[ クローズアップ ]

全16コースのリバークルーズを発表!

セレナーデ号でめぐる
秋色のヨーロッパ

企画=南家知文 文=小野瀬宏子
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河畔の山々やぶどう畑が色づく季節。ゆったりと進むセレナーデ号からは名画さながらの美しい風景がどこまでも続くように広がります。寄港地ではヨーロッパの歴史や文化にふれながら、心躍る街歩きも満喫。今号では3つの基本コース、再乗船のお客さまにもお楽しみいただける再発見クルーズの見どころをご紹介します。また、今年の秋は優雅なリバークルーズに続いて、三越創業350周年特別企画「ベルサイユ宮殿晩餐会」をご堪能いただけるコースもご用意。多彩な秋の魅力を詰め込んだ船旅には、とびきりのセレナーデ時間が待っています。

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バッハウ渓谷の紅葉や
ブダペストの夜景に魅せられて

〈Aコース:ドナウ河をめぐる船旅〉

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壮麗な見どころが満載秋限定のコース

ヨーロッパで2番目の長さを誇る大河“母なるドナウ”の船旅はドイツからスタート。オーストリア、スロバキア、ハンガリーの優美な見どころへご案内します。3日目に訪れるメルク修道院は、マリー・アントワネットがルイ16世のもとへ嫁ぐ際に宿泊したと伝えられ、お城のような外観。豪華な装飾が施された院内は、華やかさにあふれています。その日の午後はバッハウ渓谷クルーズへ。赤や黄色に染まった木々の美しさと古城や街並みとが調和した秋ならではの風景を船上からゆったりとご堪能ください。

  • イメージ イメージ 黄葉に染まるバッハウ渓谷を航行するセレナーデ号(2022年秋 ドローンにて撮影/Aコース)

“音楽の都”ウィーンではハプスブルク家の夏の離宮として建設されたシェーンブルン宮殿へご案内します。見事なフレスコ画が飾られた大広間や幼き日のモーツァルトが演奏を披露した「鏡の間」など、贅を尽くした宮殿内は名家の栄華を今に伝えるようです。

また、シュテファン大聖堂をはじめ、数々の歴史的建造物が街の随所に。旧市街を散策し、老舗のカフェでひと休み。この地でこそ味わえる優雅な時間を楽しんでみてはいかがでしょう。

  • イメージ イメージ 高さ約137mの尖塔とモザイク屋根が特徴的なシュテファン大聖堂(ウィーン)

船旅は“ドナウの曲がり角”があるエステルゴムやヴィシェグラードでの観光に続き、最後の寄港地ブダペストへ。この街の魅力が一層輝くのは日が暮れてから。ご好評いただいている夜景クルーズへご案内します。建物や橋などが黄金色の灯りに照らされ、昼間とはまったく違う幻想的な雰囲気。河沿いに建つ国会議事堂は船上より見るからこそ、荘厳な美しさを間近で体感していただけます。

  • イメージ メルク修道院のテラスからはドナウ河を一望できる
  • イメージ 黄金色にライトアップされたブダペストの国会議事堂

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中世の趣にひたる街歩きと
彩り美しい古城渓谷クルーズ

〈Bコース:ライン河・マイン河をめぐる船旅〉

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ドイツの歴史と大自然の魅力に抱かれる

マイン河流域には、ドイツの歴史上で重要な役割を担った街々が今も変わらず残っています。 ニュルンベルクにあるカイザーブルクは神聖ローマ皇帝の城。1050年に要塞がつくられたあとに数百年にわたり、歴代の皇帝がこの城に滞在し、統治を行ったそうです。丘の上から街を見守るように建つ古城は、威厳を漂わせ続けているように感じます。

“バイエルンの真珠”と称えられるバンベルクでは、街並みの美しさにご注目ください。第2次世界大戦の戦火を免れた街は、まるで中世のまま時が止まったかのよう。大聖堂や河の中州に建てられた旧市庁舎、主に漁師が住んでいたというプチ・ベニス地区など、当時の暮らしを感じられる見どころへご案内します。

