モーゼル河 コッヘムを航行するセレナーデ号船旅に絶好の季節が、いよいよ到来。リバークルーズには見知らぬ風景との出あいや心躍る新たな体験が毎日待っています。せっかくなら、船旅の前後でさらに1歩足を延ばしてヨーロッパの魅力をプラスアルファで満喫できる贅沢な“寄り道”はいかがでしょう。今回は見どころ多彩な“寄り道”コースをご紹介します。あなたの旅の思い出を、もっと色鮮やかに。
春の穏やかな気候に誘われて、船上デッキに出てみれば、いつまでも眺めていたくなるような風景が河畔に広がっています。そんなリバークルーズの醍醐味に加え、人気の観光地めぐりや、この時期ならではの体験を“寄り道”でたっぷりと。船旅の前後に数日間の観光とホテル宿泊をプラスした寄り道コースが、来春はさらに充実。雲上の別世界、ひっそりと佇む森の古城、華やかな芸術の都、ヨーロッパが誇る美食の数々など。河沿いを離れてみると、そこにはリバークルーズとは違った魅力を持つ、もう1つの素敵な旅が待っています。1度の船旅の思い出を何倍にも増やせるような、欲張りな“寄り道”は、「ライン河・マイン河の船旅」、「オランダ・ベルギー運河の船旅」、「ライン河・モーゼル河の船旅」、それぞれにご用意。どのコースにも楽しさを詰め込みました。
また、これまでにセレナーデ号の船旅に乗船されたお客さまも、寄港地の新たな魅力をご満喫いただける「再発見コース」や、船旅をもっと楽しみたいというお声に応えた「乗船延長グランドクルーズ」も。あなたはどのセレナーデ時間をお選びになりますか。
				
				
			
				
				
			
				
				
			
				
				
			グリンデルワルトに3連泊し、ユングフラウ三山の1つ、アイガーの魅力をたっぷりご満喫いただくコースです。ホテル「サンスター」では、アイガー北壁を望む客室にご宿泊。時間帯によって変わりゆく山の表情をゆったりとお楽しみください。
翌日は、ロープウェー「アイガー・エクスプレス」と登山列車を乗り継ぎ、標高3,454メートル、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅であるユングフラウヨッホ駅へ。スフィンクス展望台では、想像を超えるような壮大な景色が広がっています。天に向かってそびえるユングフラウ三山、アルプス山脈最大の氷河であるアレッチ氷河。圧倒的な迫力をぜひ現地でご体感ください。
グリンデルワルト観光の最終日は、ロープウェーでフィルスト展望台を訪れます。高さが異なるテラスから、さまざまな角度でベルナーアルプスを見られるので絶好の撮影スポットです。ご希望のお客さまはバッハアルプ湖への初級ハイキングにもご案内。運が良ければ湖に映る山々の景色との遭遇も。スイスならではの大スケールの自然美をどうぞご堪能ください。
				
				「アイガー・エクスプレス」と登山列車でユングフラウヨッホ駅へ
			
				「サンスター」ではアイガー北壁を望む客室で
景色を独り占め
			
				崖の上にせり出したようなフィルスト展望台からの眺めは迫力満点
			
				
				
			
				
				
			マッターホルンは、イタリア語で「鹿の角」を意味する「チェルヴィーノ」と呼ばれ、麓の村に覆いかぶさるように力強くそびえます。山岳地域スイスからイタリア北部のアオスタ州を訪れ、雄大な山々の眺望をお楽しみいただきます。
モンブラン、マッターホルン、モンテローザといったアルプスの名峰に囲まれたアオスタ州。のどかさ漂うこの地は、観光客で賑わうスイスよりも訪れる人が少なく、ゆったりとお過ごしいただけるでしょう。その名のとおり、青い湖面の美しさが目を引くブルー湖では、湖面に映る“逆さマッターホルン”に出あえるかもしれません。標高2,550メートルを超えるプランメゾンでは、マッターホルン南壁を間近に望むことができ、迫力満点。スイス側から見る姿とは違った、山の新たな魅力を味わってください。ほかにも、モンブラン山群を望む空中散歩ロープウェーなど、アオスタ州の豊富な見どころへご案内します。
また、スイスでは登山列車でレマン湖畔のナルシスの花畑へ。雪のように白く可憐な花々が旅人を出迎えてくれます。
				“5月の雪”とも呼ばれるナルシスの花が一面に
			
				雄大な山々を見渡せる空中散歩ロープウェー
			
				
				ブルー湖にマッターホルンが映る瞬間に出あえたらラッキー!
			
