[ 関西発着の旅 ]

春爛漫の東北へ

桜の名所とこだわりの宿

追いかけてみちのく2つの桜旅

企画=沼本雅彦/頂あかり 文=清野協子
  • イメージ イメージ 岩木山麓にある世界一長いといわれる桜並木(青森県・弘前市)
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残雪の山々と桜の絶景 北国の遅い春を楽しむ

季節がめぐり、また桜の季節が訪れます。皆さまがお住まいの地域の桜が葉桜になる頃に見頃を迎える、雪深い冬を乗り越えた東北の桜。古から東北の人々が大切に育んできた選りすぐりの桜の名所をご紹介しましょう。

まずは北東北を代表する「みちのく三大桜名所」。1つ目は岩手県北上市を流れる北上川河畔の「北上展勝地」。約2キロ続く樹齢90年以上のソメイヨシノによる桜並木が、見事な桜の回廊をつくっています。傍らを流れる北上川の川面には、約300匹のカラフルな鯉のぼりが青い空に翻ります。桜と鯉のぼりの共演は関西地方ではなかなか見られない桜景色。レトロな馬車や大道芸で賑わう桜並木を存分にご散策いただけます。

  • イメージ イメージ 桜のトンネルが延々と続く北上展勝地(岩手県・北上市)

2つ目は江戸時代に城下町として栄えた秋田県仙北市角館。趣のある武家屋敷通りでは、黒板塀を彩る薄紅色のしだれ桜を眺めながら、そぞろ歩きが楽しめます。

3つ目は日本でも屈指の桜の名所として知られる青森県の弘前公園。現在石垣改修工事が行われており、天守は本丸内部の岩木山が背景に写る位置に移動。冠雪の岩木山と天守と桜の共演が見られるのはこの改修期間ならでは。お濠に散った花びらが水面を埋め尽くす花筏も必見です。さらに岩木山南麓の県道沿い約20キロに渡ってオオヤマザクラが続く、世界一といわれる桜並木も見逃せません。

そして岩手県の春のシンボルといえば盛岡市の「石割桜」。巨大な花崗岩の割れ目から力強く咲くエドヒガンザクラで、その圧倒的な姿に心打たれることでしょう。

  • イメージ 江戸時代の武家屋敷を彩るしだれ桜(秋田県・仙北市角館)
  • イメージ 盛岡に春を告げる桜として愛される石割桜(岩手県・盛岡市)
  • イメージ イメージ みちのく三大桜名所とは、青森県弘前市の弘前公園、秋田県仙北市の角館、岩手県北上市の展勝地の3カ所で、みちのく三大桜名所連絡会議が定めています。

代わって南東北では、里山にひっそりと佇む一本桜を中心とした桜の名所をご案内します。

福島県三春町の日本三大桜の1つといわれる「三春滝桜」。樹齢1,000年を越える巨大なベニシダレザクラで、四方に伸びた枝が流れ落ちる滝のように見えることから名付けられました。

喜多方市にある廃線になった国鉄日中線の跡地を整備した遊歩道「日中線記念自転車歩行者道」も人気の桜名所。約1,000本のしだれ桜がシャワーのように降り注ぐ見事な並木道となっています。

  • イメージ 日本三大桜の1つといわれる三春滝桜(福島県・田村郡三春町)
  • イメージ 日中線記念自転車歩行者道のしだれ桜(福島県・喜多方市)

山形県南部の置賜盆地に点在する樹齢1,000年を越える古桜をめぐる「置賜(おきたま)さくら回廊」には、桜の歴史を語る地元ガイドがいます。山形市随一の桜の名所である霞城(かじょう)公園では、東北屈指の戦国大名最上義光が築いた山形城の、白い城壁と桜の共演が楽しめます。

  • イメージ イメージ 日本100名城認定の山形城(霞城公園)に咲く桜(山形県・山形市)
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北東北三大桜名所の旅と南東北桜の名木を訪ねる旅

東北の桜の名所をめぐる旅は2コースご用意しています。いずれも伊丹空港から岩手、山形へと飛行機で直行しますので、観光時間がたっぷりあるのが魅力。

北東北コースは「みちのく三大桜名所」の「北上展勝地」「角館」「弘前公園」すべてをめぐる3日間です。2日目のご宿泊は八甲田の主峰大岳の西麓に立つ、大自然に囲まれたクラシックホテル、八甲田ホテル。至近にある酸ヶ湯温泉への送迎がありますので、名物の千人風呂で乳白色の湯をお楽しみください。

南東北コースは「霞城公園」「置賜さくら回廊めぐり」「日中線記念自転車歩行者道」「三春滝桜」「白石川堤一目千本桜」を見学する桜尽くしの4日間です。かみのやま温泉・葉山舘に連泊し、3日目は磐梯熱海温泉にある老舗温泉旅館、四季彩一力にご宿泊。源泉かけ流しの美肌の湯をご堪能いただけます。

今年は桜花爛漫の景色が待つ東北の桜に会いに行ってみませんか。

関西地区以外にお住まいのお客さまもご参加いただけますので、
詳しくはお問合せください。

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