旅の煩わしさといえば、宿泊先でほどいた荷物を、また明日の移動のためにまとめなければならないこと。同じ宿泊施設に連泊すれば、面倒な荷ほどきや荷づくりが1回で済みます。早めの到着、ゆっくり出発。ホテル滞在時間が充実して、ちょっぴり暮らす気分で楽しめるのが連泊旅の醍醐味です。真冬なのに暖かくひと足早い春を感じる鹿児島へ。または、真冬ならではの雪と氷のイベントが楽しい北海道へ。 年末年始の慌ただしさも一息ついた頃に、ひと時日常を忘れて別世界に旅立ってみませんか。
錦江(きんこう)湾に浮かぶ桜島が今も噴煙を上げ続け、温暖な気候で豊かな温泉が湧く南国・鹿児島。宿泊するのは鹿児島市街地を眼下に望む「城山ホテル鹿児島」。標高108mの高台「城山」に建つホテルです。まずは4階の正面玄関から入り、開放的なロビー奥のテラスに出てみましょう。正面に広がるのは錦江湾と桜島の、圧巻の大パノラマ。皆さまには窓からも桜島の眺望が楽しめる桜島ビューツインの客室をご用意しました。
桜島を正面に望む展望露天温泉はこのホテルの自慢の1つ。地下約1,000mから湧き出る炭酸水素塩泉は肌をなめらかに整える「美人の湯」。桜島と鹿児島の街を眺めながら、ゆったりとお寛ぎください
加えて、特に評判なのが鹿児島市民もわざわざ食べにくるという、朝食ビュッフェ。揚げたてのさつま揚げ、さつま汁、黒豚しゃぶしゃぶ、カツオの刺身、名物の鰹節卵かけご飯に真鯛潮茶漬など、地元鹿児島の旬の素材を贅沢に使用した、バリエーション豊富な郷土料理の数々がずらりと並びます。目の前でシェフがつくるオムレツやパンケーキも、とろけるおいしさ。夕食はふかひれスープなどの広東料理と、魚介のパエリアなどのスペイン料理をお楽しみいただきます。
さて、旅のハイライトは九州最大級のカルデラ湖・池田湖畔に日本で1番早く咲く一面の菜の花と、日本百名山の1つ開聞岳(かいもんだけ)の絶景です。池田湖のある指宿では菜の花は12月中旬から咲きはじめ、1月に最盛期を迎えます。鹿児島市内から指宿までは、この地の浦島太郎伝説をテーマとした人気の観光列車「指宿のたまて箱」に乗車します。車窓に錦江湾や桜島を眺めながら指宿へ。JR日本最南端の駅「西大山駅」にも立ち寄り、開聞岳と池田湖と菜の花畑の、絵ハガキのような写真を撮ることができるスポットにご案内します。
旅の終わりにはフェリーで桜島に渡り、荒々しい山肌を間近にご覧いただき、旅を締めくくります。
今回で75回目を迎える、北海道の冬を彩る一大イベント「さっぽろ雪まつり」は、中国の「ハルビン氷祭り」とカナダの「ケベック・ウインターカーニバル」とともに「世界三大雪祭り」の1つといわれています。会場に立ち並ぶ雪像の数々は、主にこの1年で話題になった人物や出来事を題材としたもので、毎年作品は異なります。この時期のここでしか見ることができない雪の芸術をお楽しみください。ご宿泊は、雪まつり会場に徒歩約10分という好立地のホテル「ニューオータニイン札幌」に2連泊します。
まずはさっぽろテレビ塔の展望台から大通公園を見下ろして、雪まつりの様子を上から見学します。この日はご夕食前後にご希望の方を、美しくライトアップされた夜の雪まつり会場へご案内。巨大な雪像に映像を投影するプロジェクションマッピングや音楽ライブだけでなく、茹でとうきびやじゃがバターなどの北海道名物を楽しめるブースも数多く出店予定です。ライトアップされた氷の彫刻群が煌めく、幻想的なすすきの会場へお出かけになるのもいいでしょう。翌日はメイン会場の大通公園の散策へご案内します。迫力ある巨大な雪像のなかには、陸上自衛隊が訓練を兼ねて制作したものもあります。その存在感とスケール感に圧倒されることでしょう。
さらに、年々人気が上がり来場者数が上昇中の「支笏湖(しこつこ)氷濤(ひょうとう)まつり」にもご案内します。支笏湖ブルーといわれる透きとおった湖水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた、大小さまざまな氷の彫刻が立ち並び、さっぽろ雪まつりとはまた違った幻想的な景色をお楽しみいただけます。
そのほか白銀に覆われた大倉山ジャンプ競技場や札幌オリンピックミュージアム、さらに人気の「札幌円山動物園」にもご案内します。ホッキョクグマ、ユキヒョウ、エゾジカ、タンチョウなど、雪に包まれた園内で、北国ならではの動物たちが生き生きと活動する様子をご覧ください。