文筆家で登山家の深田久弥が選んだ「日本百名山」に名を連ね、日本三霊山の1つといわれる立山。雲上の大パノラマが眼前に広がる「ホテル立山」に2連泊し、夏のベストシーズンに立山登山に挑戦する旅に出かけませんか。3,000m級の山への挑戦は、「憧の旅」のツアーだからこそ味わうことができる充足感に満ちた旅です。
「ホテル立山」は立山黒部アルペンルートの観光拠点であり、標高約2,450mの室堂(むろどう)に佇む日本最高所のリゾートホテルです。そのキャッチフレーズは“星にいちばん近いリゾート”。今回の旅では、「ホテル立山」に2連泊することで、満天の星や澄みわたる青空に出あえる確率がぐっと上がります。雲海に沈む夕日や神秘的なご来光も目に焼き付けたい風景です。
室堂平からは、立山三山(雄山、大汝山、富士ノ折立)をはじめ剣岳など3,000m級の山々を望むことができます。また、静かな湖面に山々が映り込むみくりが池など、周辺には散策スポットも豊富。日常から解き放たれ、“雲上のホテル”でしか味わうことができない時間をお過ごしください。
室堂滞在中には、山歩きのAプラン(中級)とBプラン(初級)の2つのコースをご用意しました。Aプランでは、2名の登山ガイドとともに、立山で最も人気のある雄山(標高約3,000m)を日帰りで登山します。2連泊によってゆとりのある登山計画となっています。標高の高い場所に宿泊するので、翌日の登山へ向けて体が順応。登山靴、紫外線が強いので肌の露出を少なくした服装、帽子、リュックサックに防寒着などを準備し、いざ憧れの立山登山へ。
2日目の朝8時頃にホテルを出発。スタート地点から雄山の山頂を確認できるので、気持ちも高揚してきます。室堂からは歩きやすい石畳の遊歩道を進みます。高山植物を愛で、風景を楽しんでいると立山室堂山荘へ到着。この先はしばらくなだらかな道が続き、徐々に傾斜が上がっていきます。祓堂と呼ばれる小さな祠が現れ、ここから登山道は階段のように段差がある道に。登り切ると休憩ポイントとなる一ノ越(いちのこし)です。先導する登山ガイドがゆっくりとしたペースを守り、ここまではおよそ1時間半の道のり。目の前に広がる雄大な北アルプスの眺望に息を呑みます。山頂まで行かずゆっくりしたいという方はここでのんびり滞在していただくことも可能です。
この先は、勾配が上がり、ゴロゴロとした岩場の登りに。浮石に気をつけながら、赤い印に沿って登って行きましょう。自身を鼓舞しながら1歩ずつ足を運ぶと、頂上が目前に近づいてきます。山頂に鎮座する雄山神社の峰本社で参拝とご祈祷をし、厳かな体験を。一ノ越から頂上まではおよそ1時間半。ここまでの疲れも吹き飛ぶような絶景を、ツアー参加者とともに心ゆくまで堪能します。360度広がる山々の眺望は、まさに頑張った自分へのご褒美。天気が良ければ持参するお弁当を味わいます。登った人にしか味わえない達成感を満喫し、ゆっくりと下山しましょう。
Bプランでは、ラムサール条約の登録地となっている弥陀ヶ原へ。高山植物や池塘(ちとう)と呼ばれる小さな池や水たまりを楽しみながら、木道が敷かれた広大な湿原をガイドとのんびり散策します。