東京からわずか3時間ほどのフライトで、そこは南国の空と海が広がる別天地。ゆったりとした時の流れと、どこかしら華やかな異国情緒に満たされることでしょう。今度の年末年始こそは、日常を忘れてのんびり、ワクワクと。そんな皆さまの想いに応える、沖縄本島と宮古諸島の旅をご案内しましょう。
厳かなお正月も趣がある一方で、時にはガラリと気分を変えて新年を迎えたいものです。ご案内するのは、大人なマリンリゾートに滞在しながら、“美ら(ちゅら)”と呼ぶにふさわしい沖縄の自然美を愛でる年末年始の旅です。それだけに、宿泊いただくホテルにもこだわりました。
Aコースの滞在先は、「ホテルオリオン モトブ リゾート&スパ」です。沖縄本島の北西、本部(もとぶ)町の海辺に佇むその外観は、大海原に浮かぶ豪華客船のよう。白を基調としたオーシャンビューの客室から、エメラルドグリーンの海と水平線に浮かぶかのような伊江島を満喫できます。2億年以上も前の地層から湧き出る天然温泉「美ら海の湯」も、楽しみの1つです。ゆったりと湯船に浸かりながら、1年の疲れを癒してはいかがでしょう。
Bコースの滞在先は、沖縄が誇るリゾート地・恩納村(おんなそん)に今年4月に開業したリゾートホテル「AQUASENSE Hotel & Resort」です。“AQUA”という名を冠するように、コンセプトは「“Become One with Nature”」。朝な夕なに表情を変える沖縄西海岸の海や夜の幻想的なライティングが、ロマンティックなひと時へと誘います。客室は、すべてオーシャンビュー。また、全室のバルコニーにある屋外ジェットバスやデイベッドで、のんびりとお寛ぎいただけます。
ご案内する旅では、沖縄の多彩な魅力にたっぷりとふれていただきます。まずは沖縄本島のなかでも透明度の高い海として知られる「ブセナ海中公園・海中展望塔」へ。水深5メートルの底に設置された360度パノラマの丸窓から、海中観察をお楽しみください。手の届きそうな距離で泳ぎ回る熱帯魚に心躍ります。
続いては、沖縄のアダムとイブ伝説が今に残る古宇利(こうり)島へ。専用カートに乗って「古宇利オーシャンタワー」の展望塔から望むのは、海抜約82メートルからの壮大な眺望。見渡す限りの大海原に息を呑むことでしょう。人気の「海洋博公園 沖縄美ら海水族館」も、約2時間かけて観賞。ジンベエザメやナンヨウマンタを観察できる巨大水槽をはじめ、沖縄の海の世界を体感できます。
琉球王国の栄華を今に伝える首里城の訪問も、かけがえのない思い出に。火災によって焼失した正殿の修復まで約5年を要する復興の様子を、ガイドとともにめぐっていきましょう。
また、「AQUASENSE Hotel & Resort」では、沖縄の食文化と中華料理が融合した創作料理「琉球チャイニーズ」を元旦にお楽しみいただきます。ホスピタリティあふれるホテルスタッフのおもてなしとも相まって、心弾む沖縄のお正月を実感できることでしょう。
“宮古ブルー”と謳われる海と抜けるように青い空、そして緑豊かな宮古島の自然に抱かれながら、穏やかな島時間を過ごす年末年始の旅もおすすめです。
その拠点となるのが、宮古島南部の海岸沿いに約7マイル(約11キロ)もの広大な敷地に広がる「シギラセブンマイルズリゾート」です。東京ドーム約92個分、約130万坪という敷地を有するこのリゾートシティには、9つのホテル、20以上のレストラン、ゴルフ場や温泉などが結集しています。
いたるところにハイビスカスやプルメリア、ブーゲンビリアといった花々が咲き、水辺には四季折々に渡り鳥が。また、ウミガメが姿を現す砂浜など、動植物にも安らぎに満ちた楽園です。
ご案内する旅では、この一大リゾートの一角に佇む「ホテル シギラミラージュ」に3連泊。ゆとりある客室は、白砂をイメージしたインテリアをはじめ優雅な佇まい。心和む空間で、南国時間をお過ごしください。
宮古諸島は、小さな島のそれぞれが真珠のような輝きを放っています。宮古島と諸島間の行き来を便利にすべく次々に開通した橋を利用して、感動発見へと繰り出しましょう。橋の通行時には、“宮古ブルー”が煌めく海上を走り渡るような爽快感をご体験ください。
まずは、宮古島から池間島、来間島へ渡り、展望台から見晴らし抜群の景色をご堪能ください。続いて伊良部島へ。そこに現れるのは遠浅の海に無数の岩が転がる佐和田の浜。2つの池が地下で繋がっていることから名付けられた「通り池」は、ダイバーにも憧れのスポットです。
もちろん宮古島も、見どころ盛りだくさん。水中観光船でサンゴ礁、群れ泳ぐ魚やウミガメを観賞できる海中散歩をお楽しみいただき、例えようもない美しさの与那覇前浜ビーチや東平安名崎(ひがしへんなざき)へご案内します。
年越しのお楽しみが、ホテル前で開催されるカウントダウン・イベントです。エイサーや島唄の熱狂のなか、やがて“ゼロ”の大合唱が。それを合図に、南国の夜空に花火が大輪を咲かせる刹那、新年に期する皆さまの想いもクライマックスを迎えることでしょう。