[ 関西発着の旅 ]

関西発着で行く この秋のおすすめ旅

東北の秘湯・名湯
2つの湯宿滞在と
富士の絶景ホテル・
箱根の伝統ホテルで寛ぐ

企画=沼本雅彦/頂あかり 文=清野協子
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ゆったり癒されたい乳頭温泉と銀山温泉の宿

ふと気が付けば冬の足音が聞こえる、そんな短くも美しい東北の秋に、とっておきの温泉宿で癒される旅をご紹介します。

まずは十和田八幡平国立公園の山間にあり、秘湯として名高い秋田県乳頭温泉へご案内しましょう。先達川のほとりに建つ「妙乃湯(たえのゆ)」は、日本の伝統的な和の造りと現代の技術が融合した全17室のお宿。濁り湯の「金の湯」、無色透明の「銀の湯」の2つの自家源泉が、7つの湯船にかけ流しで注がれています。お食事は、きりたんぽ鍋や比内地鶏、キノコ汁など滋味あふれる秋田の郷土料理。渓流側のお部屋で、静かで落ち着いた滞在をご満喫ください。

  • イメージ イメージ 渓流と滝を望む褐色に濁る金の湯の露天風呂(乳頭温泉「妙乃湯」)

続いてご案内するのは、山形県北東部に位置する銀山温泉です。銀山川の両岸に木造多層建築の温泉旅館が軒を並べ、大正時代の面影を色濃く残す町並みが人気です。

「藤屋」は、温泉街のなかほどに建つ、建築家隈研吾さんによる全8室の洗練されたお宿です。内部は、越前の手漉き和紙や簾虫籠(すむしこ)と呼ばれる細竹を並べた透かし格子など、和の素材を活かした設計。建築家の感性と匠の技が融合した、いるだけで5感が研ぎ澄まされるような非日常空間が広がります。24時間いつでもご利用いただける、石、ヒバ、竹など趣の異なる5つの貸切温泉風呂もあります。尾花沢牛や岩魚、蕎麦や芋煮などの山形の名物を活かしたお料理も自慢。

すべてのお部屋は温泉街の眺望が楽しめる銀山川に面しています。ガス燈が灯る夕暮れ時は、昼間とは違った幻想的な雰囲気が見られますので、ぜひ散策にお出かけください。

また、日本海を望む男鹿半島では、男鹿水族館GAOへ。目の前の日本海の海中を再現した巨大水槽と、3頭のシロクマの親子が見られます。なまはげ館では男鹿各地の約150もの個性的な、なまはげの面と衣装が勢ぞろい。その迫力に圧倒されることでしょう。

  • イメージ イメージ ガス燈が煌めき、大正ロマンを感じさせる銀山温泉の夜景
  • イメージ イメージ 銀山温泉街で一際目を引く隈研吾さん設計の「藤屋」
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眺望と伝統に酔いしれる「日本平ホテル」「富士屋ホテル」

次は、昨年大変多くの方にご参加いただき好評だった、一度は泊まりたい2つのホテルで過ごす旅です。

「日本平ホテル」は富士山を正面に望む標高約300メートルの丘陵地に位置し、“風景美術館”と呼ばれています。広々とした吹き抜けのラウンジでは、全面ガラス張りの窓から駿河湾越しの富士山と清水港、三保松原の大パノラマがご覧いただけます。客室の大きな窓と開放感のあるバルコニーからも、時間の経過ごとに表情を変える富士山を、心ゆくまで眺めてお過ごしいただけます。

  • イメージ イメージ 富士山と駿河湾の大パノラマを背景に建つ「日本平ホテル」

2020年、およそ2年にわたる大改修工事が完了し、生まれ変わった箱根の「富士屋ホテル」は、140年余りの歴史を誇る日本初の本格的リゾートホテル。和洋折衷の斬新な建物群はそのままに、宮ノ下温泉の源泉を引いた大浴場や、宿泊者専用ラウンジなど新たな魅力も加わりました。日光東照宮本殿をモデルにした豪華絢爛なメインダイニングで、創業当時の料理方法を受け継ぐ、洗練されたフランス料理をお召しあがりいただきます。贅沢な空間で、きめ細かなおもてなしと上質な時間をお過ごしください。

  • イメージ イメージ 登録有形文化財の建物が連なる「富士屋ホテル」

企画展として尾形光琳の大作などを展示している箱根・小涌谷の岡田美術館にも立ち寄り、ゆっくりと名画の数々をご鑑賞いただきます。北条氏ゆかりの伊豆では名刹・願成就院へご案内。今年の大河ドラマの主人公北条義時の父・時政が建立した寺院で、運慶作の国宝の5体の仏像を間近にご覧いただけます。

  • イメージ イメージ 岡田美術館 尾形光琳『菊図屏風』(部分)

現地合流・解散のプランもございますので、
全国各地からご参加いただけます。