[ クローズアップ ]

ダイナミックな
オーロラの世界へ

企画担当・添乗員が語る
天空のドラマの魅力と楽しみ方

企画=木村聡/寺澤欣吾 文=吉田千尋
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夜空に揺らめく神秘の光に、古代の人々はさまざまな伝説を紡いできました。駆け抜けるキツネの尾にふれて舞いあがる雪、先祖の魂が天へ上る道……。未知の世界だったオーロラの真実に迫る現代の私たちは、その光が出現しやすい時期や場所を知り、快適な環境で観賞することができます。ダイナミックなオーロラの世界、そして極北の大自然もたっぷりと。三越伊勢丹ニッコウトラベルならではの心満たす旅へ、皆さまをご案内します。

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大規模なオーロラの出現が期待できる、絶好の機会

オーロラは、宇宙からの壮大な贈り物です。太陽から放出されるプラズマ(電気を帯びた粒子)が地球に届き、大気中の酸素や窒素と猛スピードでぶつかることで、光が出現します。

そのため、オーロラ観賞において、太陽の活動は大きなカギ。ほぼ11年といわれるその周期は、昨年頃から最も活発な「極大期」に入っています。飛んでくるプラズマの量が増えていることで、大規模なオーロラの出現が期待できる、絶好のタイミングです。

その恩恵は、来年頃までといわれています。貴重なこの機会を逃すことなく、多くのお客さまに堪能していただけるよう、さまざまなこだわりを散りばめたツアーをご用意しました。

  • イメージ イメージ 太陽活動が「極大期」に入っている今、空を覆い尽くすほどの大規模なオーロラが見られる可能性も
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極地の旅を、無理なく快適にゆとりある日程と充実の観光

いずれの旅先も、オーロラの遭遇率が高い「オーロラベルト」と呼ばれる地域に含まれており、北緯60度から70度の極地です。気温が低いことはもちろん、夜が長く観賞に適している冬に訪ねるので、体力的に不安という方も多いのではないでしょうか。

三越伊勢丹ニッコウトラベルではそのようなご心配なく、天空のショーにゆったりと身も心もゆだねていただけるツアーに仕立てています。大切にしたことは、お体への負担をできるだけ少なくした、ゆとりある日程です。オーロラの出現は夜遅くなることもあるので、翌朝は遅めのブランチをご用意したり、午前中は観光を入れず休息時間に充てたりと、無理なくお過ごしいただけるスケジュールにしています。

気になる寒さ対策も万全です。お客さま1人ひとりに合ったサイズの特別な防寒着一式をご用意しますので、安心してお過ごしいただけます。過去のツアーでも、お客さまから「これを着ていたら思いのほか寒さが気にならず、オーロラを満喫できた」というお声をいただきました。

オーロラ観賞のひと時だけでなく、美しい極北の自然を堪能していただけるよう、日中の観光を充実させているのも特長です。アラスカ、イエローナイフ、ホワイトホース、それぞれの旅の魅力についてさらに詳しく、企画担当者、添乗員がご案内します。

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雪と氷、そして光の世界 醍醐味あふれる新たなコース

「僕はアラスカの冬が好きだ」。写真家の故・星野道夫さんが極北の美しい冬を綴った書籍『イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する』にふれたことで、私は冬のアラスカに強く惹かれるようになりました。

世界中のクルーズ船が集まる夏の賑わいが、嘘のように過ぎ去った冬。雪と氷に覆われた大地には、圧倒的な静けさが広がります。澄み切った空気と長い夜、そこに現れる、緑やピンクにたなびくオーロラ……。アラスカの冬を「寒さ」として捉えるのではなく、こんなにも深く豊かであることを体感していただきたいという想いから、新しいコースを企画しました。

アラスカ、特にフェアバンクスはオーロラベルトの真下であり、さらに内陸部なので雲が発生しにくく晴天率が高いという、オーロラ観賞の好条件が揃っています。その魅力を堪能していただけるよう、4回にわたるオーロラ観賞の機会を設けました。

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歴史ある大自然のリゾートで連泊しながらオーロラ観賞

初日はアンカレッジに宿泊し、翌日はマッキンリー山麓のタルキートナに向かいます。冒険家・植村直己さんゆかりの地としても知られるこの街で滞在するのは、「スイスアラスカイン」です。ここではホテルの前からオーロラ観賞するという、贅沢なひと時をご用意しました。昼間の観光も充実させており、ご希望の方にはマッキンリーに迫る遊覧飛行にもご案内します(実費が必要です)。

翌日はアラスカ鉄道の展望車に乗って、長い歴史のあるチェナ温泉へ向かいます。車窓からはマッキンリーやまぶしいほどに輝く雪原が広がり、北米大陸で最北の地を走る鉄道ならではの風景がたっぷりと味わえる時間です。冬は週1便のみの運行なので、チェナ温泉に到着する20時頃までのんびりと移動しながら、貴重な小旅行をぜひお楽しみください。

  • イメージ デナリ国立公園上空をめぐり、北米大陸最高峰のマッキンリーにも近づく大迫力の遊覧飛行
  • イメージ 北米では珍しい源泉かけ流しで、広大な露天風呂が自慢のチェナ温泉
  • イメージ イメージ 時速50キロほどでのんびり走るアラスカ鉄道で、冬景色のなかを進んでいく

約100年前、アラスカのゴールドラッシュ時代に発見されたチェナ温泉は、手付かずの大自然が広がるリゾートです。ここでは、雪上車に乗って山頂からオーロラを楽しむなど、こだわりあふれる3度の観賞を満喫していただきます。3連泊でゆったりとお過ごしいただけることはもちろん、午前中は休息時間とし、深夜のオーロラ観賞でもお疲れが残らないように日程を組みました。午後には、極北の生命力を感じる犬ぞり体験などのアクティビティを盛り込んでいます。

厳しい環境のなかでひたむきに生きる野生動物たちと出あうこともあり、現代の私たちが忘れがちな大自然への畏敬の念を思い出させてくれるアラスカ。その醍醐味を感じられる旅へ、ぜひお出かけください。

  • イメージ イメージ 雪上車に乗って山頂へ。オーロラロッジで暖を取りながら観賞する機会も