[ クルーズ特集② ]

桜の名所から、まだ見ぬ桜までも追いかけて

うららかな春に航く日本周遊クルーズ

ウエステルダムの浴槽付客室で
寛ぎながら暮らすように旅する15日間

企画=加藤のどか 文=島川渚
  • イメージ イメージ 世界遺産・嚴島神社と満開の桜。そして、美しい海が織り成す季節限定の景色
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古き良き船旅のロマン漂う空間 落ち着いた大人の客船で日本をめぐる

日本国内に無数にある桜の名所をできるだけ多く訪れてみたいと思ったことはありませんか。桜の見頃は短い間に終わってしまい、なかなか一度に回るというのは難しいものですが、日本を周遊するクルーズなら多くの名所をめぐることができます。

国内客船でも桜の名所を複数訪れるコースは珍しいなか、東西南北の桜を堪能できる、とっておきの外国船があります。それは、ホーランド・アメリカ・ラインの客船ウエステルダム。14泊15日のクルーズでぐるりと日本を1周しながら桜の絶景を追いかけます。

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オランダ王室とのゆかりを持つこの会社は創業から150年の歴史があり、船内は古き良き船旅を思わせるクラシカルで大人の雰囲気が漂います。8万トン級とサービスが行き届きやすいサイズでありながら、「洋上の美術館」と呼ばれるような芸術的で落ち着いた内装が特徴です。そして、今回のツアーでは、すべて浴槽付きの客室をご用意。長めの船旅でも毎日ゆっくりお風呂に浸かり、1日の疲れを癒やしながらお過ごしいただけます。

食事のメニューは国際的な団体ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会メンバーのシェフが監修。メインダイニング、ビュッフェのほか、米国ワシントン州の牧場で育てられたビーフや、シーフードなどを提供するスペシャリティレストラン(有料)などもあり、気分を変えて食事をお試しいただけます。また、音楽がお好きな方は、複数のジャンルの生演奏を楽しめるプログラムもご体験ください。

  • イメージ イメージ アートを贅沢に飾った、クラシックな雰囲気の船内
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城×桜、川×桜、神社×桜など さまざまな桜の表情を楽しんで

クルーズの出港は2024年3月30日。横浜を出港し、大阪では約5,500本の桜が咲く万博記念公園へ。翌日は高知で、「日本100名城」にも選定された勇壮な高知城と桜の共演が楽しみです。三の丸広場にはソメイヨシノを中心に約200本の桜が植えられています。

豊予海峡を抜け、広島にも寄港。70年ぶりにシンボルの大鳥居が修復された世界遺産・嚴島神社のある宮島へ。周辺に広がる約1,900本もの桜を愛でれば、平安時代にタイムスリップしたような心地に浸れることでしょう。唯一の海外、韓国最大の桜の名所、鎮海は吉野の桜の約3万本をはるかに超える約20万本もの桜が立ち並び、街全体が桜に包まれているようです。

  • イメージ 高知城のある高台の公園から桜と市街の眺望を(高知)
  • イメージ 韓国で有名な桜の名所の1つ、釜山から訪れる鎮海

富山では川と桜の共演を楽しみましょう。町の中心部を流れる松川沿いに約2.5キロにわたって続く桜並木は、「日本さくら名所100選」に選定されています。桜のトンネルの下、遊覧船が行き交う風情のある景色をご覧いただけることでしょう。新潟では2,400年以上の歴史があり、50種類以上の桜が植えられている名所、彌彦神社を訪問。その後、北海道の小樽、函館に寄港し、横浜へと戻ります。

  • イメージ 華やかな桜のトンネルの下を走る松川の遊覧船(富山)
  • イメージ 桜の種類が多く、見頃が長いといわれる歴史ある彌彦神社(新潟)
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お好みのスタイルやペースで寄港地の旅ができる自由行動の時間も

今回のツアーのもう1つの特徴は、交通の便が良い比較的大きな町を中心に、自由行動を6回ご用意していること。興味の赴くままに観光を楽しんだり、行ってみたかったレストランを訪れたりするなど、自由度の高い旅をお楽しみください。ご希望があれば添乗員がご案内します。たとえば、名所スポットがコンパクトに集まっている小樽では、情緒あふれる運河の町を散策してはいかがでしょう。また、函館では、午前中の自由行動で朝市を訪れ、新鮮な魚介類を味わうのもおすすめです。

心が弾む春、寛げる客船でゆったりと。さあ、暮らすように、満開の桜を追いかける、そんな旅に出かけてみませんか。

  • イメージ イメージ 町歩きを楽しみやすい、石造りの倉庫が並ぶ小樽運河