[ 国内特集② ]

約300年の伝統行事
×
現代アートのリゾートホテル

「リバーリトリート雅樂倶」に寛ぎ、
一夜限りの幻想的な世界へ

春霞の幽玄の美
「おわら風の盆」特別公演

企画=黒木貴士/大川喜史/笠原晴香 文=槙原有希
  • イメージ イメージ 優美な女踊りと力強い男踊りのコントラストも見どころ
  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

特別演舞で届けたい3月の「おわら風の盆」の世界

厳しい寒さが和らぎ、待ちわびていた春の訪れとともに人々の心は潤いを帯びます。北陸地方に到来する春をお祝いし、三越伊勢丹ニッコウトラベル特別公演「おわら風の盆」を開催します。ご存じのとおり「おわら風の盆」は秋の気配を感じる9月初旬に越中八尾(やつお)で行われる民謡行事。哀切な調べを奏でる胡弓、三味線や太鼓、繊細な感情を表現する越中おわら節の唄に合わせて、編み笠を目深に被った踊り手たちが優艶に踊りながら練り歩く行事は、約300年にわたり連綿と受け継がれてきました。「旧町(きゅうちょう)」と呼ばれる11の町(支部)が、それぞれ異なる揃いの法被や浴衣姿で踊りを披露します。

  • イメージ イメージ 味わいのある唄に合わせて踊り手たちが無言で艶やかに踊る「おわら風の盆」

今回の特別公演は、支部のなかでも最大のおわら人口を誇る福島(ふくじま)地区からお招きする「福島おわら保存会」の皆さまによるもの。その舞台となるのは北陸屈指のラグジュアリーホテルとして知られる「リバーリトリート雅樂倶」のメインロビーです。“雪解けの北陸を祝う”をテーマにした一夜限りの特別演舞が、皆さまを幻想的な世界へと誘います。

  • イメージ イメージ 踊り手とともに気品高く叙情あふれる手さばきを体験する場面も
  • イメージ イメージ

美術が凝縮されたホテルで心と体を解放する

富山の神通峡の静かな岸辺に佇む「リバーリトリート雅樂倶」は、日常から離れ心や体を癒す過ごし方を意味する“リトリート”を先駆けて提唱するホテル。美食と美術館を兼ね備えたホテルとしても注目を集めています。新館となる「リバーリトリート雅樂倶ANNEX」は建築家・内藤廣さんによる設計。リトリートホテルであることにこだわり、新しい工法や斬新な発想を巧みに取り入れた空間です。

館内に足を踏み入れると、高い天井のメインロビーには、窓越しに神通峡がパノラマで広がります。世界的に有名な作家のアートや現代アーティストたちによる作品が敷地内の随所に配置され、ホテル全体がまるで美術館。神通峡沿いにはアートウォークも併設され、独創的な作品たちが、ホテルに滞在する時間を鮮やかに彩ります。今回の旅では、さりげなく置かれた作品の解説までも聞くことができる、ホテルスタッフによる館内外のアートツアーへご案内します。

  • イメージ イメージ 現代作家によるオブジェを鑑賞できる神通峡沿いのアートウォーク 佐々木葉二『リヴァージュの庭』
  • イメージ 桑田卓郎『UNTITLED』
  • イメージ 清水九兵衛『出会い』
  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

世界的グルメガイドも評価するレストランでディナーを堪能

 “美食の宿”を体感する夕食は、ホテル内のレストラン「Trésonnier (トレゾニエ) 」へ。田中逸平シェフが手がける、春の富山の食材による創作フランス料理をお楽しみください。地元の気候や文化、先人たちの知恵から生まれた郷土料理の技法とフレンチの技法を織り交ぜた、富山を代表するフランス料理です。

「Trésor(宝物)」と「Saisonnier(季節)」を掛け合わせた「Trésonnier 」という名前には、季節の食材「季節の宝」を大切にしたい、という想いが込められています。地産地消を目指すシェフ自らが生産者を訪ね、生命力あふれる食材を選び、その時にしか味わえない一皿を生み出します。近くの里山にある自社農園では、無農薬・有機栽培で多種多様な野菜を育て、コース料理の一皿へ。調理の際に出る魚の内臓なども無駄にすることなく肥料として畑に撒き、食の循環をつくり出しています。

