学生時代、修学旅行に出かける前日の夜にワクワクする気持ちが高まり、なかなか眠れなかった経験がある方も多いのではないでしょうか。「学び」も「楽しみ」もある修学旅行は貴重な体験であり、記憶に刻まれるかけがえのない旅。往時の思い出に浸りつつ、日本を改めて知る“大人の修学旅行”に出かけてみませんか。知っているようで知らなかった名所だけではなく、一度訪れたことがある場所を再訪すれば、新しい発見があるかもしれません。3月に出発し、日本列島を北から南へ縦断する7日間の旅をご紹介します。
およそ3年前にご好評をいただいた、日本縦断の旅をアレンジして生まれた新たなコース。羽田空港を拠点とした航路、北海道・東北・北陸・山陽・九州を合わせた5つの新幹線とバスなど、さまざまな乗り物での移動を楽しみながら人気の観光地をめぐります。冬の気配が残る北海道から春めく鹿児島へ。その7日間を快適にお過ごしいただけるように、スケジュールを詰め込みすぎずにゆとりのある行程でご案内します。各地で一度は訪れたい王道の場所を織り込んでいますので、じっくりと心ゆくまで味わってください。
たとえば北海道では、「新日本三景」に数えられる大沼国定公園へ。活火山である駒ヶ岳の裾野に広がる約9,000ヘクタールの自然公園は、全国でも歴史ある自然公園の1つ。静寂で透明感あふれる景色が広がり、近年では名曲『千の風になって』が生まれた地としても知られています。石川県金沢市を訪れたなら必見の地である「兼六園」や「ひがし茶屋街」も訪れます。
修学旅行の行き先としては欠かせない京都や、広島の嚴島神社もめぐります。金沢から京都までの移動では、32席とゆとりのある大型バスを利用。2席をお1人でご使用いただき、化粧室も付いていますので、ゆったりとドライブをお楽しみください。各地で購入したお土産などで荷物が増える4日目には、京都からの無料宅配サービスをご利用いただけます。
鹿児島県では、島津家にまつわる史跡が残る「仙巌園」をはじめ、歴史を語り継ぐ「知覧武家屋敷庭園」や「知覧特攻平和会館」の見学ができる南九州など、「学び」がある観光地をめぐります。
“大人の修学旅行”だからこそ、温泉や食事などの「楽しみ」も欠かすことはできません。6泊のうち4泊は温泉を楽しめる宿をご用意しました。1泊目は洞爺湖を間近に望む「ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ」でお寛ぎください。2泊目の「茶寮宗園」は仙台の奥座敷、秋保温泉に佇む宿。6泊目には世界的にも珍しい砂むし温泉が楽しめる鹿児島の「指宿 白水館」へ。温かい砂の上に寝転ぶと、体がだんだんとポカポカに。砂の重さと温泉の力を借りて、体中の老廃物を大量の汗とともに排出してリフレッシュしましょう。
7日間の長旅なので、飽きることなくお楽しみいただけるようにお食事にも工夫を凝らしました。「ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ」のフランス料理、「ホテル日航金沢」の寿司会席など、宿でのお食事も多彩です。旅の折り返しとなる4日目の京都では、「ホテルグランヴィア京都」内にある「京懐石 美濃吉 竹茂楼」にて竹茂楼茶膳の昼食をゆっくりとご堪能いただき、夜はお好みの場所で自由にお召しあがりください。また、新幹線での移動中には昼食に名物の駅弁をカジュアルにお楽しみいただく機会をつくりました。
日本列島を南下しながら王道の観光地を一度にめぐる7日間の旅は、密度の濃い充実した日々となることでしょう。