[ 国内特集① ]

ようこそ、豊穣の福島へ
未体験の食の旅へ

1日限りの野外レストラン福島

企画=飯尾賢一/江頭啓太郎 文=井上智之
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旅先で地産の食材に彩られたひと皿に出あうほどに、生産者のこだわりや、その地が育んできた食文化の底力に唸らされます。

そんな感動体験をさらに深め、獲れたて・摘みたての素材で仕立てたフルコース料理を、育った畑や果樹園などのなかに設えたレストランで提供できないだろうか。“産地直結”と呼ぶにふさわしいはじめてのガストロノミー体験を満喫いただけないだろうか。この想いとともに三越伊勢丹ニッコウトラベルでは、1日限りの“野外レストラン”を、四季折々にオープンしていきたいと考えました。

  • イメージ イメージ 畑、湖畔など魅力ある場所でオープンする1日限りの野外レストラン(イメージ)

そこで選んだ舞台は、福島。この地は、さくらんぼ、桃、梨、ぶどう、りんごなどの名産地であるとともにナスや枝豆、かぼちゃといった地元品種の野菜が多彩。裏磐梯に代表される自然に恵まれ、首都圏からほど近いロケーションも魅力です。ツアーにご協力いただく現地旅行会社の「孫の手トラベル」は、地元生産者との密なネットワークに加えて調理スタッフ、フードカートを所有し、野外レストラン設営の経験・ノウハウを、福島で多く蓄積。クオリティの高い食のひと時を、青空の下でお楽しみいただけることとなりました。

小鳥のさえずりや風の囁きを、BGMに。降り注ぐ陽光を、シーリングライトに。野外レストランという、非日常の食の旅へ繰り出しましょう。

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青空の下で
こだわりの「吟壌さくらんぼ」を
フルコースで

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テーマは、「酵素農法」で 樹上完熟させたさくらんぼ

初夏の福島に、いよいよオープンする野外レストラン。ご用意するメニューは、果樹園「フルーツファーム カトウ」を営む加藤修一さんが丹誠を込めて育てた「吟壌さくらんぼ」のフルコース・ランチです。「吟壌さくらんぼ」とは、微生物などの力を借りて酵素の働きを活性化させる独自の「酵素農法」を実践するために、加藤さんが約30年かけて土壌づくりから取り組んだ末に実を結んだ珠玉のさくらんぼです。

  • イメージ 「吟醸酒」のような高貴な香りは、まさに「吟壌さくらんぼ」(イメージ)
  • イメージ 約30年も土壌づくりに励んできた「フルーツファーム カトウ」の加藤修一さん

眩い輝きは、“赤いダイヤ”と形容したいほど。柔らかな果肉とジューシーな果汁、濃厚な甘さ、そして「吟醸酒」のような高貴な香りを、“土壌”へのこだわりで実現したことから「吟壌さくらんぼ」と名付けられました。「フルーツファーム カトウ」では、「吟壌さくらんぼ」本来のおいしさを堪能していただくために、樹上完熟のタイミングで収穫。完熟すると傷みやすくなり首都圏への出荷もままならないため、その味わいは現地でしか楽しめません。希少なさくらんぼを活かした一皿ひと皿を心ゆくまでお楽しみください。

  • イメージ イメージ 加藤さんの手で丁寧に摘み取られたさくらんぼをお土産に
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土にふれ、自然に抱かれ ときめきの食のひと時を

「吟壌さくらんぼ」がメニューのテーマなら、そこに彩りを添えるのが福島産のこだわり野菜です。ご案内する旅では、途中で旬のアスパラやフルーツトマトを収穫体験し、その味を野外レストランでお楽しみいただけます。採れたてを丸かじりしてみたり、生産者の話に聞き入ったりするのも楽しいひと時です。

果樹園が綿々と連なる「フルーツライン」をほど往くと、その一角に「フルーツファーム カトウ」が佇んでいます。青空をバックに吾妻山の勇姿がくっきりと見え、さくらんぼがたわわに実る果樹園のなかには、整然と設えられた食卓と「孫の手トラベル」所有のフードカートが。シェフや調理スタッフのきびきびとした立ち振る舞いに、この地でのガストロノミー体験に期待は高まっていくことでしょう。

  • イメージ フードカート内でシェフが腕を振るう
  • イメージ 期待高まる「吟壌さくらんぼ」のメニュー(イメージ)
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さくらんぼをテーマに イマジネーティブなお料理を

野外レストランならではの開放感に寛いでいるうちに、いよいよフルコース・ランチのはじまりです。「吟壌さくらんぼ」の登場の仕方は、あるお皿では主役であったり、 あるお皿ではお肉やお魚料理の引き立て役であったりと、ひと皿ごとにバラエティに富んだもの。

たとえば前菜は、「吟壌さくらんぼ」と魚介や地元野菜が織り成すハーモニーを。メインは、福島牛や地鶏といった肉料理のアクセントに。デザートは、「吟壌さくらんぼ」という素材の持ち味を最大限にというように、シェフ渾身のアレンジに思わず心躍ることでしょう。

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「野外レストラン」という
新しい旅のカタチをこれからも

四季折々に、福島の恵みを 野外レストランで

旬の地産食材を、ベストタイミングで味わう野外レストラン。豊穣の福島を舞台にしたこの非日常体験を継続的にお楽しみいただくために、三越伊勢丹ニッコウトラベルでは四季折々での開催を予定しています。

たとえば実りの秋には、福島の復興計画の1つとして立ち上がった「かわうちワイナリー」の収穫タイミングに合わせて、ぶどう畑に野外レストランを設営。待望のタイミングに立ち会うとともに、旬の地産食材に彩られたガストロノミー体験を満喫していただきます。

また、福島の春は、さまざまな果樹の花々が一斉に咲く季節。可憐な花の香りに包まれながら、果樹園の真ん中に設えた野外レストランで食を楽しむひと時は、かけがえのない体験になるでしょう。

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反響を糧として この感動体験をこれからも

野外レストランの旅は昨秋、「フルーツファーム カトウ」の「吟壌りんご」をテーマに開催したことがあります。ご参加いただいたお客さまからは「おいしいレストランでいただく食事は大好きで何度も経験していますが、このように自然のなかでいただく食事会はとても新鮮でおもしろいと思いました」など、多くの反響をいただきました。

その地で培われた食の素材や文化を五感で満喫する野外レストランの旅は、現地生産者の方々の励み、活力につながるとともに、食の楽しみを知り尽くしたお客さまにとっても「新しい旅のカタチ」といえるのではないでしょうか。

  • イメージ イメージ 果樹園の真ん中に1日限りのレストランが(イメージ)
  • イメージ 「吟壌りんご」のこだわりについて説明を聞く(イメージ)
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