「オールインクルーシブ」スタイルで、心を満たす船旅を。お酒やチップ、WiFi、スペシャリティレストランまでもが代金に含まれるラグジュアリークルーズでは、時間の流れさえ穏やかに感じられます。素材にこだわった美食の数々と、細やかなホスピタリティに包まれて――今こそ、真の寛ぎを知る旅へ出かけませんか。
クルーズというのは移動手段と船上の滞在体験、つまり、「目的地を楽しむ」「船上ライフを楽しむ」という2つの目的をかなえられる旅です。そのなかでも「船上ライフ」の質にこだわりたい、さらに満足度の高い船旅をしたい……そう望む方が行き着くのがラグジュアリークルーズです。
当社でも以前からクルーズの選択肢として、ラグジュアリークルーズをご案内してまいりましたが、徐々に選ぶお客さまも増加。2025年は日本を代表する飛鳥Ⅲが就航するなど、世界的にラグジュアリークルーズはトレンドになってきています。そこで、今回は「ラグジュアリークルーズ」専用のパンフレットをご用意し、コースをお選びいただきやすくなりました。
さて、ラグジュアリークルーズの定義のなかで「オールインクルーシブ」という言葉があります。「すべてが含まれる」という意味で、クルーズ代金のなかに、スペシャリティレストランの代金、アルコールを含めたドリンク、WiFi 、チップの代金などが含まれています。船上で追加で支払う代金がほぼないため、乗船前に予算が立てやすいメリットもあります。陸上のホテルや温泉旅館でも「オールインクルーシブ」スタイルが人気ですが、その理由の1つは、旅先で予算に合わせてオプションを選んだり考えたりするストレスがなく、旅そのものを満喫しやすいことにあるでしょう。
近年、カジュアルな客船を中心にクルーズ代金が複雑化、多数のオプションが提示される傾向があります。たとえば、1日に注文できる数が決められたドリンクパッケージが設定されたり、スペシャリティレストランそれぞれにチャージがかかったりするなど、さらに楽しもうと思うと最初のクルーズ代金よりも費用がかさんでしまう場合もあります。しかし、ラグジュアリークルーズであれば、乗船後の追加代金をいちいち気にするわずらわしさがなく、気ままに旅を楽しめます。
上でご紹介した4つのサービスは代表的なもので、船会社それぞれ多様なオールインクルーシブの活用の仕方はお好み次第。たとえば、ノンアルコールカクテルやフレーバーコーヒーなど、多種類のドリンクを提供する客船も多いので、バーやカフェなどで試飲しながら、お好きなメニューを見つけられるのも贅沢な楽しみです。
また、WiFi が無制限で無料になるのも見逃せません。スペースX社のインターネットサービス「スターリンク」 を導入する客船が増え、インターネット速度が速くなりました。洋上でもスマートフォンやパソコンで WiFi を利用できるので、船上から家族に写真を送ったり、寄港地の情報を調べたりできるなど、利便性が高いと好評です。
そのほかにも、ラグジュアリークルーズにはさまざまな利点があります。船のサイズが比較的小さい客船が多いため、大きな客船が入れない魅力的な寄港地やユニークな航路が設定され、より多彩な旅が用意されていることが多いのも魅力です。また、空間とサービスのゆとりも大きなメリット。乗客1人当たりのスペースが広く取られ、客室のゆとりが確保されています。スタッフ1人に対するお客さまの人数が1.2~1.5人と少なく、顔を覚えてもらえて、ホスピタリティにあふれるサービスが期待できます。
そして、贅沢な洋上生活にさらなる彩りをそえるのは「ワンランク上の食事体験」。レストランの選択肢を楽しめるだけでなく、料理の質そのものが非常に高いことも注目すべきポイントです。世界的に活躍するシェフが監修したり、食材の仕入れにこだわったりするなど、食に力を入れているので、「お食事のおいしさが格別」「毎日食べても飽きない」などのお客さまの声もいただいています。
美しい海原、寄港地の景色をさらに輝かせる、ラグジュアリークルーズ。人生の記憶に残るような、感動の船旅をご体験ください。
「海とのつながり」を体験できる船内施設も充実(エクスプローラⅠ)
MSCグループの創業家が長年構想し、立ち上げたラグジュアリーブランドで、「海とのつながり」をテーマに従来のクルーズからの変革を目指しています。船会社が直接採用し、コンセプトを共有したスタッフたちがホスピタリティあふれるサービスを。それぞれのレストランで提供する素材を活かした質の高い料理、洗練された雰囲気のバーやカフェ、プールも魅力。ドレスコードはエレガントリゾートカジュアルのみで、リラックスした旅が楽しめます。
洗練されたインテリアのロビーバー(エクスプローラⅠ)
ラグジュアリークルーズの先駆けで、従来型の客船と探検客船の両方を運航、全室バトラーサービスが付くのが特徴です。従来型の客船の例としては、メインダイニングを設けないというコンセプトで、レストランを設置。キャビアなどの豪華な食材はもちろん、ジャズライブを楽しめるレストランも魅力。探検船ではガラパゴス諸島をクルーズする専用客船を保有し、世界有数の秘境で公認ガイドチームの案内とともに観光ができます。
世界遺産のガラパゴス諸島で豪華な探検クルーズも(シルバー・オリジン)
画家ポール・ゴーギャンの名前を冠した船で、タヒチのボラボラ島、モーレア島など、美しい海に囲まれた5つの自然豊かな島々を訪れます。石づくりの祭壇や遺跡などポリネシアの歴史や文化にふれる旅も。メインダイニングのほか、世界的有名グルメガイドに掲載されたシェフが監修するフランス料理や、ポリネシアンスタイルのレストランを備えています。現地の雰囲気を堪能できるパフォーマンスショーやカルチャー教室など船内イベントも魅力。
地元のパフォーマーたちによるイベントも魅力的(ポール・ゴーギャン)
壮麗に輝くインテリア、贅を尽くした調度品やアート、プライベートバルコニー付きの広々とした客室など、まるで豪華な邸宅に滞在しているかのよう。モダンなフランス料理やステーキハウスなどのスペシャリティレストランが揃い、グルメな旅を満喫できます。高級ワインなども含むドリンク、客室内のミニバー、船内のすべてのエリアで利用できるWiFi のほか、ランドリーサービスなども代金に含まれ、快適な洋上ライフをお約束。
華麗なシャンデリアが輝くアトリウム(セブンシーズ スプレンダー)
元は日本郵船が運航していた客船を引き継ぎ、全室バトラーサービス付きで、きめ細かなサービスが長年のファンから支持されています。2023年の改装で、より洗練されたクルーズへと生まれ変わりました。フォーマルイブニングにはタキシードやドレスなどでおしゃれも。海外で活躍する日本人シェフ、松久信幸さんが監修する和食レストラン「ウミウマ」や、イタリア料理など、スペシャリティレストランも大きな楽しみになるでしょう。
洗練された船内とホスピタリティが日本人にも好評(クリスタル・セレニティ)
食の上質さと選択肢はラグジュアリークルーズならでは(クリスタル・セレニティ)