  • イメージ イメージ 中世の面影を残すマイン河畔の街並み。歴史散歩をお楽しみください

次に訪れるローテンブルクは交易の要衝として栄えた街。城壁に囲まれた古都を歩けば、かわいらしい色とりどりの木組みの家に目を奪われるでしょう。さらに、ヴュルツブルクやミルテンベルクなど、魅力あふれる街めぐりの旅は続きます。また、マイン河クルーズで通過する閘門(こうもん)は、ヨーロッパの発展と河のつながりを物語るもの。先人の知恵をご体感いただけます。

ライン河では旅のハイライトの1つ、秋色に染まったライン古城渓谷クルーズをお楽しみください。静かに時を重ねてきた古城の姿は鮮やかな山の彩りをまとい、心に深く染み入ることでしょう。

  • イメージ ローテンブルクの名所「プレーンライン」は写真撮影にもおすすめ
  • イメージ ヴュルツブルクの街を見下ろすように建つマリエンベルク要塞
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多彩な秋の魅力を満喫
ベルサイユ宮殿晩餐会の旅も!

〈Cコース:ライン河・モーゼル河・ベルギー運河をめぐる船旅〉

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モーゼル河の流れに乗ってのどかなクルーズ

従来のライン河・モーゼル河のコースから航路を変更し、さらに見どころ豊富に。黄葉が見頃を迎える10月下旬から11月初旬のクルーズです。まずは、リューデスハイムへご案内します。酒場が連なるつぐみ横丁は多くの人々で賑わい、名産のラインガウワインはお土産にもおすすめです。ライン古城渓谷クルーズで秋景色を堪能したあと、モーゼル河へ進みます。河幅がぐんと狭くなり、船上からの風景の見え方が変化したことにお気づきになるでしょう。秋色のぶどう畑が間近に迫り、航路を飾るように両岸を彩ります。

  • イメージ イメージ モーゼル河沿いの小さな街、コッヘム。「しっかり観光」で高台に建つコッヘム城を見学
  • イメージ イメージ 河幅が狭く、蛇行するモーゼル河では家々やぶどう畑が一段と近くに
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ベルギー南部の森に佇む古城と“小さな街”散策へ

船は再びライン河を経て、マース河を南下します。牧場や田園風景を望みながら、オランダ最古の街、マーストリヒトに到着。歴史を感じる街並みが魅力です。6世紀に建造された聖セルファース教会など、旧市街の見どころへご案内します。

  • イメージ オランダらしい自然豊かな風景が広がるマース河をクルーズ
  • イメージ オランダ最古の橋といわれるマーストリヒトの聖セルファース橋

翌日はベルギー南部のアルデンヌの森へ。この地域にはいくつもの古城が残されています。モダーブ城は「青いサロン」「ヘラクレスのサロン」など部屋ごとに豪華な装飾が施され、華やかな時代を思い起こさせるよう。窓から望む秋の森が、城の優雅な雰囲気に彩りを添えてくれます。

続いてご案内するのは“世界で一番小さな街”といわれるデュルビュイです。石畳の小道に石造りの家々が並び、中世の趣にあふれています。気の向くままに散策をお楽しみください。

  • イメージ 13世紀に建てられ、17世紀に伯爵の居城としてフランス様式に改修されたモダーブ城
  • イメージ 森に囲まれたデュルビュイは昔、人口が500人ほどだったと伝えられる
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ベルサイユ宮殿晩餐会で煌びやかな夜を

ブリュッセルでセレナーデ号を下船ののち、ベルサイユ宮殿晩餐会をお楽しみいただくコースもご用意。パリで4連泊し、晩餐会ではアラン・デュカス監修による特別メニューをご堪能いただきます。

この秋ならではの魅力が満載のセレナーデ号の船旅。心に豊かな彩りをもたらすリバークルーズへ出発しませんか。

  • イメージ イメージ 晩餐会の会場となる「戦闘の間」。宮殿最大の大広間で夢のような時間を(左)
    晩餐会に登場する、フランス料理界の巨匠アラン・デュカス(右)(©Matteo Carassale)