[ 海外特集③ ]

世界遺産第1号の神秘の大地へ

イエローストーン国立公園の旅

企画=津田学洋 文=吉田千尋
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天を衝くように噴きあがる熱水。幻想的な彩りに染まる虹色の泉。ロッキー山脈のなかに突如現れる大地には、想像を絶する光景が広がります。気軽に行ける7日間の旅で、まだ見ぬ地球の躍動をまるごと体感してみませんか。

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日本航空を利用、近郊のホテルに3連泊
見どころをゆったりと、効率よく楽しむ

およそ64万年前の噴火でできたといわれる巨大なカルデラを中心に、3つの州にまたがって広がるイエローストーン国立公園。1978年に世界遺産の第1号として登録された12カ所のうちの1つであり、国が自然を守る取り組みの原点といえる、世界初の国立公園でもあります。そのため、手つかずの大自然でありながら、快適な観光ルートがきちんと整えられていることが大きな魅力です。

三越伊勢丹ニッコウトラベルがお届けするイエローストーン国立公園の旅では、迫力に満ちたこのエリアをたっぷりと堪能していただくためのこだわりを詰め込みました。ロングドライブが多くなりがちなグランドキャニオンやモニュメントバレーにはあえて立ち寄らず、イエローストーン国立公園の観光をメインとすることで、深く豊かに楽しめる7日間というコンパクトな日程に。宿泊は公園近郊の街のホテルに、しかも3連泊で、効率的な観光とともにゆとりある滞在も叶えています。

  • イメージ イメージ 全米最大級の熱水泉である「グランド・プリズマティック・スプリング」など、驚きの光景が広がる

さらに往復ともに日本航空を利用、往路は無理な乗り継ぎを避けてシアトルに1泊してから国立公園に向かう日程で、お体への負担が少ない移動も実現しました。

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整備された歩道で、驚きの非日常を満喫
旅の終盤は、映画『シェーン』の舞台にも

イエローストーン国立公園は、地下数キロの深さまでマグマ層が迫るといわれています。強烈な印象を残す風景の連続は、地球が活発に躍動していることの証です。園内では歩きやすいボードウォーク(木道)や展望台などが整備されているため、気軽なハイキング気分で安全に、大迫力の景色を体感することができます。

無数に伸びる大地の亀裂から水蒸気が立ち上ったり、見あげるような高さで熱湯が噴き出したりしているのは、一定周期で活動する間欠泉。園内にある噴出孔の数は、およそ1万ともいわれます。そのなかで最も良く知られるものの1つが、100年以上にわたって噴出が続いているという「オールド・フェイスフル・ガイザー」です。「フェイスフル」とは、「忠実な」という意味。呼び名のとおり、ほぼ1時間半おきに熱水が噴きあがる光景を、目の前でぜひご覧ください。地熱現象が最も活発といわれるエリア「ノリス・ガイザー・ベイスン」でも、あちこちから勢い良く噴き出す間欠泉や、不思議な色合いの温泉、立ち枯れた木々などの異世界を楽しむことができます。

  • イメージ イメージ 数十メートルの高さまで噴きあがる、迫力満点の間欠泉

全米最大の熱水泉とされる「グランド・プリズマティック・スプリング」も、公園の顔といえる見どころです。中心の深い青色から、緑、黄色、オレンジと変わる彩りのコントラストに、思わず目を奪われます。鮮やかな色が描き出されるのは、泉の外側に向かって温度が下がり、バクテリアの種類が異なっていくため。大自然が創造する芸術の幻想的な美しさに、圧倒されることでしょう。

  • イメージ 独特の色合いが美しい温泉「モーニング・グローリー・プール」
  • イメージ 永い年月の間に石灰が蓄積された「マンモス・ホット・スプリングス」

そのほか、長い年月をかけて階段のように形づくられた石灰棚、公園の名の由来となった黄色い絶壁が続くイエローストーン大峡谷など、見どころはまだまだあります。運が良ければ、バイソンやエルク(大鹿)をはじめとした野生動物との遭遇もあるかもしれません。

旅の終盤には、映画『シェーン』の舞台となったグランドティトン国立公園も訪問します。ラストシーンを思い浮かべながら佇めば、そこは西部劇の世界そのもの。地球の躍動を目の当たりにできるイエローストーン国立公園の余韻とともに、開拓時代を伝えるノスタルジックな光景に包まれるひと時をご堪能ください。

  • イメージ イメージ 約38キロにわたって続くイエローストーン大峡谷
  • イメージ 大自然のなかでのびやかに暮らす野生動物に出あえることも
  • イメージ グランドティトン国立公園では、素朴な教会と山々が迎えてくれる
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