使用する器にもこだわりが。ものづくりの現場へ赴き、作家の想いを豊かな料理の創造へとつなげています。今回の旅では、ホタルイカ、白エビ、春野菜など、この季節に旬を迎える食材から豊かな富山の自然を感じていただくことができるでしょう。

  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ
  • イメージ イメージ

天然温泉に心も体も癒される寛ぎのラグジュアリーホテル

わずか23の客室はそれぞれに趣が異なり、1つとして同じ部屋はありません。優美な空間で、ゆったりと贅沢な時間をお過ごしいただけます。

こんこんと湧き出る天然温泉もこの名宿の魅力の1つ。大浴場には、モダンなインテリアを配した内湯と、目の前に広がる神通峡の景色と荒々しい赤石のしつらいが野趣満点の露天風呂。宿泊者専用スパには、広々としたジェットバス、炭酸が豊富に溶け込んだ冷水炭酸泉、サウナ、露天風呂などが備わっています。和精油の香りに包まれるスパトリートメントも人気です。

富山の自然と融合する「リバーリトリート雅樂倶」で幻想的な世界に浸り、心を解放する旅に出ませんか。

  • イメージ イメージ 本館プレミアスイートの客室。23室すべてデザインが異なる(左)ゆったりと寛ぎの時間を。客室ジェットバスの一例(右)
  • イメージ 天井が高く開放感のあるメインロビーは音響にもこだわりが。この場所が「おわら風の盆」特別公演の舞台となる
  • イメージ 神通峡の美景が広がる大浴場の露天風呂。なめらかな泉質が特徴
  • イメージ イメージ

仲春を祝う「おわら風の盆」
特別公演を楽しむ3つの旅

特別公演を楽しむ旅として、多彩な観光を盛り込んだ「殊の旅」2コースと「憧の旅」1コースの合計3コースをご用意しました。

  • イメージ イメージ

想いを叶える上質な「殊の旅」

1つ目は、2泊3日で越前から富山の3県をめぐる「殊の旅」。北陸新幹線延伸でアクセスが便利になった福井県芦原温泉を満喫します。お泊まりは「グランディア芳泉 別邸 個止吹気亭」。自家源泉の湯が注がれる露天風呂付きスイートに寛ぎ、福井屈指の旬の美食をお楽しみください。

  • イメージ イメージ 「グランディア芳泉 別邸 個止吹気亭」のロイヤルスイート
  • イメージ イメージ

「プレミアムクルーザー」でめぐる旅

2つ目は、プレミアムクルーザーで満喫する2泊3日の「殊の旅」。江戸時代に「越中ブリ街道」と呼ばれた「越中飛騨街道」を辿り、養蚕や和紙生産で栄え、富山藩財政の要であった越中八尾、北前船寄港地として賑わいを見せた岩瀬、白壁土蔵の町並みが残る城下町飛騨古川をめぐります。越中八尾では、9月に行われる「おわら風の盆」で知られる諏訪町本通りも訪れます。

  • イメージ イメージ 屋根瓦と格子戸の伝統的な家屋が並ぶ越中八尾の諏訪町本通り
  • イメージ イメージ

ときめきを楽しむ「憧の旅」

最後にご紹介するのは美食を存分に楽しむ2泊3日の「憧の旅」です。開園150周年を迎えた兼六園をはじめ、金沢観光を中心に北陸の美食を堪能します。石川県では北陸屈指の天ぷらの名店「天ぷら 小泉」へ。厳選した地産物や新鮮な旬の食材をカウンター席でご堪能ください。富山県では、高岡市の石畳の通りに佇む商家を改装し、美しく温かみのある日本料理を提供する「茶寮和香(にこか)」へ。

  • イメージ イメージ 新鮮な旬の素材を「天ぷら 小泉」で堪能
北陸を訪ねる旅の詳細を見る