				
				
			
				
				
			古くは羊毛の交易で栄えたコッツウォルズ。その名は「羊の丘」を意味し、今も牧草地で羊を放牧している様子が見られます。イギリスの原風景が広がる地で、穏やかな時の流れに身を任せる。そんな贅沢な寄り道はいかがでしょう。
まず向かうのが、バートン・オン・ザ・ウォーター。町の中央に小川が流れ、両岸の遊歩道ではジョギングや散歩など、人々が思い思いに過ごしています。
次に訪れるバイブリーは、ウィリアム・モリスが“イギリスで最も美しい村”と称したといわれています。はちみつ色の石造りの家並みに、春の花が彩りを添え、まるで絵本のなかを歩いているような気分に。また、スードリー城の庭園など、優雅なひと時をお楽しみいただける見どころへご案内します。ご宿泊は名門マナーハウス「エレンバラ・パーク」に連泊。落ち着いた静けさが、心まで癒してくれそうです。
ロンドンでは、ナショナル・ギャラリーやロンドン塔など人気の見どころへ。翌日、ユーロスターでブリュッセルへ行き、セレナーデ号の船旅がはじまります。
				
				バイブリーでは、ゆったりと時が流れていくよう
			
				イギリスらしい品格漂うマナーハウス「エレンバラ・パーク」
			
				約2万点のコレクションを有するナショナル・ギャラリーを見学
			
				
				
			
				
				
			平坦で低地の多いオランダは、古くから干拓事業により、国土をつくりだしてきました。このコースでは、北海とアイセル湖を横断する締切大堤防をドライブ。洪水や浸水といった“水との戦い”を象徴する場所で、オランダの歩みをご体感ください。
また、東インド会社の拠点があった港町ホールンでは、蒸気機関車に乗り、色とりどりのチューリップ畑など車窓からの風景を楽しむことができます。
そして、翌日に訪れるヒートホールンは、“オランダのベニス”とも呼ばれる水郷の村。小舟で運河を進みながら、昔ながらの家々や庭先のかわいらしい花を眺めて。のどかなひと時に心が満たされるでしょう。
ご宿泊は、オランダのリゾート地スへーフェニンゲンの宮殿風ホテル「クールハウス」です。ラグジュアリーな雰囲気たっぷりの空間で優雅な時をお過ごしください。
				
				眺めているだけで心なごむヒートホールンの風景
			
				全長約32キロの締切大堤防をドライブ
			
				豪華な宮殿風ホテル「クールハウス」。貴族のような気分を味わえそう
			
				
				
			
				
				
			彩りあふれる春のオランダを大満喫。「ホテルオークラアムステルダム」に3連泊し、観光を存分に楽しみます。春だけの必見の見どころは、花のパレード。その年のテーマに合わせたさまざまなデザインの山車を色彩豊かな花々が飾ります。次から次へと現れる山車は、どれも独創性にあふれ、鮮やかな色の組み合せも見応えたっぷり。来年はどんなテーマの山車が登場するか、どうぞお楽しみに。
				
				春の風物詩、花のパレードは彩り鮮やか!
			続いて訪れるライデンは、日本と縁の深いシーボルトゆかりの地。彼の収集したコレクションが展示される博物館やライデン大学植物園などを訪れます。
翌日は、ゴッホ美術館や下町の雰囲気を味わえるヨルダン地区へ。アムステルダムの公共交通機関でご利用いただける2日分のICカードをご用意しますので、トラムや地下鉄を使って、自由行動の移動もお手軽です。
				
				日本とオランダとのつながりを感じられるシーボルトハウス
			
				
				
			
				
				
			セレナーデ号の船旅を満喫した後、ユーロスターでブリュッセルからパリへ。街歩きにぴったりな季節の“花の都”を気ままに楽しみましょう。
ピカソやルノワールなど多くの芸術家が活動したモンマルトルは、今もアトリエが建ち並び、アーティスティックな雰囲気にあふれています。ギャラリーをのぞきながら、そぞろ歩きも一興です。ご昼食は、ルノワールの絵画にゆかりのある「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」でおいしいお料理と名画の世界の雰囲気を味わえます。
また、世界最大規模の印象派コレクションを所蔵するオルセー美術館では、モネやドガ、マネといった印象派を代表する画家の傑作をじっくりとご鑑賞ください。
エッフェル塔やシテ島など、定番の見どころもお楽しみいただけるほか、3連泊する「スクリーブ」はオペラ座のすぐ近くにあるため自由散策にも大変便利です。
				
				ルノワール作『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』
			
				
				パリ観光の人気スポットの1つ、モンマルトルの丘は多くの人で賑わう