、窓辺に飾られた花が風景に春の彩りを添えています。家並みを眺めながら、通りを歩いているだけで、心が弾んでくるでしょう。こうした小さな街を訪れやすいのもリバークルーズならではの利点です。
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Bコース、Cコースはケルンにも訪れます
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ベルンカステル・クースで見られる伝統的な木組みの家
のどかな雰囲気を楽しんだ後は、一転して壮大な風景が続くライン古城渓谷へ。悠々と流れる大河を進んでいくと、古城が次々と現れます。時代を超えて堂々と立ち続けるその姿は、歴史のロマンを感じさせるとともに、数々の城塞を備えたライン河が交易の重要な通路としての役割を果たしていたことを伝えます。
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妖精伝説が残るライン河の岩山「ローレライ」
春のセレナーデ号の船旅
歴史を体感する船旅と
個性豊かな街めぐりを
ライン河・マイン河の船旅(Cコース)
街の表情に古き時代への 思いをはせて
魅力あふれる街めぐりとリバークルーズを満喫する旅は、Bコースと同様にアムステルダムからはじまります。オランダ観光を楽しんだ後、セレナーデ号はドイツへ出航。ライン河クルーズの目玉である古城渓谷では、みずみずしい緑に囲まれて爽やかな船旅を。写真撮影やスケッチなど、心に残る景色を、ぜひ船旅の思い出に残してみてはいかがでしょう。
翌日は、がらりと印象が異なる街、フランクフルトへ。ドイツを代表する金融都市には高層ビルが立ち並びます。一方、旧市街は伝統的な建物が目を引くレーマー広場など、昔ながらの風景です。中世と現代の対比が、街の歩みを物語っています。
セレナーデ号は“マインの真珠”と呼ばれるミルテンブルクから再びライン河を航行し、ハイデルベルク、フランス・アルザス地方のストラスブールへ。しっかり観光では、風格漂うノートルダム大聖堂やプチ・フランス地区などをめぐります。ゆったり観光ではボートでの運河クルーズをお楽しみください。白ワインやココナッツの粉を使ったアルザスマカロンなど、この地ならではの味をお土産に選ぶのもおすすめです。
このほかにも、色とりどりの建物が水路沿いに立つコルマール、おとぎ話に出てくる村のようなリクヴィールなど。多彩な魅力を持つ見どころへご案内します。
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ドイツの商業、金融の中心地であるフランクフルト
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マイン河沿いの古都、ヴュルツブルクはフランケンワインの名産地
3つの河で
クルーズの醍醐味を満喫
ライン河・マイン河の船旅(Dコース)
ヨーロッパのリバークルーズ ならではの魅力を体感
スイス・バーゼルから出航するこのコースは、まずライン河クルーズへ。アルザス地方の街めぐりを楽しんだ後、ドイツ最古の大学があるハイデルベルク観光やライン古城渓谷クルーズなど見どころが続きます。
セレナーデ号がマイン河に入ると、マイン・ドナウ運河にかけて数々の閘門(こうもん)を通過。これこそ、ヨーロッパのリバークルーズの特色の1つです。閘門のなかで水量を増減し、河の高低差を調整することで、船が進む仕組みになっています。閘門を通過する際は、その様子をご覧になってみてはいかがでしょう。
それぞれの河沿いの寄港地観光も充実しています。ヴュルツブルクは南ドイツを治める司教領主のもとで発展。繁栄を象徴するのが司教の居城として立てられた宮殿、レジデンツです。その美しさと豪華さから、“ヨーロッパで最も美しい司教館”と称賛されたとか。さらにセレナーデ号は進み、中世の街並みが残るローテンブルク、かつて神聖ローマ帝国の議会が置かれたレーゲンスブルクなど、歴史を感じる街へご案内します。
4つの基本コースに加えて、「ライン河・モーゼル河の船旅とマイナウ島、白鳥城」や「ライン河・マイン河の船旅とユングフラウ」など、人気の観光地へも訪れるコースも。全14コースの船旅が、夢ふくらむ春をお届けします。
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閘門(こうもん)通過も見どころの1つ
※ツアー催行の可否は外務省発出の感染症危険情報ならびに、訪問国および帰国時の自主隔離期間の有無等を総合的に鑑みて判断します。