[ セレナーデ時間 ]

セレナーデ号 2022年特別企画

クリスマス&ニューイヤークルーズと
絶景のヨーロッパ

心煌めく、冬旅物語

企画=南家知文/篠原陽子 文=小野瀬宏子
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クリスマス&ニューイヤークルーズとしてヨーロッパの船旅に加え、 乗船前後に観光地を満喫するコースもご用意。 寒い時期だからこそ出あえる景色や、幻想的なムードに包まれる見どころなど ヨーロッパの冬の魅力をたっぷりとご紹介します。 ときめきと感動が待つ、この冬だけの旅物語へ。 もちろん、主人公はあなたです。

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ウィーンフィル特別アンサンブルとドナウ河

サンタクロースの故郷
フィンランド・オーロラ観賞

サンタクロース村で 童心に帰るひと時を

サンタクロースの故郷がフィンランドといわれていることをご存じでしょうか。サンタクロースにまつわる伝説はいくつもありますが、1925年にフィンランドの新聞社が「北極ではトナカイのエサが足りなくなったので、サンタクロースはフィンランドに引っ越した」と発表したことをきっかけに、この説が広まったそうです。

当コースではそんなサンタクロースと会える場所へご案内します。向かうのはラップランド地方、ロヴァニエミにあるサンタクロース村。雪深い森に囲まれ、その場にいると空を駆けるトナカイに遭遇できるような気がしてきます。とんがり屋根の大きな建物がサンタクロース・オフィス。こちらでは1年を通してサンタクロースと会えるため、子どもから大人まで多くの観光客が訪れるそうです。そんな大人気のサンタクロースと一緒に写真撮影を。楽しいひと時に思わず笑顔になるでしょう。

村のなかにある郵便局では、郵便物にかわいいデザインの消印が押されるので、旅の思い出にクリスマスカードを送ってみるのもおすすめです。

  • イメージ イメージ 世界中から観光客が訪れるサンタクロース村
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夜空に光るオーロラは 神秘的な美しさ

フィンランドはアラスカ、カナダと並び、人気のあるオーロラ観賞地です。今回のツアーでは、北極圏の入り口に位置するロヴァニエミで2連泊するので、オーロラと出あうチャンスも十分。

人口約6万人の小さな街は灯りも少なく、観賞するには好条件といえます。気象条件などにもよりますが、通常、オーロラが見られる時間帯は午後9時から翌午前3時頃まで。ご夕食後にオーロラ観賞をお楽しみいただきます。もちろん、屋外で長時間我慢することがないようにご案内しますので、ご安心ください。夜空を彩る幻想的な美しさは、自然からのクリスマスプレゼントのようにも思えるでしょう。

また、連夜のオーロラ観賞を終え、最終日のロヴァニエミ出発時刻はゆとりを持たせ、正午頃の予定。午前中はゆっくりとお過ごしいただき、北欧の旅を思い返してみてはいかがでしょうか。

  • イメージ イメージ 夜空に舞うオーロラは、忘れられない旅の思い出
  • イメージ イメージ ロヴァニエミでは雪原を駆けるトナカイゾリ体験も
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世界遺産宮殿ホールコンサートとライン河、マイン河

白銀を駆ける
フィヒテルベルク蒸気鉄道、東部ドイツ

車窓に広がる 迫力あふれる銀世界

次のコースはリバークルーズをお楽しみいただく前に鉄道の旅へご案内。エルツ山地を走るフィヒテルベルク蒸気鉄道は、クランツァール駅からドイツで最も標高の高い街、オーバーヴィーゼンタール駅までの約17キロを結びます。「エルツ」とはドイツ語で「鉱石」を意味し、エルツ山地は元々、銀や錫などが採掘され、鉱業が栄えた地域でした。しかし、17世紀に入ると鉱業は徐々に衰退。打って変わって、降雪量の多い地域特性を活かし、ウインタースポーツのリゾート地として人気が上昇。1897年に開通したフィヒテルベルク蒸気鉄道は観光客の交通手段として利用され、現在もなお、多くの人々が雪山でのレジャーを楽しんでいます。

今回のツアーで訪れる頃はもちろん、見渡す限りの銀世界。約250メートルの標高差を1時間ほどかけて力強く登っていく蒸気鉄道の車窓から、冬景色をたっぷりとご満喫いただけます。のどかな山あいの農村や森を抜け、急勾配をどんどん登っていくとフィヒテルベルク、クリーノベツの2つの高峰の姿が見えてきます。その後、路線の最後に渡るのがヒュッテンバッハタール高架橋。長さ約100メートル、高さ約18メートルの鉄橋を通る瞬間が一番の見どころです。どこまでも続く雪山を目の当たりにすると、自然の偉大さと美しさに言葉を失い、ただただ見入ってしまうことでしょう。

