[ 関西発着 ]

企画担当・武智義寛がおすすめする旅

自然、異文化、風習……
名物ガイドとめぐる「やんばる」

沖縄の“素顔”を皆さまへ

企画=武智義寛/頂あかり 文=清野協子
  • イメージ イメージ 幸せを招くといわれるフクギ(福木)の並木道を牛車が行く
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名物ガイドさんを通じて沖縄を紹介したい

島唄とともに響く三線(さんしん)の音色…… 今年は沖縄本土復帰50周年の年です。

昨年12月に催行した宮古島のツアーが大変好評でしたので、この冬も沖縄のツアーを企画することになりました。マリンリゾートのイメージが強い沖縄ですが、「今回は海だけではない沖縄の多彩な表情に出あう旅にしたい。琉球王国の約450年の歴史と伝統が、今でも暮らしに根付いている固有の文化をご紹介したい」と考えました。では行先は?

「あまり知られていない、沖縄北部はどうだろうか」沖縄北部の地域・やんばるは、昨年世界遺産に登録され、NHKの朝の連続テレビ小説も沖縄北部が舞台でした。それなら一度訪れたことのある方でも、新鮮な気持ちで楽しめるツアーになるのではないかと考えました。

  • イメージ イメージ 沖縄の心を伝える名物バスガイド崎原真弓さん

そこで思い出したのが、各分野の第一人者の活躍を紹介するNHKのドキュメンタリー番組で、2013年に放送されたバスガイドの崎原真弓(さきはらまゆみ)さんです。彼女は当時、2年先まで予約が埋まっている名物バスガイドでした。彼女のモットーは、沖縄に来てくれた人たちを「ちむぐくる(まごころ)」でもてなすということ。バスのなかで彼女は、沖縄の歴史、文化、風俗を語り、手話を交えて沖縄民謡を歌い、三線を奏で、琉球舞踊や、果ては沖縄空手の演武までも披露するサービスぶりでした。さらに、“おばぁ”に扮して沖縄の歴史を1人芝居で演じてみせるのです。その精一杯のおもてなしの心に私は深く感銘し、「この人を通じて“素顔”の沖縄を紹介しよう」と決意しました。早速協力をお願いすると、とんとん拍子に話が進みました。

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旅の醍醐味は未体験の文化や自然に五感でふれること

それでは実際のコースをご紹介しましょう。

まずは北部へ向かい、沖縄本島随一の透明度を誇る古宇利(こうり)島へ。エメラルドグリーンの海を堪能したあと、連続テレビ小説のオープニング映像で印象的なフクギの並木道と、昔ながらの集落をのんびりとめぐります。

ご宿泊は2020年に開業のヒルトン沖縄瀬底リゾート。夕陽を望むバルコニー付きの客室で、ゆったりとお寛ぎください。

  • イメージ 夕陽のスポットとしても有名な瀬底島に建つ「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」
  • イメージ 「大宜味(おおぎみ)スカイテラス」から望む塩屋湾の絶景

2日目は、沖縄本島最北端の辺戸岬の断崖絶壁から紺碧の海原を一望。ヤンバルクイナなどの固有動物が生息する「やんばる国立公園」では、琉球神話の聖地・大石林山にある巨大なガジュマルの木へご案内します。ご昼食はやんばるの山の上に立つ大宜味(おおぎみ)スカイテラスにて、塩屋湾に浮かぶ島々の絶景を眺めながら、沖縄ならではの食材を使った創作料理をお楽しみください。そして沖縄美ら海水族館では、大水槽「黒潮の海」で悠々と泳ぐジンベエザメやマンタをゆっくりと見学いただきます。

3日目は、那覇市内にある壺屋やちむん通りへ。沖縄の焼き物「やちむん」の工房やギャラリーがずらりと並ぶ石畳の通りを散策し、旅を締めくくります。

名物ガイド崎原さんによる、知られざる沖縄の魅力を訪ねる2泊3日のツアーは、12月から1月に2つの出発日を設定しました。はじめての方も再訪される方も、きっとご満足いただけることでしょう。

  • イメージ イメージ キジムナーという木の精が住むといわれるガジュマルの大木(やんばる国立公園)
  • イメージ 飼育年数27年は世界一。オスのジンベエザメ「ジンタ」(沖縄美ら海水族館)
  • イメージ 普段使いにもできてお土産にもぴったりな沖縄の焼き物「やちむん」

現地合流・解散のプランもございますので、
全国各地からご参加いただけます。