約5,000年前のインダス文明からはじまる悠久の歴史を持つインドは、広大な国土に、民族も言語も宗教も異なる14億人以上もの人々が暮らす国。今や中国を抜く勢いの人口と、英国を抜き世界第5位のGDPを誇る著しい経済成長を遂げています。高層ビルと遺跡が共存し、聖と俗が隣り合い、人々のパワーと熱気が感じられるインドへ、今こそ。
まずはインドを代表する世界遺産タージマハルへご案内しましょう。ムガール帝国時代の古都アグラを流れるヤムナー河のほとりに建つ、第五代皇帝シャー・ジャハーンが亡くなった皇妃のために建てた、世界で最も美しいといわれる巨大な霊廟です。世界中から集めた宝石や、大理石を1,000頭以上の象で運ばせ、約22年の歳月をかけて完成。イスラム建築の最高傑作の1つと称されています。白大理石の随所に施された花や唐草模様の見事な象眼細工を、ぜひ近くでご覧ください。
タージマハルからわずか600メートルほどの距離に建つのが、ホテル・アマル・ヴィラス。一歩なかに入ると外の喧騒が嘘のような静寂に包まれます。豪奢なマハラジャの宮殿風の外観に、最新の設備を備えたラグジュアリーホテルです。全客室からタージマハルが見えるように設計されており、朝日や夕日に照らされ、刻々と表情を変える姿をご堪能いただけます。
インド北西部の古都ウダイプルには、湖に浮かぶ白亜の宮殿ホテル、レイク・パレスがあります。ここはもともと18世紀にこの地方を治めた藩王・マハラジャの夏の離宮として建てられ、後にホテルとして改装されました。
ホテルへはマハラジャの一族が今も暮らすシティ・パレス(王宮)近くの船着き場からボートに乗って向かいます。到着するとドアマンが優雅にお出迎え。サリーを着た女性スタッフが額に赤いビンディを付けてくれます。
象の頭のデザインが施された柱や、真っ白な大理石のアーチに囲まれた中庭など、ホテル内はどこか浮世離れした美しさ。客室は、彫刻や色とりどりのガラス細工などを多用した、ひと部屋ごとに嗜好を凝らしたインテリアです。夜は対岸に宝石のように輝く、ライトアップされたシティ・パレスの景観が格別です。ぜひテラスからご覧ください。
ホテルでは、優美なインド古典舞踊ショーの鑑賞や王室ゆかりのメニューのお食事をどうぞ。このほかインド占星術、アーユルヴェーダのスパや朝のヨガ体験なども楽しめます。観光では、シティ・パレスの見学や、花と噴水が見事な「侍女たちの庭園」へもご案内します。
首都デリーでは、インド最古のイスラム遺跡クトゥブ・ミナール、タージマハルの原型といわれるフマユーン廟などの世界遺産へ。また、デリーの地下鉄建設など多くのインフラ事業を支援している、昨今の日本とインドの関係についても現地ガイドよりご紹介します。さらに、インドの中流階級の家庭を訪問する機会も設けました。
シャワー設備のみとなることが多いインドのホテルですが、宿泊するいずれのホテルにも浴槽付きの客室をご用意しております。往復とも日本航空直行便で、お体に負担の少ない旅程でご案内します。