  • イメージ イメージ ヒュッテンバッハタール高架橋を渡るフィヒテルベルク蒸気鉄道
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各地の魅力が詰まった 本場のクリスマスマーケットへ

ドレスデンではご希望のお客さまを本場のクリスマスマーケットへご案内します。市内では例年、複数の場所でマーケットが開かれますが、アルトマルクト広場で行われる「シュトリーツェル・マルクト」がドイツ最古のクリスマスマーケットとして伝えられています。「シュトリーツェル」とは、ドイツの伝統的なクリスマス菓子「シュトーレン」に由来するそうです。屋台でも販売しているので、ぜひ召しあがってみてはいかがでしょう。

また、プラハでは旧市街広場で開催されるクリスマスマーケットへ。ティーン教会と大きなクリスマスツリーの共演はうっとりするような美しさ。煌めきあふれるひと時をお楽しみください。

  • イメージ ドイツ最古といわれるドレスデンのクリスマスマーケット
  • イメージ マーケットの定番、グリューワインはノンアルコールのものも
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コンセルトヘボウコンサートと
ライン河、オランダ・ベルギー運河

白銀が最も美しく輝くスイスの名峰
ユングフラウ

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晴天率の高い冬こそ出あえる 神々の世界、ユングフラウ

最後のコースは雪山の見どころを満喫。冬のユングフラウ地方は意外と思われるかもしれませんが、ほかの季節と比べ、晴天率が高くなる時期といわれています。空気も澄み、山々を一層美しく望めることが期待できます。

まず、ツアー2日目はロープウェーでシルトホルン展望台へ。標高約2,970メートルに位置し、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山を一望。これぞスイスが誇る大自然! というダイナミックな風景が360度に広がります。宿泊を予定しているインターラーケンでは、夜は星空と月明りに輝く雪景色を。朝は徐々に靄が晴れていく幻想的なひと時をお楽しみいただけるでしょう。

  • イメージ イメージ 冬季、この地域は晴天に恵まれることが多い

3日目は登山鉄道に乗り、ユングフラウヨッホ観光へご案内。車窓から望む山々が大迫力で近づいてきます。アイガーグレッチャー駅を過ぎるとトンネルのなかを走行。その後、いよいよ標高3,454メートル、ヨーロッパで最も高いところにある鉄道駅、ユングフラウヨッホ駅に到着。さらにエレベーターで上がったところにあるスフィンクス展望台から望めるのは壮大な冬景色です。澄み切った青空に映える雪山は陽光に輝き、白銀からクリスタルブルーを思わせる美しいグラデーションに。神々しさを感じるほどの絶景を堪能できるのは、この季節だからこその貴重な体験です。

  • イメージ シルトホルン展望台から望む圧巻の景色
  • イメージ ユングフラウ登山鉄道でアルプスを満喫
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ロマンティックな季節を楽しむ特別な全12コース

冬の見どころが満載の各コースは、それぞれに特別企画クルーズならではの多彩な楽しみも待っています。今回のツアーのために企画されたウィーンフィルやロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーによる特別コンサートや、選りすぐりのレストランでの思い出に残るお食事。さらに、華やかなイルミネーションに彩られたドナウ河の夜景クルーズ、アムステルダムでは大晦日の花火など。各ツアーはどれも1年のフィナーレを飾るのにふさわしい、心躍る内容がたっぷりです。

“冬旅物語”の名場面が詰まったセレナーデ号の全12コース。心煌めくような船旅のストーリーが、もうすぐ幕を開けます。

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あまり歩かなくても、楽しめる旅へ
「ゆったり度3」でめぐる
セレナーデ号の船旅
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体力に自信がない方も、安心して寄港地観光をお楽しみいただける「ゆったり度3」の旅。徒歩をできるだけ減らし、小回りの利くミニトレインやタクシーなどを利用。たとえば、Aコースで訪れるブラチスラバではミニトレインに乗って、のんびりした速度の車窓から写真撮影を。また、Bコースのヴュルツブルクのレジデンツではエレベーターを使い、豪華絢爛な客間へアクセス良くご案内します。Cコースではブリュッセルのカフェへ。優雅なティータイムは観光中のひと休みにもぴったり。主要な見どころを絞ってめぐるため、たっぷりと旅情に浸っていただけるのも「ゆったり度3」の旅の魅力です。

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お詫びと訂正

7月更新記事「クリスマスの季節にめぐるライン河・マイン河の船旅」の記事中にてラヴェンナ渓谷でのクリスマスマーケットを写真とともに紹介しましたが、当クルーズ寄港中には開催しないことが発表されました。このため、代替としてフランスアルザス地方のコルマールのクリスマスマーケットにご案内いたします。訂正とともにお詫び申しあげます。