[ 支店の旅で行く ]

「坂東玉三郎舞踊公演」を鑑賞する伊豆の旅と「えちごトキめきリゾート雪月花」で行く新潟の旅

企画=沼本雅彦/頂あかり 文=清野協子
  • イメージ イメージ “越後富士”とも呼ばれる妙高山を背景に走る「雪月花」
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秋の伊豆半島をめぐり 心揺さぶる特別な芸術の旅

この秋、熱海のMOA(エムオーエー)美術館で開催される「熱海座 人間国宝 坂東玉三郎舞踊公演」を鑑賞する特別な旅をご案内します。今まで東京発着で人気を博したコースが満を持して大阪発着で設定されました。

相模湾に面した温泉保養地、熱海の高台に立つMOA美術館には総檜造りの本格的な能楽堂があります。観客席はわずか510席。演者と客席が近く、玉三郎さんのその凛とした佇まいも、美しい所作も、華麗な裾捌きも間近にご覧いただけます。演目は①口上~衣裳解説 ②長唄「老松」 ③長唄「賎(しず)の小田巻」の予定です。今回はこの貴重なチケットを18名さま限定でご用意しました。ぜひこの機会にご体験ください。

  • イメージ 人間国宝でもあり、日本歌舞伎界を代表する名女形でもある坂東玉三郎さん
  • イメージ 檜皮葺の屋根に総檜造りの本格的な能舞台(MOA美術館)

さらに、東伊豆の観光もお楽しみいただきます。まずは江戸幕府直営の大砲の製造工場だった世界遺産の韮山(にらやま)反射炉へ。当時の姿を留める大変貴重な遺産です。その後、伊豆を代表する名瀑布・浄蓮の滝を訪れ、〝伊豆の瞳〟と呼ばれる一碧湖では、紅葉を眺めながら散策を楽しみます。熱海三大別荘の1つといわれる庭園が美しい「起雲閣」も見逃せません。旅の最後は全長約400メートルの大吊り橋「三島スカイウォーク」へご案内。空を歩いているような橋の上からは、条件が合えば富士山や駿河湾、伊豆の山並みなど360度のパノラマをご覧いただけます。

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ご宿泊は稲取岬の突端に立つ「食べるお宿 浜の湯」。旬の伊勢海老のお刺身、稲取海岸名物の金目鯛の煮付け、アワビの酒蒸し焼きなど海の幸づくしの料理をご堪能いただきます。晴れた日には展望露天風呂で、水平線から昇る朝日も見られます。

  • イメージ イメージ 稲取岬の突端というこれ以上ないほどの立地に位置する稲取温泉「食べるお宿 浜の湯」
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観光列車「雪月花」で訪ねる 庭園と仏像美の谷村美術館

鮮やかな銀朱色の車体が目を引く観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」。運行開始の2016年から大変人気のある2両編成の列車です。

新潟の上越妙高駅を出発して糸魚川駅まで約3時間の列車の旅。ご乗車いただく車両は国内最大級の大きな窓が特徴です。ゆっくりと席に腰をかけ、流れゆく妙高連峰や日本海の絶景を眺めましょう。お食事は、新潟を代表する老舗の料理長が地元の旬の食材を使い三段重に詰めた、彩り豊かなフレンチのコースをお楽しみください。時には車両前方の展望ハイデッキに移動して、気分や視点を変えていただくのも良いでしょう。

  • イメージ 大きな窓、明るく開放的な「雪月花」1号車車内
  • イメージ 前菜、メイン、サンドイッチと三段重に詰められたフレンチのお弁当

糸魚川到着後にご案内する「谷村美術館」は、彫刻家・澤田政廣(せいこう)のわずか10体の仏像を展示するためにつくられました。遺跡を思わせる灰色の外観、ゆるやかにカーブする館内に、次々に現れる半円形の石窟のような部屋に一体ずつ展示された仏像。作品と建物が一体化した幻想的な展示空間を、ガイドがご案内します。

美術館に隣接した広大な日本庭園「玉翠園」は、窓枠を額縁に見立て一幅の絵画のように見せる庭園です。もう1つの「翡翠園」は、翡翠の産地・糸魚川から産出した、多くの巨石に囲まれた日本庭園です。2つとも島根県の「足立美術館」の枯山水庭を作庭した中根金作によるものです。

翌日は長野へ向かい、北アルプスを望む田園風景のなかに立つ「安曇野ちひろ美術館」へ。館内は、絵本作家いわさきちひろの原画、世界中の絵本作家の作品が展示され、広場には『窓ぎわのトットちゃん』に登場する電車の教室が設置されています。

大自然とアートを満喫する大人の旅へ、ぜひお出かけください。