[ 海外特集③ ]

格調高い女王船で、
美しい風景とともに優雅にめぐる
4年ぶりの日本来航!

クイーン・エリザベス

企画=寺澤欣吾/阿部遥奈/加藤のどか 文=島川渚
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2023年春、世界を代表する客船「クイーン・エリザベス」が4年ぶりに、待望の日本発着クルーズを再開。横浜港をベースに行うことになりました。船内では英国テイストを楽しみ、寄港地ではオリジナルの観光ツアーで日本の美しい風景を訪ねたり、各地で郷土料理を味わったりと、こだわりの旅をご堪能いただけます。全4コースをご用意、添乗員同行で外国船デビューにも最適の船旅をどうぞ。

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英国の伝統を継ぐ客船で女王ゆかりの場所へ

2014年の初寄港より日本発着クルーズが好評のクイーン・エリザベス(以下QE)が再び日本へ。現在運航するのは3代目で、2010年に就航しました。

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QEのアールデコを基調とした格調高いインテリアは、どこを切り取っても絵になります。船内の一角に、創業から180年を超える船会社キュナードの足跡を紹介する「キュナード・プレイス」があり、歴代の客船と女王とのつながりを感じさせる写真なども展示。グランド・ロビーには、エリザベス2世の肖像画が飾られています。彼女が70年の長い在位を終えた今、船上でゆかりの写真などを眺めるのは感慨深いことでしょう。ロイヤル・コート・シアターでショーを楽しむ時には、命名式に女王本人が座ったといわれる15番のボックス席もぜひご覧ください。

  • イメージ グランド・ロビーに飾られた寄木細工は、エリザベス2世の甥、スノードン伯爵の作品
  • イメージ 英国のキューガーデンをイメージして設計されたというガーデン・ラウンジ
  • イメージ イメージ ロンドンのシアターを思わせる、3階建ての本格的な劇場ロイヤル・コート・シアター

ビックベンで有名なデント社の時計や、英国風パブなどもある船内を歩くと、ロンドンの街角にいるような気分になります。洋上で随一の広さを誇るクイーンズルームでのパーティーは、オーケストラの生演奏が流れ、荘厳な雰囲気。ドレスのほか、着物でパーティーに参加するお客さまもいらっしゃいます。タキシードに混ざり、スコットランドの民族衣装キルトを装った男性を見かけることも。おしゃれなフォーマルウエアが似合う船ですので、ドレスアップもお楽しみいただけます。また、船までの宅配便が利用できるため、荷物の心配も不要です。

  • イメージ イメージ 洋装、和装とも存分におしゃれが楽しめるフォーマルナイト

女性の間で人気のアフタヌーンティー。QEでは毎日、クラシックの生演奏とともに本場のアフタヌーンティーが提供されます。白いグローブのウエイターがサンドイッチや小さめのケーキ、スコーンなどを順番にサーブしてくれます。焼き立てのスコーンは、英国風にクロテッドクリームを添えていただきましょう。

QEのスタッフはキュナード独自のアカデミーでサービスを学び、「ホワイト・スター・サービス」のロゴ・バッジを着けておもてなしに当たります。伝統ある船会社ならではの質の高いサービスをご体感ください。

  • イメージ イメージ 長い歴史を受け継ぐ「ホワイト・スター・サービス」の訓練を受けたスタッフたち
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九州の大島を訪れ世界遺産の「神宿る島」を遙拝

2023年春の日本発着クルーズは全4コースを予定しています。それぞれ観光内容にこだわり、寄港地での時間をより充実して過ごせるのが魅力です。まず、Aコース「ゴールデンウイーク 九州・神の島と韓国」をご紹介しましょう。

このコースの最大の見どころは、世界遺産でもあり、「神宿る島」といわれる沖ノ島を望む大島をフェリーで訪れることです。日本最古の神社の1つといわれる宗像大社の沖津宮がある沖ノ島。ここには一般人は原則立ち入ることができませんが、約50キロ離れた大島の「沖津宮遙拝所」から参拝できるという珍しい場所です。島ののんびりとした空気を味わいながら、四塚連山、玄界灘などを望む展望台からの爽快な眺めもお楽しみください。移動途中の博多では、伝統の「博多どんたく」の賑わいも垣間見ることができるでしょう。

また寄港地の1つ、鹿児島から訪れる指宿(いぶすき)では、伊能忠敬が絶景と讃えて愛した番所鼻自然公園や、篤姫ゆかりの地を散策します。

  • イメージ 指宿では、伊能忠敬が絶景と讃えて愛した番所鼻自然公園へ(鹿児島)
  • イメージ 海と深い関係を感じさせる大島の「沖津宮遙拝所」(福岡)
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新緑に囲まれた神秘の青色を放つ仁淀川へ

次にご紹介するのは、Bコース「『仁淀ブルー』も楽しむ西日本周遊と韓国」。話題のスポットである、高知の仁淀川を訪れるのがポイントです。全国の一級河川の水質で連続1位を獲得した川でもあり、仁淀ブルーといわれる神秘的な青色に魅せられます。水流が岩山を縫う中津渓谷の新緑と岩に囲まれた気持ちの良い遊歩道へ。道に点在する七福神なども探しながら、ゆっくり30分ほど歩き、自然の造形美をご堪能ください。

  • イメージ イメージ 高知の人気スポットとなった仁淀川を渓谷とともに堪能

広島からは宮島の嚴島神社へ。約3年半の修復工事で屋根の葺き替えや塗装などを行い、蘇った大鳥居にご注目ください。午後は日本を代表する木造橋で5連アーチが美しい、岩国の錦帯橋にも足を延ばします。

A・Bコース共通の見どころは長崎での観光で上陸する、世界遺産の軍艦島です。今は無人島となっていますが、炭鉱として栄えた1960年頃は約5,300人もの住民がいて、学校や病院なども備わっていたそう。当時を伝える廃墟の様子をガイド付きでご見学いただけます。

昼食は、坂本龍馬をはじめ、幕末の志士たちが集まった由緒ある料亭「一力」で卓袱料理を味わい、歴史ある港、長崎を満喫しましょう。また、韓国の釜山からは慶州も訪問。仏国寺や古都の文化の足跡をお楽しみください。

  • イメージ 修復が完了し、大鳥居が蘇った宮島の嚴島神社を訪問(写真は修復前の様子)
  • イメージ 長崎では、軍艦島の繁栄当時の様子を専属ガイドと一緒に見学
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春の花を愛でる日本周遊、沖縄・台湾へのコースも

徒歩観光を少し減らして旅を楽しみたい方には、「ゆったり度2」の旅も2コースご用意しています。

日本を周遊するCコースは、秋田で武家屋敷を彩るシダレザクラ、富山では約300万本のチューリップなど、花めぐりを楽しめる春爛漫の船旅です。

南へ向かうDコースは、那覇や宮古島、台湾の基隆や花蓮を訪れる予定で、暖かい南国への船旅を楽しみたい方におすすめです。

爽やかな春に新緑の風に乗って、女王ゆかりの英国客船で日本の景色をめぐってみませんか。

  • イメージ イメージ 角館のシダレザクラが咲く季節のクルーズ(秋田)
  • イメージ 歴代皇帝の文物を展示する台北故宮博物院
  • イメージ 大理石の渓谷続く太魯閣渓谷(台湾・花蓮)
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