[ WEB限定特集① ]

静かな森に
涼やかな風そよぐ夏
軽井沢の薫りに包まれて

企画=山田五月/開沼愛加里 文=大友園子
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何度訪れても魅力が尽きることのない軽井沢。この夏、しばらく訪れていない方も、軽井沢へお出かけになってみませんか。涼やかな風がそよぐ頃、この地ならではの思い出が、心のアルバムを色鮮やかに彩ります。

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軽井沢とともに歴史を刻む
万平ホテル滞在
薫り高い花々に囲まれる庭園めぐり

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風格あるメインダイニングで
伝統のフランス料理を味わう

避暑地としての軽井沢は、美しく清廉な気候に魅了された外国人宣教師たちが、夏を過ごす別荘を建てたことからはじまります。今も別荘地には塀がなく、静かな森のなかに溶け込むように佇んでいるのは、その後もこの地を愛する人々が、自然を大切にすることをモットーにしてきたからでしょう。

明治27(1894)年に創業した万平ホテルは、そうした避暑地としての軽井沢の歴史を伝える老舗ホテル。西洋式ホテルの草分けとして、海外の要人や文化人にも愛されてきました。本館であるアルプス館には、避暑地軽井沢の歴史を感じさせる調度品や宿泊した著名人にまつわる資料などが残されています。創業時から変わらない心づくしのもてなしも、愛され続ける理由の1つです。

滞在中、あたかもその時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえるのが、メインダイニング。格式の高い格天井、壁には江戸時代の参勤交代の様子や、大正から昭和初期の避暑地としての軽井沢が描かれたステンドグラスが飾られています。これは国会議事堂の天井を飾るステンドグラスの作者・宇野澤秀夫によるもの。クラシックな佇まいだけでなく、代々受け継がれるレシピに忠実でありながら、歴代のシェフがアレンジを加え、軽井沢の歴史とともに進化を遂げてきた本格フランス料理も楽しみです。万平ホテル自慢のフランス料理をごゆっくりお召しあがりください。

  • イメージ 世界中の要人や文化人に愛されてきた万平ホテル
  • イメージ 社交場時代の面影を残すメインダイニング
  • イメージ イメージ 伝統のレシピを守りながら時代に即したアレンジを加えたフランス料理 ※ワインは付きません
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湖と庭園の織り成す景観や
本格的英国式の妙を堪能

そして、次々に咲く花々を愛でるのもこの時期ならではのお楽しみです。ぜひ出かけたいのが南軽井沢にある軽井沢レイクガーデン。ここは、湖を中心に8つのエリアをもつ広大なナチュラルガーデンで、6月中旬から7月上旬はバラの季節。イングリッシュローズ、フレンチローズを中心に約400種類、4,500株のバラが次々と咲き、園内にはバラの香りが広がります。イングリッシュローズを中心に約160種のバラが咲く庭、宿根草とバラの競演が楽しめる庭、小径を歩きながら香り豊かなバラを存分に楽しめるフレグランスローズパス、クレマチスとバラのパーゴラが魅力のフレンチローズガーデンなど、どこを切り取っても絵になる風景に出あえます。

  • イメージ イメージ 水辺の風景とバラの花々の香りに癒される軽井沢レイクガーデン

2日目には蓼科まで足を延ばし、バラクラ イングリッシュガーデンへ。思わず時を忘れてしまいそうな庭めぐりを楽しみます。ここは英国庭園研究の第一人者であるケイ山田さんがデザインし、設計から石工、ガーデナーまで、庭園のすべてを英国人専門家が創園した日本初の本格的英国式庭園。2020年には「英国王立園芸協会パートナーガーデン」にアジア太洋州初の認定を受けました。バラクラの象徴でもあるオールドローズが、園内各所で香りを放ちながら、可憐な花を咲かせています。

園内の散策を楽しんだら、庭を眺めながらハイティーを楽しむのはいかがでしょう。紅茶とお菓子のほかに、上品に焼き上げられたスコーン、こだわりのサンドイッチ、見た目も美しいオードブルなどを楽しむエレガントな昼食をどうぞ。

  • イメージ イメージ 絵画のようなバラの風景が広がるバラクラ イングリッシュガーデン
  • イメージ 花々に囲まれてイギリス風に優雅なハイティーを
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