乗船すれば、絶景もエンターテインメントも、気兼ねなく快適に楽しめるにっぽん丸チャータークルーズ。今回は三越創業350周年の特別企画として、船でしか行くことのできない絶海の孤島・青ヶ島~鳥島を周遊する2泊3日無寄港のオリジナル航路を楽しみます。大海原や絶海の孤島の姿などダイナミックな景観を、客室やデッキより満喫。五木ひろしさんや渡辺真知子さんの華やかなエンターテインメントはもちろん、「ハンカチ王子」で知られる斎藤佑樹さんと一緒に体を動かすなど、チャータークルーズならではの多彩なイベントも盛りだくさんです。
横浜港を出港した翌日、いよいよ東京からはるか南の洋上に浮かぶ青ヶ島、鳥島に近づきます。青ヶ島は東京から南へ約360キロ。本土から直行で行ける交通機関はなく、八丈島から1日1便の定期船はありますが、霧や波の影響を受けやすく就航率は50~60%。「日本で最も行くことが困難」といわれている伊豆諸島最南端、人口約170人の有人島です。海に突き出た火山島で黒潮暖流の流れに包まれ、気候は一年を通じて温暖。午前8時から9時ごろに近くを航行する予定です。朝食の前後、ぜひ客室やデッキから青ヶ島の景観をご覧ください。
鳥島には午後4時から5時ごろにかけて近づきます。鳥島へは上陸はおろか行く交通手段もありません。本州から小笠原に向かう最短の航路からも外れるため通常ではほとんど見ることすらない、まさに「絶海の孤島」です。そして、大海原に浮かぶ鳥島はその名の通り、特別天然記念物のアホウドリが生息する島として知られています。ちょうど子育ての時期なので島の付近だけでなく、にっぽん丸のすぐそばまで餌をとりに来る姿を見かけるかもしれません。そのほかにも、ザトウクジラや群れで泳ぐイルカやウミガメなど海の生き物との遭遇も楽しみです。
そして夜、ゆったりとディナーを楽しんだ後、デッキに出てみてはいかがでしょう。夜空を見上げれば、明かりも遮るものもない空に満天の星が広がっています。人気男性アカペラグループ・ベイビーブーのロマンチックなコーラスをお聞きいただきながら、煌めく星々の瞬きをご覧いただくのは、このチャータークルーズならではの贅沢なひと時。とっておきの1曲『見上げてごらん夜の星を』など、歌声が皆さまを優しく包みます。
大きな翼で風をとらえて颯爽と飛ぶ姿から英名ではアルバトロス。日本では最大級の大きさの美しい水鳥にもかかわらず、なぜアホウドリと名付けられたのでしょうか。アホウドリは人間と出あうずっと前から、夏ははるか遠くアリューシャン列島方面の海上で暮らす生粋の海鳥です。秋から春は繁殖地の絶海の孤島・鳥島で子育てをしてきました。自然界に天敵がいなかったため、人が近づいても逃げずに簡単に捕らえられてしまうので、そう呼ばれるようになったとか。明治時代、鳥島のアホウドリは羽毛を輸出するために乱獲され一時は絶滅の危機に陥りましたが、現在は数が増え、客船からもその姿を見ることができるようになりました。ぜひ、優雅に滑空する様子や海面で休む姿などをご覧ください。
さて、船内のステージで毎夜繰り広げられる煌びやかなコンサートは、まさにクルーズの華。1日目、出航前の夜は五木ひろしさん、2日目は渡辺真知子さんが、このチャータークルーズのお客さまのためだけに、心のこもったステージを繰り広げます。乗船定員を通常の約半数250人に限定しているので、歌はもちろん、お話なども含めて、より身近に迫力あるステージをご観覧いただけるでしょう。
日中のイベントも充実しています。今回は特別講座に一昨年プロ野球を引退した斎藤佑樹さんをお迎えしています。ちょっと早起きして、斎藤さんと一緒にデッキで体操してみるのはいかがでしょう。きっと1日の良いスタートになるはずです。斎藤さんは写真にも造詣が深く、今回は写真講座も開催します。船上からは青ヶ島や鳥島のみならず、伊豆諸島の島々も見ることができます。笑顔いっぱいの1枚はもちろん、大海原と島々の景観にレンズを向けて、ぜひクルーズならではのスケールの大きな1枚にも挑戦してみてください。
そして、忘れられないのが「食」の楽しみ。「食のにっぽん丸」といわれる客船ならではのディナーは、選りすぐりの旬の食材でご用意するフルコース。シェフのこだわりを五感で存分にご堪能ください。そして焼き立てのパンが楽しみな朝食や昼食、名物となっているショコリキサーなどのスイーツや特製ハンバーガーなどの軽食も大好評です。
船内はどこにいても快適にお過ごしいただけます。この航路でしか見ることのできない景色を堪能しつつ、今回だけの特別なクルーズを存分にお楽しみください。